Posts

Showing posts from August, 2022

同床異夢の様相になってきた中露合同事業のワイドバディCR929の実現は予定より遅れそう。

Image
      Craic CR929の2023年初飛行想定が、ますます不透明になってきた。 Credit: Comac   ロ シアの ユナイテッド・エアクラフト は、ロシアがウクライナに侵攻した結果、ロシアに課せられた西側の制裁で圧力が加わったため、ロシアと中国が共同ワイドボディ・プロジェクト「Craic CR929」を修正すると述べている。   ロシアは西側サプライヤーの排除を提案 コマックは国際的なアプローチを主張 機体設計変更が迫る 同機プログラムは、ワークシェアをめぐる複雑な交渉とプログラムをめぐる政治のため遅々として進まなかった。双方のパートナーは、プログラムのタイムラインをさらに危険にさらしかねない異なる見解を示している。 ユナイテッド・エアクラフト(UAC)社長のユーリー・スリュサールYury Slyusarは、大幅な変更が必要だと認めている。スリュサールは8月15日、パートナーは新しい環境を反映してプログラムを修正すると述べた。同社長は、COVID-19のパンデミックに加え西側による対ロシア制裁が、UACと中国のコマックの上海の合弁会社CraicのプロジェクトCR929に影響を及ぼしていると認めた。 「パンデミックで航空輸送市場が変わり、(航空機の)範囲、旅客容量、運用パラメータ、燃料費などを含む要因の重要性への要件が変更となった」"スリュサールは発言。また、モスクワのウクライナ侵攻を受けて西側諸国がUAC含むロシの航空宇宙産業に課した制裁で、サプライヤーに深い影響がでていると付け加えた。CR929プログラムは当初、 ロールス・ロイス や ジェネラル・エレクトリック といった欧米エンジンメーカーを含む、世界級の航空宇宙サプライヤーを誘致しようとしていた。 「このような状況では、初期設定のままではプロジェクトが発展できないのは明らかだ」とスリュサールは言った。「中国の同志と、すべてを評価し、次に進む方法を理解しなければなりません」。 CR929は、西側サプライヤーがUACのスホイ・スーパージェットSukhoi Superjet 100とイルクートIrkut MC-21プロジェクトへの参加を止めた後、ロシアで商業的に運営中の唯一の国際プログラムだ。UACは現在、各機種の外国製部品をロシア製に置き換えようとしており、同社はこの経験をCR929にも

9月より日本入国条件が緩和される。個人旅行も条件付きで認めれば、インバウンド需要に火がつく。

Image
  日本がワクチン接種済みの旅行者のCOVID検査ルールを緩和。 変更は来月から適用される 日 本への入国者は出国前のコロナウイルス検査が来月から不要となる。日本政府が確認した。この緩和は、比較的長い間、規制が続いていた日本にとって、重要なマイルストーンとなる。 あと2週間 新ルールが適用される9月7日まで、あと2週間となった。それまでは、日本への渡航者は72時間以内にコロナウイルス検査を受けることが義務づけられている。TimeOutによると、同国は特定の種類の検査しか受け付けず、高価なPCRが好まれる。 そのため、検査廃止は、日本への旅行を希望する人々にとって、管理上および金銭上のハードルを取り除くことになる。1日2万人という入国制限は当分続くが、ジャパントゥデイによれば、この制限も見直される可能性がある。岸田文雄首相は次のように述べている。 「ウイルスとの戦いは容易ではないが、過度に心配する必要はない。変化するオミクロン亜種の特性を考慮し、社会・経済活動を可能な限り継続しつつ、ウイルス対策に向けた取り組みを加速していく」。 日本は6月に入国者数上限を1日1万人から2万人に引き上げた。写真はこちら ゲッティ イメージズ 搭乗者はワクチン完全接種が必要 このルール変更に、注意点がある。9月7日(水)以降、出発前検査を受けずに日本へ渡航するためには、コロナウイルスの予防接種を完了している必要がある。日本はブースター注射を含むと定義している。 いずれにせよ、日本観光は非常に限られており、TimeOutによると、7月に日本を訪れた外国人観光客は8000人以下だったという。理由として、現状ではガイド付きの団体ツアーでなければ入国できないことが考えられる。そのため、新たなルール改正を待つ人が多いようだ。 しかし、日本が個人旅行者の入国を認める緩和策を検討していると報じられたことで、実現は目前に迫っている。完全な無制限ではないが、旅行会社が予約・管理する旅行であれば、ガイド付きの団体ツアーに参加しなくても入国できるようになる。検査緩和でこれが実現するか興味深いところだ。 日本は2019年に約3200万人の観光客を迎えたが、2021年は25万人以下。写真はこちら。マルク・ヴェラート via Flickr 航空会社は年末の繁忙期に期待 ここ数週間の航空会社の動きを見ると、今度の制限

歴史の終わり。747最終号機の生産がまもなく完了。空の女王ジャンボジェットの新造機はもう見られなくなる。

Image
  最後のボーイング747がボーイングの生産ラインから間もなく姿を現す。仕上工程を経て、最後のボーイング747-8Fはアトラス航空に引き渡される。同機は貨物航空会社のアトラスにとって最終機となり、航空業界を象徴した半世紀にわたる時代に終わりを告げる。 半世紀以上にわたり生産されてきた「空の女王」の最終号機が組立てに入っている 出発点から 「空の女王」と呼ばれるボーイング機が初めて製造されたのは、航空需要が急増し、航空会社が運賃を下げつつ多くの乗客を運ぶため大型機を必要とた1960年代のことだった。パンアメリカン航空(パンナム)の創業者ファン・トリップは、ボーイングに解決策として、長距離を飛ぶ大容量旅客機を求めた。 ボーイングはこの難題に取り組み、約2年の設計期間を経て、従業員約5万人の協力のもと、1969年2月に最初のボーイング747が進空した。パンナムはじめ航空会社は、ナローボディのボーイング707の2倍の乗客を乗せる同機に満足した。ボーイング747により国際線旅行が初めて手頃なものになり、長距離路線はようやく誰もが共有できる特権となり、ジャンボジェットは航空業界に革命を起こした航空機となった。 パンナムは最終的にボーイング747で最大の運航会社となり、47機を運用していた。 パンナムは1970年、この歴史的な航空機の最初の受領者として、ボーイング747をニューヨークからロンドンまで運航させた。この航空会社はクイーンを大変気に入り、最終的に当時としては大口注文の20機以上を発注した。347人もの乗客を乗せる同機は、ブリティッシュ・オーバーシーズ・エアウェイズ、日本航空、KLMオランダ航空、カンタス航空など、航空会社の注文を次々と引きつけた。 最後まで活躍する エアバスA380が登場し、ジャンボジェット機間の競争に拍車がかかるなか、747は発売から2019年まで数十年間、圧倒的な人気を保ち続けた。ボーイングは全長を伸ばし、新バリエーションを導入することでクイーンを好調に維持し、航空会社が同機を商業および貨物サービスに利用できるようにし、主要な国際航空会社ほぼすべてがボーイング747を保有した。 クイーンの終焉はもっと先と思われていたが、新世代の双発革命機の登場やパンデミックによる旅行需要減少により、ボーイングや航空愛好家が望むより早く終焉を迎えることになった。燃料費

クラウドファンドも使い立ち上げ資金確保をめざすフランス・ストラスブール拠点のリージョナル新興会社ハッピーエアウェイズ

Image
  出典 ハッピーエアウェイズ ストラスブールを拠点とし、当初はATR 72を使用する フ ランスの新興企業 ハッピーエアウェイズ Happy Airwaysは、ストラスブールからの運航を目指し、クラウドファンディングを含む出資者を募集中。  ハッピーエアウェイズは、ストラスブールのネットワークは需要に対し「未発達」であると主張し、14都市へのATR72-600ターボプロップ便の開設を目指している。  この新興企業の「最適化された」ネットワークにより、ストラスブールは「欧州連合の中心で主要なハブ空港」になると主張している。  ハッピーエアウェイズは当初、2機のATRを使用し、無料の機内食と個人用機内エンターテインメントシステムを提供する。航空機の調達先や、ターボプロップ機を自社で運航するか、ウェットリース契約で運航するかは明らかにしていない。  ハッピーエアウェイズは、「ハイブリッド航空会社として、質の高いサービス、重要なネットワーク、素晴らしい航空運賃を提供することで、この地域の航空業界における新たなゲームチェンジャーとなる」と述べている。  しかし、サービス開始には475万ユーロ(約472万ドル)の資金が必要で、うち180万ユーロは一号機を運航するために必要だ。  ハッピーエアウェイズは、必要な資金を得るために、公的資金と民間資金両方を求め、クラウドファンディングや宝くじなどの手段で「グローバルなアピール」を始めると述べている。  「どんな新しい提案も受け入れており、ハッピーエアウェイズにアドバイスをしてくださる方、資金を提供してくださる方は、ぜひ当社に直接ご連絡ください」と述べている。  また、このプロジェクトについて、地元当局と「話し合う用意がある」とし、当初は地元で雇用50人を生み出すと指摘している。 出典 ハッピーエアウェイズ ハッピーエアウェイズ、欧州14都市がネットワーク候補に ブリュッセル、ロンドン、ベルリン、デュッセルドルフ、ジュネーブ、ウィーン、プラハ、ミラノ、トリノ、ベニス、ザグレブ、リュブリャナ、リール、トゥーロンが候補路線として挙げられてる。  ストラスブールを拠点に、年間約4,400便を運航する「マルチモーダルハブ」を構築したいとしている。  クラウドファンディングのプロモーションでは、50ユーロから50万ユーロまで、約束した金額の大き

パンデミックからの実需回復に対応できない航空業界の課題は魅力的な技術の実用化であり、人材をもっと大切にすることだ

Image
Source: Maurizio Milanesio/Shutterstock Baggage blues パ ンデミックの打撃を受け、閑散としたターミナル、台無しになった旅行計画、駐機中の機材の列、休止中の生産ライン、望まれない眠りから目覚める際に業界が直面するはずの膨大な課題リストをあらかじめ考えようとする人は皆無に近かった。  すべてがCovid-19からの回復の結果ではない。ウクライナ危機でチタンなど原材料不足が深刻化している。半導体の主産地台湾を中国が封鎖するとの観測もあり、神経をとがらせている。  世界有数のハブ空港ロンドン・ヒースローは、1日10万人の出国者数制限を10月末まで延長した。昨年は旅行制限のため、空港経営が傾いたのに、今はビジネスが立ち行かなくなっている。  一方、最大手エンジンメーカーを含む航空宇宙企業は、部品調達が間に合わず、納期を逃すと警告している。ここでもまた、需要不足ではなく、サプライチェーンの供給不足で航空宇宙産業は停滞している。  なぜ、このような事態に陥ったのか。もはや、Covid-19のせいとは言えない状況だ。中国のような例外を除けば、ほとんどの国が2022年初頭まで空の旅を妨げるルールを解除し、ほとんどの人が再び自由に空を飛べるようになっている。少なくとも理論上は。  カギは人手不足だ。2020年第2四半期に収益が減少し、コスト削減のために従業員の解雇や一時解雇を急いだ企業は、元従業員の多くが元の職場に戻ってきていないのに気づいている。  代わりになる新しい人材を見つけるのは簡単ではない。手荷物運搬係や機械オペレーター、パイロットや設計エンジニアの育成には時間がかかる。また、セキュリティ・クリアランス取得が必要な場合も多い。航空分野や航空宇宙工学のキャリアには、以前の魅力はない。  航空業界は、この件から教訓を2つ学ばねばならない。どちらも当面の問題を解決することはできないが、少なくとも将来同じようなシナリオが起こるのを阻止する方向に向かうはずである。  ひとつは、技術の限界を押し広げ、長距離の移動を可能にし、人類の幸福の総和に貢献するという点で他の追随を許さない航空宇宙・航空産業で、若い人々を惹きつけ、キャリアを積むことを決意させる努力がもっと必要だ。  もうひとつは、自動化が進んでいるにもかかわらず、ほとんどすべての

太陽熱合成燃料の商業化に道が開いた。スイス新興企業シンセリオンのSAF製造プランに注目。

Image
  Synhelion 太陽光からジェット燃料を作る技術の実用化が見えてきた。SWISSが太陽熱合成燃料を使う初のエアラインとなる ス イスのクリーンエナジー新興企業 シンセリオン Synhelion  https://synhelion.com/  は、再生可能エナジー源としての太陽から持続可能な航空燃料(SAF)の製造技術を開発した。同社は太陽熱合成ガスを工業規模で製造し、2023年にカーボンニュートラルなジェット燃料を製造すると8月18日に発表した。 太陽から燃料を作成する パワー・トゥ・リキッド燃料は、航空機の脱炭素化で最も有望かつエキサイティングな方法の一つだ。しかし、この燃料製造には膨大なエナジーが必要で、「電力」は再生可能でなければならない。だが少なくとも数十億年、再生可能なエナジー源の太陽がある。持続可能な輸送を実現するため、太陽の波に乗りたいと考えている企業のひとつが、シンセリオンだ。  シンセリオンは、2010年にチューリッヒで太陽熱合成ガスの製造に初めて成功した。以来12年、同社は技術のスケールアップで重要なマイルストーンに到達した。太陽熱を利用して合成ガスを製造し、それを標準的な工業プロセスで使用し、ジェットエンジンに適合するケロシンなどの液体燃料を合成する。この燃料は、製造に使われた炭素だけを燃やすため、CO2の循環型ループが形成される。  シンセリオンの最高技術責任者フィリップ・グッドPhilipp Goodは、今回の成果について次のようにコメントしている。  「ソーラー合成ガス製造に成功したことで、太陽光を燃料に変える夢が、産業応用として実現します。当社の技術をスケールアップする最後の大きな技術的マイルストーンが達成され、カーボンニュートラルなジェット燃料の工業生産への道が開かれました」。  シンセリオンは、現在、世界初の産業規模の太陽電池燃料プラントを、ドイツのユーリッヒに建設中。同プラントは、ドイツ連邦経済・気候変動対策省(BMWK)が資金提供するSolarFuelsプロジェクトの一環だ。 ルフトハンザ・グループ の航空会社 SWISS は、同社のソーラーケロシンを使用する最初の航空会社として、契約を締結ずみだ。 DLRと連携 合成ガスは、水素と一酸化炭素の混合ガス。シンセリオンの合成ガスは、エナジー・環境技術のリーディングカンパニ

スコープ条項変化の兆しなく、エンブラエルE175の将来は盤石に見える。三菱航空機はこの状況ををどう見ているのだろうか。

Image
      アラスカ航空グループは、E175を最大21機追加する Credit: Alaska Air Group     航 空会社パイロットとの契約スコープ条項で、変更の兆しがないため、 エンブラエル の人気機種E175(76席)の将来は確実といってよい。 エンブラエル・コマーシャル・エアクラフト戦略マーケティング・ディレクターのダニエル・ガルハルドDaniel Galhardoは、「現在有効な米国主要航空会社のスコープ条項は、今後3年間は変更されないとの予想で、次のスコープ条項交渉の動向を注視していく」と述べてる。「それまでは、現行E175がこの市場セグメントで利用可能な最善のソリューションであり続けるでしょう」。 米国の大手航空会社とパイロットの労働契約の一部であるスコープ条項は、地域航空会社のパートナーが運航する航空機を76人の乗客と最大離陸重量86,000ポンドに制限している。 エンブラエルは、2027-28年の就航を目指すE175-E2に取って代わられる可能性もあるが、市場が求める限り現行機種を提供するとガルハルドは付け加えた。「E175は少なくともそれまでは提供するが、販売を続けることを妨げるものは何もない」とガルハルドは述べている。 エンブラエルによると、E175は2005年7月に エア・カナダ で運航を開始し、2005年9月に米国で認証取得した。アルトン・アビエーション・コンサルタンシーのアダム・ガトーン社長は、「最大座席数と離陸重量の両方で米国の航空会社のスコープ条項要件を満たす唯一の新型リージョナルジェット」と語る。 ガトーンは、エンブラエルの2022年第1四半期納入実績を引用し、エンブラエルはE175の確定受注残143機を報告していると言う。「今年初め、エンブラエルはE1の後継機E175-E2の就航目標を2027-28年に延期しました。これはE175-E1プログラムの寿命が大幅に延びたことを意味します」とのべ、E175-E2は現行のスコープ条項による重量制限を超えているとした。 エンブラエルがE175の成功をもとに、最近発表した大型機E190/195同様にP2F機として提供する可能性は低いとガトーンは述べている。「E175は、米国のリージョナル航空会社で大きな需要があり、代替機はありません。さらに、E175の胴体は短いため、エンジン前方に貨

パンデミック対策のきずあと。香港空港がトップ10から脱落。今やシンガポールがアジア最大の空港だ。

Image
  シンガポール・チャンギがアジアで利用客最大の空港だ。Photo: Changi Airport Group 現 在のアジアで利用客の多い空港トップ10のリストは、2019年から大きく異なっている。  COVIDパンデミックが、民間航空のほぼすべての側面に劇的な影響を与えた。一部では落ち込みが他よりはるかに大きかった。香港国際空港は、パンデミック以前はアジアで最大のハブ空港だったが、デリーやクアラルンプールなど、香港よりも多く乗客を扱っう空港が現れており、今日の状況は大きく異なっている。 シンガポールがトップに躍り出た 分析・コンサルティング会社 Sobie Aviation がまとめたデータによると、シンガポール・チャンギ空港は、流行前のリーダー香港を大きく引き離し、アジアで最も利用客の多い空港に浮上した。6月までの第2四半期で、730万人が利用した。  South China Morning Postが報じたように、香港はアジアの空港のトップ10から脱落し、デリーのインディラ・ガンディー国際空港、バンコクのスワンナプーム空港がそれぞれ320万人で2位の座を分け合っている。  トップ5には、ソウル仁川空港が290万人、クアラルンプー ル国際空港が260万人でランクインした。  同時期の香港国際空港(HKIA)の取扱人数が1910万人、以下ソウル仁川空港(1760万人)、チャンギ空港(1680万人)、バンコク・スワンナプーム空港(1230万人)、台湾の桃園空港(1230万人)と、2019年リストと様子が違う。 トップ10から脱落 2022年のHKIAは以前の面影を失っており、6月までの四半期で、同空港の旅客取扱数は59万1,000人だった。香港国際空港は、アジアで最も利用者の多いハブ空港として、パンデミック以前は常にトップの座を維持していた。  しかし、世界の主要空港と対照的に、ウイルスを抑制するために厳格なCOVID対策を維持し続けている。同空港は、ホテルでの検疫期間を3日間に短縮し、さらに4日間の健康監視と検査で入国条件を少し緩和したが、この地域のその他目的地が緩和している中で、観光客にとってはまだ面倒なことのようだ。  タイ、シンガポール、マレーシア、など東南アジアの多くの国では、ワクチンを完全に接種した旅行者には出国前COVID-19検査を取りやめ、到着後