2024年6月20日木曜日

米欧当局がエアバス、ボーイングで使用の中国製チタン材料の安全性に疑問。証明書類が虚偽の作成だった。問題の供給元はAVIC傘下で大型訴訟に発展する可能性がある。

 







中国国営企業がボーイング、エアバスに供給したチタン材料に虚偽の書類作成の疑惑


航空宇宙・防衛大手AVICの一部門が、大手航空機メーカーが購入した部品中のチタンを、偽の調達書類で供給していたことが判明した



ォーブスがこのたび入手した文書によると、米国と欧州の規制当局が調査中のボーイングとエアバスの民生ジェット機に使われているチタンは、中国最大の国有航空宇宙コングロマリットの一部門から供給されていた。


疑わしい金属の販売業者チタニウム・インターナショナル・グループ(TIG)のメモには、イタリア企業が中国航空工業集団公司(AVIC)の子会社AVIC陝西宏源航空鍛造有限公司(HYFC)から購入したと書かれている。また、イタリアの航空宇宙・防衛企業レオナルドからのサプライヤー向け書簡によると、TIGはイタリア当局に対し、2016年時点ではHYFCから調達したチタンの出所を確認できていないと述べたという。

 製造業者と欧州連合航空安全局はフォーブスに対し、疑わしい金属で作られた部品のテストから、今のところ安全上のリスクはないと考えていると述べた。しかし、ボーイングは、この金属に付随する虚偽の調達書類により、現在仕上げ中の航空機で問題の部品を交換することになった。また、安全性を証明することが難しいため、当局は就航中の航空機の部品の交換を義務付けるかもしれない。航空宇宙規制当局は、部品や材料が安全性や耐久性の仕様を満たしていることを確認するため、メーカーに詳細な書類記録を残すよう求めている。

 TIGからのメモによると、HYFCはイタリアの会社に供給したチタンが、中国のBaoJi Titanium Industry社により航空宇宙規格に沿って製造されたことを証明する書類を提出していた。しかし、TIGによれば、BaoJiは昨年末、同社がチタンの供給元であることを否定した。HYFCとTIGはフォーブス誌の取材に回答していない。

 ニューヨーク・タイムズは6月14日に、ボーイングが米連邦航空局に対し、ボーイングとエアバスの機体部品を製造しているスピリット・エアロシステムズから、疑わしい中国製チタンを使用した部品を調達していたことを明らかにしたと報じた。ボーイングとスピリットは今年、1月にボーイング737マックスのスピリット製パネルが飛行中に吹き飛ぶという衝撃的な事故を起こし、製造品質の改善を迫られている。

 スピリットは、中国から供給されたチタンを使ってトルコ航空宇宙産業製の部品を調達していたと、この問題に詳しい関係者はフォーブス誌に語った。

 ニューヨーク・タイムズは、この部品を搭載したボーイング製品には787ドリームライナーと737マックスが含まれていると報じた。ボーイングは、影響を受けた航空機のモデルについて、問題の「範囲を決定中」であると、広報担当ジェシカル・コワルはフォーブス誌に語った。しかし彼女は、「限られたサプライヤー」の「ごく少数の部品」が関係していると述べた。

 「現在までに実施されたテストでは、正しいチタン合金が使用されていることが確認されています」。

 疑わしいチタンはエアバスA220の部品に使用されているが、エアバスは "耐空性は問題ない "と述べた。

 EASAとFAAはForbesに対し、調査を継続していると述べた。■


A Chinese State Company Supplied Suspect Titanium Used In Boeing, Airbus Planes

ByJeremy BogaiskyForbes Staff

        Jun 18, 2024,07:10am EDT

        Updated Jun 18, 2024, 02:02pm EDT


https://www.forbes.com/aerospace-defense/?sh=9688f72d3f67




2024年6月19日水曜日

ボーイングのカルフーンCEOが上院公聴会で厳しい質問に直面:ボーイング衰退の責任を問われる

 The Boeing Logo At Its Corporate Campus In El Segundo.

Photo: Tada Images | Shutterstock

 

Hollister, California, USA - September 22, 2022. Boeing CEO Dave Calhoun at an event at a California airport on in 2022. Calhoun will be stepping down as CEO at the end of 2024.

Photo:  Elkins Eye Visuals | Shutterstock


ボーイングCEO、上院公聴会で737MAX墜落事故遺族の怒りを買う


カルフーンCEOが上院公聴会で激しい質問にさらされた


 

概要

  • ボーイングのカルフーンCEOは、上院公聴会で安全記録をめぐる厳しい質問にさらされた

  • 遺族は説明責任を求め、憤りをあらわにした

  • 議員はカルフーンの下で同社が衰退したと強調


ーイングのCEOデビッド・カルフーンは、6月18日の上院公聴会で、同社業績に関する質問と、数年前の737 MAX墜落事故の犠牲者の遺族や友人の怒りに満ちたコメントに直面し、厳しい一日を過ごした。

 厳しい質問には、彼のリーダーシップの下でのボーイングの安全記録と彼の年間報酬があった。カルフーンは同社が内部告発者に報復したことも認めた。


事故遺族の怒り

 公聴会が始まる前から、カルフーンは、数年前のライオン・エアとエチオピアエアラインズの墜落事故で亡くなった乗客の家族や友人たちの怒りにさらされた。カルフーンが部屋に入ると、"よく毎晩眠れるな "とか "愛する人を殺された"といった発言が飛び交った。これがカルフーンが上院常設調査小委員会で突きつけられた内容の基調となった。

 冒頭で、事故犠牲者の家族に向かい、こう言った、

「ボーイングの全員を代表し、個人的に謝罪したい。皆様のご不幸を深くお詫び申し上げます。当社の飛行機に搭乗する人々の安全ほど重要なものはありません。当社は安全性と品質への揺るぎないコミットメントを通じて、亡くなられた方々の追悼に努めています」。

 しかし、愛する人を失い、ボーイングのトップに説明責任を求めた向きにとって、これは冷ややかな慰めにすぎなかった。謝罪の言葉にもかかわらず、彼らはボーイングが社内の安全文化に取り組むため十分な努力をしたとは思っておらず、ある出席者は "あなたは刑務所に入るべきだ "とコメントした。


厳しい質問が飛び交う

 火曜日に行われたボーイングの上院公聴会では、民主共和両党の上院議員が、同社と衰退しつつある同社の安全文化への批判を一堂に集めることに成功した。リチャード・ブルメンソール上院議員はこう述べた、

「カルフーンさん、あなたはこの会社を立て直すために連れてこられたのです。しかし、ボーイングの安全文化が損なわれた原因を問う代わりに、あなたとあなたの同僚である最高経営責任者たちは、責任を回避し、見て見ぬふりをし、代わりに株主のご機嫌をとってきたのです」。


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内部告発者は品質保証チームに所属している。


 カルフーンはまた、質問の多くに答えるのに苦労した。たとえば、2件のMAX墜落事故後のボーイングからの和解金総額のうち、保険でカバーされた金額はいくらだったのかという質問には、「正確な数字」を答えられなかった。

 「内部告発者への報復」を理由に解雇されたボーイング社員の数について質問されると、カルフーンは「舌の根も乾かぬうちに」と答えた。 彼は、同社が実際に内部告発者に報復したことがあることも認めた。

 ジョシュ・ホーリー上院議員は、カルフーンは経営陣とともに会社の問題であるとまで断言し、従業員に責任を押し付けていると非難した。 同議員はこう言った、

「従業員に問題があるとは思わない。問題はあなたにある。あなた方だ。経営陣だ。あなたがこの会社にしてきたことだ。そこに問題がある」。

 自分の報酬について質問され、カルフーンが"大きな数字だ"と答えると、事態は不快な方向へ進んだ。ホーリーは、カルフーンの給与は前年比45%増の3,280万ドルだと明らかにし、何のために給与をもらっているのかと尋ねた。そして、"この取引から良い結果を得た人がいるとすれば、それはあなただ "と続けた。


ボーイングを救うのは誰か?

 ブルーメンソールは、ボーイングの経営陣の入れ替えは椅子取りゲームのようなもので、同じ人間が社内で別の役割に移されているとコメントした。

 ボーイングは、カルフーンが今年後半に退任した後の後任候補探しに躍起になっている。しかし、今のところ何も具体化していない。最近、GEエアロスペースのラリー・カルプCEOもボーイングのトップへの就任を拒否し、同社は現在の危機を脱するリーダー探しを続けている。■


Despite Apology Boeing CEO Met With Outrage From 737 MAX Crash Victim Families At Senate Hearing

BY

GAURAV JOSHI


2024年6月18日火曜日

好調なエンブラエル。受注残は過去最大の211億ドルに膨れ上がり、同社はエアバス、ボーイングに次ぐ世界第三位の民生機メーカーになった。

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エンブラエルの受注残が過去最高の211億ドルに


2024年はエンブラエルにとって良い年になりそうだ。受注残が増える一方で、納入機数も過去最多となった



  • エンブラエルの受注残は、アメリカンエアラインズの大量発注により211億ドルにふくれあがった

  • 2024年第1四半期の納入実績はEジェット機やプライベート機を含む合計25機の対前年比67%増

  • 同社の時価総額は上昇しており、2026年から利用可能となる生産枠で競争力を高める


ブラジルを拠点とする航空機メーカー、エンブラエルは航空機に対する旺盛な需要で株価が上昇している。今年、アメリカンエアラインズはエアバスA321neoを85機、ボーイング737 MAX 10を85機、エンブラエルE175を90機(オプションで合計133機)の発注を決定した。受注だけでなく、納入も増加している。エンブラエルE2の納入数は2023年には2倍以上に増加した。


受注残が増加

エンブラエルは最近、受注が急増しており、受注残は7年ぶりの高水準となる211億ドルに達している。リージョナル機の受注残に加え、プライベートジェットの受注残も伸びている。


エンブラエルによると、昨年四半期比で13%の増加だ。増加の大部分は、アメリカンエアラインズがエンブラエルE175ジェット機を最大133機発注したことだ。3月4日、アメリカンは90機のE175を発注し、さらに43機をオプションとした。エンブラエルE2の受注残は194機(E19-E2 179機、E190-E2 15機)。


ブラジルの航空会社アズール航空が、E195-E2の受注残の30%、51機を占めている。ポーター航空(カナダの航空会社)もさらに43機を予定している。リパブリック航空、スカイウエスト航空、ホライズン航空もE195-E2を発注している。アゾラはE190-E2の大半(12機)を発注している。


エンブラエルは2024年第1四半期に、2023年第1四半期比で約67%多い航空機を納入した。納入機数は25機で、うち18機がエグゼクティブ向け、7機が旅客向けEジェット機であった。Eジェット7機の内訳は、E195-E2が4機、E175が3機であった。


時価総額の回復

エンブラエルの生産枠は2026年から利用できる。エンブラエルのリージョナル航空機がボーイングやエアバスの小型機と競合できるため、エンブラエルの競争力をいくらか高めることにもつながる。ボーイングとエアバスは10年後分まで完売している。ある時点で、合理的な時間枠で航空機を受け取ることがより魅力的になる。


エンブラエルはボーイング、エアバスに次ぐ第3位の航空機メーカーで、リージョナル航空機やビジネス航空機を製造している。CompanyiesMarketCapによると、エンブラエルの時価総額は今年約70%増加し、約35億ドルから50億ドル以上に上昇した。これは、時価総額が10億ドルを下回った2020年の最安値からの力強い回復である。とはいえ、時価総額が90億ドル近くまで上昇した2007年の最高値からは大幅に下回っている。エンブラエルの株式はサンパウロ証券取引所で取引されている。


エンブラエルは、A-29スーパートゥカーノやC-390ミレニアムなどの航空機を供給する防衛請負業者でもある。ハンガリー空軍の最初のC-390ミレニアムは最近初飛行を終え、エンブラエルは他の防衛契約にも取り組んでいる。同社の防衛・安全保障関連の受注残は、2024年第1四半期に24億ドルに達している。■


Embraer Reaches Record $21.1 Billion Order Backlog

BY

AARON SPRAY



 

2024年6月17日月曜日

ブーム・スーパーソニックがノースカロライナでオーバーチュア・スーパーファクトリーを公開。日本航空も発注の民生超音速旅客機生産の準備が同地で行われる

 


The Boom Supersonic Overture factory ribbon cutting

Photo: Jonathan E. Hendry




「航空発祥の地」で米国初の超音速旅客機が製造され、地域に数千名分の雇用をもたらす


  • Boom Supersonicがノースカロライナ州にOverture Superfactoryを開設し、雇用を創出するとともに超音速航空機の新時代を切り開く

  • 歴史的意義、人材プール、経済成長の可能性からノースカロライナがそのオーバーチュアに選ばれた

  • オーバーチュア・スーパーファクトリーは、年間33機を生産し、組立ラインを増やす可能性もある


音速の次世代旅客機を開発中のブーム・スーパーソニックは、ノースカロライナ州にオーバーチュア・スーパーファクトリーを本日正式に開所した。同施設は、地元に数千名相当の雇用を創出し、コンコルド以来の旅客用超音速航空機を生産する。

 オーバーチュア・スーパーファクトリーは、ノースカロライナ州グリーンズボロのピードモント・トライアド国際空港(GSO)内にある。

A Boom Overture flying above the clouds.


  ブームの超音速旅客機オーバーチュアは、最大100%の持続可能な航空燃料(SAF)で現在の民間機の2倍の速度で飛行する。

 新しく完成した施設のお披露目は、オーバーチュアの超音速実証機であるブームのXB-1の初飛行に続くものだ。同機は、米連邦航空局(FAA)からマッハ1を超える特別飛行許可を受けた初の民間機で、現在は亜音速での試験飛行を行っている。

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 工場は予定より早く、安全上の事故もなく建設された。180,000平方フィートの施設には、10,000立方ヤードのコンクリート、1,700トンの構造用鋼鉄、120マイルの電線、4.5エーカーの金属壁パネルが含まれる。本日のテープカットセレモニーで、ブーム・スーパーソニックの創設者兼CEOであるブレイク・ショルは、この場所が歴史的見地からいかに重要であるかを指摘し、このイベントが超音速航空旅行の将来にとっていかに重要であるかを強調した:

 「私たちは、ライト兄弟が見つけたものをここで見つけました超音速飛行の未来に興奮し、その未来を共に創るために手を取り合う準備ができている情熱的なコミュニティです」。

 「当社がここグリーンズボロで建設しているものは、トライアドの外でも重要な意味を持つ。全国的に、いや、世界的に影響を与えるだろう」。


 グリーンズボロでの作業は、製造工程の開発、組立ラインの流れの最適化、オーバーチュア生産に向けたスタッフの準備に使用される先進的なテストセルユニットから始まる。オーバーチュアの初号機は2030年までに納入の予定だ。


ノースカロライナ州の航空ブーム

「航空発祥の地」として知られるノースカロライナ州は、120年以上前にライト兄弟が最初のテスト飛行に選んだ場所である。それ以来、アメリカンエアラインズのような航空会社がシャーロットにハブを設置し、国際航空会社がローリー・ダーラム国際空港(RDU)に集まるなど、同州は航空面で大きく成長した。

 組み立てラインは、地元経済に大きな影響を与えると予想されている。ノースカロライナのエコノミストは、ブームの製造プログラムが本格稼働することにより20年間で少なくとも323億ドルの経済成長が見込まれ、スーパーファクトリーが直接雇用を2,400人以上生むと見積もっている。

 同施設では、オーバーチュアを年間33機生産でき、同じ敷地内で2つ目(そして3つ目の可能性もある)の組立ラインを開発する計画がある。オーバーチュア・スーパーファクトリー・キャンパスには、ユナイテッドエアラインズ、アメリカンエアラインズ、日本航空含む航空会社の顧客が超音速機を引き取るデリバリー・センターも設置される。

 同地が選ばれたのには、準備の整ったスペースや地元の人材プールなど多くの理由がある。ノースカロライナ州は、デューク大学やノースカロライナ大学をはじめとする研究機関で知られ、イノベーションに情熱を燃やす高度な人材を輩出している。ロイ・クーパー・ノースカロライナ州知事は、このイベントで関係者やジャーナリスト(Simple Flyingを含む)を前に、この施設の完成の早さを強調した:

 「2年半前、私たちはこの素晴らしいプロジェクトを発表するためこの空港に来ました。1年半前、私たちはこのプロジェクトに着工し、そして今日、テープカットを行いました。プロジェクトの進行について語るなら、超音速と言えるでしょう」。

 BRPHによって設計され、BE&K Building Groupによって建設されたオーバーチュア・スーパーファクトリーは、LEED認定を受け、同等の製造施設と比較して少なくとも40%以上のエネルギー効率向上が見込まれている。■


https://simpleflying.com/boom-supersonic-factory-opens-in-nc/


2024年6月14日金曜日

787で新たに見つかった不具合で引き渡し前機体のファスナーを検査に入ったボーイング 作業員の虚偽記録がきっかけ(FlightGlobalより)

 




ボーイングは、787の生産で新たな問題が発覚したことを確認した。今回発覚した問題は、構造用ファスナーの締め付けが不適切であったことである。


この問題は6月13日にロイター通信が報じており、ボーイングは未納の787型機の点検を開始したが、納入を一時停止することはないと、6月14日に発表した。


ボーイングは、「787ドリームライナー未納機の一部で、当社の技術仕様に適合しているか確認するため、胴体側面のファスナーを点検している。就航中の航空機は安全に運航を続けることができる」と発表した。


ボーイングは数年前から、サウスカロライナ州ノースチャールストンにある787組立工場での生産関連問題の解決に取り組んできた。


この問題は、ボーイング作業員が、接着や接地に関する787の検査を実施していないのに、完了したかのように記録していたとして、米連邦航空局が調査に乗り出したという先週のニュースに続くものだ。


ボーイングは今回の問題について、「当社の品質管理システムの一環として、機体側面のロンジョロンとストラップに共通するファスナーの締め付けが不適切であることが判明した」と述べている。


しかし、ロンジョロンは胴体の長さ方向に伸びる構造要素である。ボーイングは以前、胴体の胴体部分を互いに固定するために「ストラップ」を使用していると発表しているが、今回のトルク不足の問題がこれらのストラップに関連したものであるかどうかは不明である。


同社は現在、「在庫の全航空機について手直しが必要かどうか」を判断するため見直しを行っている。


また、「引き渡しへの影響は限定的か、まったくないかもしれない。新型787の納入は一時停止されていない」と述べている。


ロイター通信によると、1機あたり900個のファスナーの締め付けに誤りがあった。


FAAはFlightGlobalからのコメント要請に応じず、ロイターに対し、調査中であると述べた。■


New 787 production hitch prompts Boeing to inspect fasteners on undelivered 787s

By Jon Hemmerdinger15 June 2024


https://www.flightglobal.com/airframers/new-787-production-hitch-prompts-boeing-to-inspect-fasteners-on-undelivered-787s/158774.article


2024年6月9日日曜日

Z世代とミレニアル世代は従来の航空会社ロイヤリティ・プログラムへの関心が低いと判明、イノベーションが必要だ

 




Z世代は自分の旅行の好みや予約パターンに合わせた特典を好む傾向


  • 従来のロイヤリティ・プログラムが、旅行スタイルに合わせた柔軟性と特典を優先するZ世代とミレニアル世代に苦戦している

  • 航空会社は、デジタル・ネイティブの価値主導型の宿泊施設の嗜好にアピールするため、提携カードや他社とのパートナーシップで革新を図っている

  • データ収集の透明性を高めることは、航空会社が若い乗客との信頼を築き、プライバシーの懸念に対処する上で極めて重要だ


OAGの最新レポートによると、Z世代で61%)とミレニアル世代の49%の旅行者がロイヤルティプログラムに参加しない主な理由として、一社の航空会社やブランドで一貫した旅行ができないことがあり、次いで特典利用に時間がかかることが判明した。さらに、Z世代の8%は、旅行の好みや予約パターンに合わせた特典を好む。

 また、Z世代とミレニアル世代の8%は、自分のデータに航空会社がアクセスすることに反対しており、ベビーブーマー世代が10%だったのに対し、X世代はわずか5%だった。


航空会社はブランド・ロイヤルティ問題にどのように対処できるのだろうか?


私たちはすでに、航空会社が自社便の利用実績だけに基づいて顧客に報酬を与える方法を徐々に放棄していくのを見てきた。最もポピュラーな方法は、マイルを獲得できる提携カードを発行することである。これは、Z世代とミレニアル世代の主な課題であるブランド・ロイヤルティに航空会社が対応するのに役立つだろう。例えば、行きはサウスウエスト航空、帰りはデルタ航空を利用したい人は、スカイマイル口座でマイルを貯めることができる。


航空会社はデジタルネイティブの旅行習慣にどのように適応すべきか?


デジタルネイティブは航空会社だけでなく、ホテルに対しても忠誠心が少ない。ほとんどの人は通常、自分の条件を満たす最安値の宿泊施設を探す。マリオットや他のチェーンで予約するのではないく、Trip.comや他の安い第三者のウェブサイトを探す人もいる。

 航空会社は、こうした方法で予約した旅行者にポイント/マイルを提供することで、これを利用することができる。例えば、エールフランスとフライング・ブルーは、Booking.comで1ドル支払うごとにフライング・ブルーのアカウントに2マイルが貯まるキャンペーンを実施している。

 同サイトの説明によると、顧客はロイヤリティ特典、具体的には利用額1ユーロにつき2フライング・ブルー・マイルを獲得でき、特定の宿泊施設で最低15%の割引を受けることができる。

 これらの特典を利用するには、Booking.comのフライング・ブルー会員専用ポータルからの予約が必要だ。予約の最終段階で、支払い方法を選択した直後にフライング・ブルー会員番号を入力する必要がある。獲得されたマイルは、滞在完了後に自動的に加算されます。


航空会社はデータ収集方法をもっと透明性をもって伝えるべき


前述したように、ミレニアル世代、特にインターネット以前を知らないZ世代は、企業が顧客データの使用方法を明確に伝えることを期待している。Z世代は日常的にインターネットを利用しており、オンライン上のプライバシーを強く意識している。安全や出入国管理上の理由から関係当局に送信しなければならないデータもあるが、航空会社はその理由を説明すべきだろう。

 航空会社の新しい取り組みは、間違いなく創造的だ。

 例えば、ピーター・ブッティギーグ米運輸長官が昨年3月、国土安全保障省(DOT)が国内の大手航空会社10社を利用する乗客の個人データの安全性を見直すと発表した。この見直しは、航空会社が乗客の情報をどのように収集し、扱い、維持し、利用しているかを評価するものだ。

 読者にとって重要なことのひとつは、EUの航空会社ではすでに、顧客データ保護に関するGDPR法によって、データがどのように処理されているかの説明義務が生まれている。


今後の展望


OAG報告書によると、従来のロイヤリティ・プログラムは若い旅行者の間で魅力を失い、エアライン一社に固執するよりも、旅行の習慣に合わせた柔軟性と特典を優先している。Z世代とミレニアル世代は、一貫性のない旅行パターンと長い特典交換時間を抑止力として挙げている。

 これに対して航空会社は、マイルを貯めるための提携カードを提供したり、デジタルネイティブの価値重視の宿泊嗜好にアピールするためにサードパーティプラットフォームと提携するなど革新的な取り組みを行っている。さらに、EUのGDPRのような規制によって強化されたデータ使用に関する透明性のあるコミュニケーションは、プライバシーの懸念に対処し、若い層との信頼を築くため不可欠といえよう。■


Innovation Needed: Gen Z & Millenials Are Less Interested In Traditional Airline Loyalty Programs

BY

BENJAMIN COOPER




2024年6月8日土曜日

愛犬と同乗可能な米チャーター航空会社バーク・エアが初フライト後に当局から訴えられた

 



同社のガルフストリーム機がチャーター便で9人以上の乗客を輸送していたとされる。

  • バーク・エアBark Air は、ガルフストリーム機による空港規制違反でニューヨークで訴訟を起こされた

  • 同社は東部ウェストチェスター郡とロサンゼルスを結んでおり、12匹以上の犬を乗せた航空機でロンドン進出を計画している。

  • Barkは主に高品質のドッグフードと犬用おやつを扱う会社で、2024年4月に航空業界に進出した。

CBSニュースによると、ニューヨーク当局がバーク・エア社に対し、同社のガルフストリーム機がウエストチェスター郡の空港使用規則に違反したとして法的措置を取ったことが明らかになった。

何があったのか?

訴訟の概要は、チャーター便で9人以上の乗客を輸送する航空機は、商業用ターミナルの運営プロトコルに従わなければならないというもの。これに対してバーク・エアー社は、同社の航空機は人間の同伴者とともに15匹の犬を収容できる設計と述べた。それでも、1回のフライトで販売されるチケットはせいぜい10枚である。

バークエアの広報担当者はCBSニュースに対し、この特定の問題についてはコメントしないが、この訴訟が同社の業務に影響を与えるとは考えていないと顧客を安心させた。愛犬と飼い主を専用機で輸送することに特化した新興プライベート・ジェット・チャーター・ブローカーとしてバーク・エアは、数週間前に初フライトを祝ったばかりだ。ニューヨーク近郊のウェストチェスター郡とロサンゼルスを結び、まもなくイギリスのロンドンへの国際便を就航させる予定だ。

写真 バークエア

フライトに使用する機材はガルフストリームG5で、通常12人から15人が搭乗できる設計だ。本誌はバークエアに問い合わせたが、回答は得られていない。

プライベートターミナル・FBOとは?

Fixed Base Operator」(FBO)という用語は、空港内にある民間航空およびビジネス航空のみを対象とする指定されたエリアと施設を指す。FBOは、旅客設備、航空機の給油、整備、駐車、タイダウン、航空機の格納庫スペースなど、各種サービスの提供を空港から許可された営利団体として機能する。俗にプライベート・ターミナルと呼ばれ、VIPチャーター便がよく利用する。

小規模な公営空港では、給油サービスや基本的なFBO施設を提供している場合もあるが、大規模な空港のFBOのほとんどは、民間企業が運営している。FBOは、標準的な空港ターミナルと提供する機能は同様だが、パーソナライズされたサービス体験を乗客へ提供することで差別化を図っている。

バークエアとは?

バークのCEOマット・ミーカーMatt Meekerは、同社フライトのローンチイベントで、起業の理由についてこうFoxに語っていた:

「私は愛犬と一緒の長距離移動ができなかった経験があり、犬向けの航空会社があってよいと思ったのです」。

「当社は、犬の不安やストレスを軽減し、飛行機で最も快適で、恐怖のない体験をさせるために、すべてを犬の基準に合わせます」。■

US Dog Charter Airline Bark Air Faces Lawsuit Following 1st Flight

BY

BENJAMIN COOPER




2024年6月2日日曜日

乱気流にいきなり突入したSQ321便で発生した事象について予備調査から浮き上がった事実(T4と共通記事)

 


New York Times



シンガポール航空機を襲った乱気流: SQ321便に何が起こったのか?


乱気流の中でSQ321便に何が起こったのか、新たな詳細情報が明らかになった。この事故では乗客1名が死亡、数十名が負傷している。


5月20日、シンガポール航空SQ321便は現地時間午後10時15分、乗客211人と乗員18人を乗せてロンドンのヒースロー空港を離陸した。

 同便はミャンマー南部のイラワジ流域に到達するまで事故はなかったが、午後3時49分21秒(シンガポール時間)、高度37,000フィートで飛行中、機体が振動し始めた。おそらく対流活動(雷雨に伴う上昇気流と下降気流)に入った後と思われる。

 同時に、機体は急上昇を始めた。

 これに対し、オートパイロットは機体を下降させ、高度37,000フィートに戻した。

 午後3時49分32秒、パイロットの一人がシートベルト着用サインが点灯した。

 それから10秒も経たないうちに機体は急激な高度低下に見舞われ、ベルトをしていなかった乗客と乗員が空中に放り出された。

 調査によると、4秒以内に飛行機の垂直加速度は1.5Gに戻り、座席から投げ出された乗客は落下し、乗客・乗員に負傷が発生した。

この間21秒間、パイロットは機体を安定させるため手動操縦を行った。午後3時50分5秒に自動操縦を再開した。

 午後3時50分23秒に本来の巡航高度である37,000フィートに達するまで、飛行機は緩やかではあったが変動を続けた。

 客室乗務員から乗客の負傷について報告を受けたパイロットは、バンコクにあるスワンナプーム空港にダイバートした。その途中、パイロットからは到着時に医療サービスを要請した。

 乱気流発生から約17分後の午後4時45分12秒、同機はスワンナプーム空港に着陸した。

 シンガポール運輸安全調査局が発表した予備調査結果では、ボーイング777-300型機に影響を与えた乱気流の3分間のに何が起こったのかを説明する技術的な詳細が明らかになった。

 このデータは、航空機のトランスポンダーからの情報を受信する受信機、衛星、レーダーのグローバルネットワークから得られた。

 このデータによると、航空機は午後3時49分から午後3時51分までの62秒間に2回、急上昇と急降下を繰り返している。

 フライトの高度は1分足らずの間に362フィート以上変化した。

 Gフォースの急激な変化により、シートベルトをしていなかった乗客は座席から浮き上がった。Gフォースとは、地球上の通常の重力(1G)と比較して、何かがどれだけ速くなったり遅くなったりするかを測定するものである。

 4.6秒間の出来事では、こうしたG力の急激な変化により、飛行機は高度を178フィート(37,362フィートから37,184フィート)下げた。

 これは、わずかな高度変化ではなく、乱気流が上昇と下降の間に急激な移行を引き起こし、機内に乱れを生じさせたことを示している。

 機体の垂直速度は毎分1,664フィート(fpm)まで急上昇し、その後数秒で毎分-1,536フィート(fpm)まで低下した。



New details emerge about security breach after stowaway takes photo of another passenger's boarding pass - ABC13 Houston

PUBLISHED: MAY 30, 2024