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Showing posts from September, 2023

シンガポール・チャンギのT2の拡張が完了し、供用開始。年間利用者数を9千万人に拡大。

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  Singapore Changi Airport Fully Reopens Expanded T2 BY MICHAEL DORAN PUBLISHED 2 DAYS AGO Photo: Changi Airport Group シンガポール・チャンギ空港T2を拡張し全面再開 シンガポール・チャンギ空港はターミナル2をフルリニューアルオープンし、空港全体の年間旅客数を9,000万人に拡大した。 写真 チャンギ空港グループ シンガポール・チャンギ空港のターミナル2は、3年半にわたる拡張工事を終え、年間利用客数が500万人増加した 同空港は、新しい飲食店小売店、子どもの遊び場など自然をイメージした落ち着いた癒しの雰囲気づくりに力を注いだ 自動化されたチェックイン・キオスク、手荷物預け入れ機、自動手荷物預かり所で効率性を高め、旅行体験の向上に重要な役割を果たしている。 シ ンガポール・チャンギ空港は、パンデミックに見舞われた時期にもかかわらず、改修工事、新しい空港技術、ターミナルの拡張工事を進めてきた。昨日、同空港はターミナル2北ウィングの営業を再開し、全体の年間旅客数を9,000万人に増加させたと発表した。 シンガポール・チャンギ空港(チャンギ)第2ターミナル(T2)は、3年半にわたるエンジニアリング作業と拡張工事を経て、現在フル稼働し、年間旅客数は500万人増の2,800万人に達した。T2南ウィングは2022年5月に到着用、10月に出発用が再オープンした。 落ち着いた癒しの空間 チャンギ・ジュエルということばにふさわしく、T2のデザインコンセプトは自然からインスピレーションを得て、旅客と訪問者の双方に静寂とリラクゼーション感覚を育む、落ち着いた癒しの雰囲気を作り出すことを目指した。チャンギ空港はまた、公共エリアとトランジットエリアにエキサイティングな新しい飲食店舗が登場し国内外のブランドが新たに加わった。 トランジットエリアには、床から天井までエプロンが一望できるグルメガーデンがある。食事が済んだら、ショッピングや小さなお子様を楽しませる2ベアーズの隠れ家などオプションが用意されている。 今回の拡張で、T2に15,500平方メートルが追加され、出発ホールには共通利用のFAST(Fast and Seamless Travel)ゾーンができた。このゾーンには自動

デルタが返上した羽田のスロットをユナイテッドが申請

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  ユナイテッドエアラインズは、競合するデルタエアラインズが羽田空港の発着枠を先週放棄したことを受け、アメリカと東京を結ぶ便で発着枠の追加を申請した。 シカゴを拠点とするユナイテッドは9月25日、ヒューストンのハブ空港と羽田を結ぶデイリー運航便と、太平洋のグアム島と羽田を結ぶ週5便の運航便を導入したいと発表した。 ユナイテッドは、「未使用発着枠をユナイテッドに提供することで、使用率が低い羽田発着枠を最大かつ最良の形で活用されることになる」と述べている。 「今回の獲得により、ユナイテッドの主要ハブであり、東京へのフライト需要が全米最大級であるヒューストンと、ユナイテッド初のグアム-羽田便のデイリー運航が実現し、グアム発着便を利用する観光客やビジネス客の旅行機会が増加します」とユナイテッド航空は補足している。 先週、デルタは米国運輸省(DOT)に対しオレゴン州ポートランドからのデイリー運航を開始しないと申請し、羽田への就航権を取り消した。 ユナイテッドはDOTに提出した書類の中で、「デルタ航空がポートランド-羽田便を就航させる意思がないことは数週間前から、いや数ヶ月前からわかっていたことであり、運輸省や消費者のためにその意思を明らかにする機会は何度もあったにもかかわらず、その代わりに運輸省の期限近くまでスロットペアを保持することを選んだのは残念だ」と述べている。 アトランタに本社を置くデルタは5月上旬、COVID19のパンデミック後の「根本的に変化した」需要環境を理由に、米国と東京羽田を結ぶ便の発着枠規制を緩和するよう米国政府に要請していた。 デルタは5月1日、アメリカのどの空港からでも羽田就航できる「発着枠を2つまで使用できる」権限をアメリカ航空会社に与えるよう、米運輸省に要請したという。現在、DOTはアメリカの航空会社が羽田に就航しなければならない都市を指定している。 DOTは6月にこの要求を却下し、「航空会社が自らの裁量で異なる米国のゲートウェイを選択できるようにすることは、他の競合する申請者よりも既存の航空会社やゲートウェイを選択したDOTの根拠を覆すものであり、旅行者や海運関係者の利益のために行われたDOTの公益決定を台無しにするものである」と述べた。 ユナイテッドのこの動きは、太平洋横断便のさらなる拡大である。ユナイテッドは7月、太平洋を横断するフライトの需

デルタ、来年は過去最大の大西洋横断夏期スケジュールを計画中

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  Photo: Ryken Martin/Shutterstock デルタ航空は記録的な今年の夏を終え、そのまま勢いを維持する    デ ルタエアラインズは2024年夏を過去最大の大西洋横断スケジュールで運航する。  JFK空港からナポリ、シャノン、ミュンヘンへの新路線を含め、ニューヨークとアトランタの両方から大西洋横断路線を拡大する。  西海岸からデルタ航空をご利用のお客様は、ロサンゼルス-オークランド間の通年フライトの延長や、シドニーへのオプションの追加を享受できる。  同社はパンデミック後の回復から脱却し、驚異的な成長を続けており、2024年夏に過去最大の大西洋横断スケジュールを運航すると本日発表した。 来年も記録的な夏になる アトランタを拠点とする同社は、来年の夏、大洋をあらゆる角度からカバーする。ニューヨークJFK空港からは、同社初のJFK-ナポリ直行便を含め、ヨーロッパ、アフリカ、中東の29都市に週260便近く就航する。イタリア行きボーイング767-300ERの運航は5月23日に開始される。  同日、デルタ航空はJFK空港とアイルランドのシャノン空港間の運航を再開する。この便は4年ぶりに復活し、最近発表されたミネアポリス・セントポール発ダブリン行きや他のアイルランド行き路線を完成させる。  JFK空港から導入されるもうひとつの路線は、週3便のミュンヘン便。767-400ERで4月9日から10月24日まで運航される。その他、バルセロナ線が週7便から14便に倍増されるなど、注目すべき拡大がある。  デルタ航空が大西洋横断路線を強化するのはニューヨークだけではない。アトランタのハブ空港から、ヨーロッパ、アフリカ、中東の21都市へ週180便近くを運航する。  スイス路線は、5月31日から9月8日の間、767-300ERで運航し、5月31日にスタートする。また、アトランタからパリおよびベニスへの増便も予定されている。  デトロイト発着便も増便され、パリへの週7便が倍増する。さらに、ケフラヴィーク行きが週1便増便され、週5便となる。  ヨーロッパへの接続性を高める努力にもかかわらず、デルタ航空はデュッセルドルフ便を撤退させた。最終便は10月26日に出発する。この動きにより、デュッセルドルフはアメリカからのフライトがなくなることになる。空いたリソースは、大西洋路線に

BWB新設計による新型機を民生用にも採用させ、調達コスト引き下げを期待する米空軍

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  Rendering of the blended-wing body prototype aircraft. COURTESY JETZERO 民間航空会社に新型ハイブリッド機の採用を期待する米空軍 米運輸司令部は、主翼胴体一体型BWBは、既存の空港から飛んでも、より効率的な提供することができると述べている。   主 翼胴体一体型BWB機は、短距離滑走路から、長距離飛行でき、米軍に利益をもたらす可能性がある。しかし、この飛行機が既存の空港と互換性があることを確認することが、民間航空会社に賛同してもらうための鍵であると、月曜日に空軍将官が語った。  民間航空会社がこのような新しい、根本的に異なる外観の飛行機を購入すれば、軍のコストを下げることになる。  米運輸司令部のトップ、ジャクリーン・ヴァン・オヴォスト大将は、月曜日に開催された航空宇宙軍協会の年次航空・宇宙・サイバー会議で次のように語った。  BWB機は、胴体が翼の一部として機能するハイブリッド航空機。空軍は先月、新興企業の ジェットゼロ JETZERO に、早ければ2027年に飛行するBWB機プロトタイプ製造の契約を結んだ。この新型機により、より短い滑走路から離陸してもより長い距離の飛行が可能になると期待されている。  ヴァン・オヴォスト大将は、「航空エンジニアとして効率性の観点から、可能性が本当にあると思う。「もし、折りたたみ式主翼になれば、新しい空港を作る必要がなくなり、より多くの場所で使うことができる。  ジェットゼロのBWBプロトタイプは、 エアバス のさまざまな機種で使用中の プラット&ホイットニー のターボファンエンジンを搭載する。  プラット・アンド・ホイットニーの軍用エンジン社長であるジル・アルバテリは、月曜日のブリーフィングでプロトタイプについて、「我々は、どのような市販の活動エンジンが必要とされるレベルのスラスターとパワーを提供できるのか、過去も含めて真剣に検討中」と語った。■ Military hopes commercial airlines adopt new hybrid plane design - Defense One BY MARCUS WEISGERBER

空港の保安手続きを圧倒的に短縮化するシステムの開発が進行中。旅行者、保安係官双方のストレスは減りそうだが、高費用負担がのしかかりそうだ。

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空港のセキュリティ通過を30秒にする新技術 Forbesの記事からのご紹介です ILLUSTRATION BY MONASH UNIVERSITY 時間を節約し、ストレスを最小限に抑える自動保安手続きシステムをオーストラリアのMicro-Xが開発中だ。 Micro-Xは、空港のチェックポイントをスーパーマーケットのセルフレジのように再設計しようとしている。計画通り機能すれば、同社のプロセスは時間短縮だけでなく、乗客や運輸保安局TSAのストレスを軽減させる。とはいえ、いろいろな欠点(武器の検知テストでの性能の低さ、旅行者を混乱させ不快にさせることなど)で非難を浴びているTSAを考えれば、この新装置だけでは批評家を満足させられないかもしれない。さらに値段も高い。 Micro-Xの最高科学責任者(CFO)兼米国事業責任者であるブライアン・ゴンザレスによれば、同社が目標とするセルフ・スクリーニング・システムのコストは、最新型の従来型セキュリティ・レーンの約2倍だという。TSAは今年、機内持ち込み手荷物の検査用CTスキャナ約1,200台に13億ドルを支払う。国土安全保障省DHSの技術開発プログラム "Screening at Speed "のマネージャーとしてプロジェクトを監督するジョン・フォーチュンによれば、Micro-Xシステムに関しては、最終的に乗客一人当たりで「競争力のある」コストになると期待されている。 フォーチュンは『フォーブス』誌に、同社のデザインは「型にはまらない」と語る。「検問所のあり方を根底から揺るがすものです」。 その仕組みはこうだ。IDチェックを受けた後、旅行者は大人2人が入れる広さのブースが並んだエリアに入る。スクリーンに映し出されたアバターが、市場に出回っているものの4分の1の大きさのCTスキャナーのキャビネットに手荷物を入れるよう指示する。このスキャナーはX線で3D画像を作成し、機械学習アルゴリズムを搭載したソフトウェアが禁止対象物品を自動的に分析する。一方、カメラシステムと電磁ボディスキャナーが旅行者を検査し、ポケットから何かを出し忘れたり、何かを隠しているような場合にはアバターが注意を促す。 TSA職員は、システムが不審物を検知した場合や、旅行者が助けを必要とする場合にのみ介入する。 Micro-Xは、CTスキャナーが旅行

ボーイング777-Xと747-8を比較する----悩ましい選択;一方は高性能をうたいいながら就航が遅れ、他方は生産終了ずみで入手は困難になりつつある

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  ボーイング777Xとボーイング747 - どちらがベストか? 2機には共通点と相違点がある。 概要  ボーイング777Xは、燃費効率とキャパシティを備え、高需要路線向けの次世代航空機と考えられている。  ボーイング747は乗客数が多く航続距離も長いが、777Xは貨物容量と燃費効率で上回る。  777Xの運航コストは、新しいテクノロジーと大型エンジンにより747よりも低く、航空会社にとって長期的な投資に適している。  かつては世界中の航空会社にとって頼みの綱であったボーイング747型機も、生産ラインは閉鎖され、旅客機として運航中の機体も残り少なくなり、中古市場に出回る機体はさらに少なくなっている。次の "ジャンボジェット "を探す航空会社に777Xはうってつけかもしれない。  ボーイングでマーケティング担当副社長のランディ・ティンセスによれば、777Xは未来の航空機だという。Business Insiderで、ティンセスは次のように語っている:「航空業界にとって未来の大型機はボーイング777-9Xになる。747やA380より遠くまで飛ぶ。ボーイング777Xは双発の大容量機で、燃費がよく、ロンドンとニューヨークのような首都を結ぶ高需要路線に最適でエアバスA350と直接競合し、747とライバルのA380の両方を置き換えるに値する」。   しかし、納得していない航空会社もある。 ルフトハンザ ドイツ航空は、777よりも747を選択し、大きな航空機が提供するプレミアムスペースが有益であると主張している。ルフトハンザ・グループのカーステン・シュポアCEOは次のように述べている: 「ルフトハンザほど多くのプレミアムシートを販売している航空会社は世界にはありません。他の航空会社が(ボーイング)777型機を使用する路線で747-8型機を使用するのはそのためです」。  しかし、今日の航空会社にとって本当に良いのはどちら旅客機なのか探ってみよう。 2機をどう比較すべきか? それぞれのジェット機の商業的収益性に焦点を当てる。あなたが新しい航空会社を立ち上げるか、ナショナル・フラッグ・キャリアで働くかを想像してほしい。747が大切にしてきた航空遺産など、クールな面もあるかもしれないが、収益性に直結しない。  さらに、777Xは真新しく、747はもう生産されていない。技