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2025年9月10日水曜日

アラスカエアラインズがボーイング787-10導入を計画している理由(Simple Flying)


Boeing 787

ボーイング

アラスカエアラインズはボーイング787-9の未納入分の一部を、ドリームライナー・ファミリーの最大型787-10に変更する。

この動きは、同社がハワイアンエアラインズを統合し、太平洋を跨ぐ高密度・長距離路線市場へ注力を進める中で行われた。アラスカエアラインズは、787-10への転換機数や納入時期について明らかにしていない。

アラスカエアラインズが機材と事業方針を再構築

ハワイアンの買収以来、アラスカエアラインズは機材構成と事業方針の両面で変化を遂げてきた。シアトルが拠点の同社が初めてワイドボディ機を運航するようになった以上、これは当然の流れと言える。大型機の導入により新たな長距離路線の可能性が開け、今や同社はさらに高容量の787-10を導入することで機材構成の再構築を進めようとしている。

ハワイアンは2018年にボーイング787-9を10機発注し、追加10機のオプション権を保有していた。その後オプション権2機を行使し、確定発注数は12機となった。2024年にハワイアンを買収したアラスカエアラインズグループは2025年7月、受注残に787-9をさらに5機追加した。

噂によれば、この5機の787-9は787-10へ変更される。同グループの長期計画では、787機材群全体をシアトル・タコマ国際空港(SEA)に集約し、アラスカエアラインズの欧州・アジア向け新規長距離路線に投入する方針とある。

航続距離より座席数を優先

787型機5機が大型の787-10に転換されるというニュースは、アラスカエアラインズが特定路線において航続距離より座席数を優先していることを示す点で重要だ。この動きは、787機群向けに設計された新たな機内サービスの導入計画とも合致している。

先月、同社は787-9向け新機内製品を発表し、プレミアムエコノミークラスの導入を明らかにした。現行の787-9は2クラス構成で300席(ビジネス34席、エコノミー266席)だが、プレミアムエコノミー追加により総座席数は250~260席程度に減少する。対照的に、より大型の787-10は、アラスカエアラインズが300~320席の快適な3クラス構成で運航することを可能にする。

航空機 最大航続距離 最大収容人数(2クラス)

ボーイング787-9 7,565海里(14,010 km) 296

ボーイング787-10 6,330海里(11,730km) 336

787-9は787-10より1,200海里の航続距離優位性を持つが、この余剰距離はアラスカエアラインズグループの要求を超える場合が多い。シアトルに全787運航の拠点を置くことで、同社は787-10の6,330海里航続距離を最大限活用でき、日本、韓国、台湾、香港、中国沿岸部などの目的地への到達が可能となる。

SEAハブでデルタに挑戦

アラスカエアラインズは、新しい長距離路線を追加することで、シアトル・タコマ国際空港(SEA)における主要航空会社としての地位確立を目指している。ハワイアンを買収して以来、アラスカエアラインズはワイドボディ機運航会社となり、米国第5位の航空会社としての地位を固めた。ここ数ヶ月、同社はシアトル発の国際路線網を拡大し、ソウル、東京、そして最終的にはローマへの路線を開設している。

シアトルは長年、デルタ航空の拠点であり、同市におけるアラスカエアラインズの主要なライバルである。最近、アラスカエアラインズは来年からロンドン・ヒースロー空港(LHR)とレイキャビク(KEF)への直行便を含む、2つの大胆な新大西洋路線を発表した。

アラスカエアラインズ

IATAコード AS

ICAOコード ASA

航空会社タイプ                 フルサービスキャリア

ハブ空港 アンカレッジ国際空港、ロサンゼルス国際空

港、ポートランド国際空港、サンフランシスコ国際空港、シアトル・タコマ国際空港

設立年 1932

アライアンス ワンワールド

CEO ベン・ミニクッチ

デルタは迅速に対応し、ローマ便の増便とバルセロナ(BCN)への新規直行便を2026年5月より開始すると発表した。これはデルタが2014年にシアトルをハブとして確立して以来、10年以上にわたり続く競争で新たな章となる。■


Alaska Airlines Wants To Fly The Largest Boeing 787 Variant

By 

Vyte Klisauskaite

Published 2 days ago

https://simpleflying.com/alaska-airlines-wants-to-fly-the-largest-boeing-787-variant/



2024年8月16日金曜日

アラスカエアラインズがBWB新型機にオプション契約を設定。民間航空がチューブ+主翼の形状から解放されるきっかけになるのか注目。

 



JetZero BWB in Alaska Airlines livery

A rendering of JetZero's BWB aircraft in Alaska Airlines livery.

Credit: JetZero


アラスカエアラインズは、新興企業ジェットゼロJetZeroが開発中の混合翼機(BWB)に強い関心を示した最初の民間航空会社となり、ジェットゼロに投資すると同時に、機体オプション契約を締結した。

資金提供の詳細は明らかになっていないが、2021年10月に同社が立ち上げたベンチャーキャピタル部門アラスカ・スター・ベンチャーズを通じて行われた。このベンチャーキャピタル部門は、2040年までに二酸化炭素排出量実質ゼロという目標を達成する新技術の開発推進を使命としている。

また、ジェットゼロは、同社が2023年にシリーズAの資金調達ラウンドの一環として、それまで非公開だった初期投資を募った際、アラスカエアラインズが同社支援に加わった最初の航空会社だと明らかにした。

ジェットゼロのBWBを「革新的な次世代航空機」と表現するアラスカの広報・持続可能性担当上級副社長ダイアナ・バーケット・ラコフは、同社は「燃料効率の大幅な飛躍的向上」に投資していると述べた。

ジェットゼロは、2023年に締結された2億3500万ドルの米国国防革新ユニット(DIU)契約に基づき、BWBの開発を進めている。当初は中型市場向けの民間航空機を対象としている。派生型は、米空軍の軍用輸送機/空中給油機となる可能性もある。ジェットゼロは、BWBは同クラスのチューブ翼輸送機と比較して最大50%の燃料効率の向上が実現するとしている。

実寸大のデモンストレーターは予備設計審査を最近完了し、2026年末までに完成させ、2027年に飛行試験を開始する予定です。ボーイング767の容量とエアバスA330に近い翼幅を持つデモンストレーターは、ノースロップ・グラマンおよびその試作子会社であるスケールド・コンポジットとの共同作業で製造および試験が行われる。

アラスカ航空は737を主力機として運航中だが、2025年に就航する190席の737-10型機が同社で最大のモデルとなる。しかし、同社では将来的に、より座席数の多い航空機が必要になると広く予想される。また、アラスカは、数日中に発表予定の米司法省による承認が得られれば、ハワイアンエアラインズとの合併により、間接的にワイドボディ機の運航にも参入することになる。

ハワイアンは、合併が承認されればアラスカの完全子会社となる予定であり、現在、エアバスA321neo、278席のA330-200、最大300席の787-9を運航している。アラスカがどのBWBバージョンにオプションを付けたのか詳細は不明だが、ジェットゼロのZ4モデルは、170人から290人の乗客を収容できるサイズだ。残りのファミリーには、100人から170人乗りのZ3モデルと、290人から370人乗りのZ5モデルの2つの派生モデルがある。■

Alaska Airlines Takes Options On JetZero’s Blended Wing Body

Guy Norris August 13, 2024

https://aviationweek.com/aerospace/emerging-technologies/alaska-airlines-takes-options-jetzeros-blended-wing-body


2024年3月15日金曜日

アラスカが自動チェックイン機での紙搭乗券利用を廃止

 


  • アラスカエアラインズは、自動チェックイン機での紙搭乗券の利用を廃止し、のチェックインはモバイルのみへ移行する

  • 乗客は事前のオンラインチェックインで、アプリまたはウェブサイトからデジタル搭乗券にアクセスする

  • バッグタグステーションが導入され、必要に応じて係員がお手伝いする


アラスカエアラインズは、キオスク端末からの紙の搭乗券の発行を終了する。乗客はデジタル機器から搭乗券にアクセスし、自宅でプリントアウトできるようになる。


アラスカエアラインズの搭乗客は、モバイルのみのチェックインに移行するため、空港の自動チェックイン機で搭乗券を印刷することができなくなる。このペーパーレス化は、単に持続可能性の問題だけではない。アラスカ航空の目標は、乗客が空港のドアから保安検査場まで5分以内に到着することであり、デジタル化でチェックインの行列やキオスクを完全になくすことで、その達成をめざす。


アラスカエアラインズが就航中の空港の大半では、2023年末までに自動チェックイン機を撤去しており、乗客は航空会社のアプリや公式ウェブサイトからアクセスできるオンラインシステムでチェックえインし、搭乗券を携帯電話で受け取ることになる。

 これは基本的に、空港のキオスクですべてを管理するのではなく、空港への到着前にデバイスでチェックインしなければならなくなる。同社はキオスクシステムはロビーエリアの混雑につながるため時代遅れであるとし、多くの乗客がいずれにせよチェックイン手続きのほとんどを携帯電話で行っていると説明している。

 モバイル機器を使用できない乗客や特別なサポートが必要な乗客のため、同社は引き続きカスタマーサービスを用意する。重要なのは、一部の航空会社とは異なり、パスの印刷に係員が必要な場合にも追加料金を請求しない。


チェックインの様相が変わる

航空会社のチェックイン変更は、2023年4月に初めて発表された。空港の自動チェックイン機や紙搭乗券の廃止に加え、バゲージタグ・ステーションが導入された。乗客一人一人の負担を増やすという意見もあるが、チェックイン時の行列がなくなるのであれば、ほとんどの乗客はこの妥協案にまったく異論がないだろう。

 預ける手荷物がない場合は、携帯電話の搭乗券を持って直接セキュリティエリアに進むことができる。アラスカは、約25年前に米国の航空会社として初めて自動チェックイン機を導入して以来、チェックイン革新のパイオニアで、自動チェックイン機の撤去でも初となった。

 アラスカは、顧客の約4分の3がすでにデジタル搭乗券を使用しており、新しいプロセスによって90%以上がそうなることを期待していることを指摘し、この方針変更を支持した。変更の一環として、アラスカは、アンカレッジ(ANC)、ロサンゼルス(LAX)、ポートランド(PDX)、サンフランシスコ(SFO)、シアトル(SEA)のハブ空港のロビーエリアの再開発に25億ドルを投資する。


Alaska Airlines Officially Ditches Paper Boarding Passes At Airport Kiosks

BY

LUKE BODELL


2023年12月23日土曜日

2023年全米で最も信頼度の高かったエアラインはアラスカエアラインズに決定


2023年の「最も信頼できる」航空会社はアラスカエアラインズ。アラスカがデルタエアラインズを僅差で上回った


  • アラスカとデルタは、定時運航の割合が高く、欠航率が低く、信頼性に関しトップ2の航空会社となった

  • デルタの定時運航率は80.8%と最も高く、僅差でアラスカの79.91%が続いた

  • サウスウェスト、デルタ、スピリットの三社は、フライト変更率が最も低く、ハワイアンとアレジアントは、予定便で最も多くの乗客を運んでいた

年末を迎え、顧客満足度や業績に関する指標でエアラインの優劣が明らかになった。消費者金融会社NerdWalletが集計したデータによると、信頼性でトップの座を獲得したのはアラスカだった。

 アラスカ航空は、時間通りに到着したフライトの割合が2番目に高く、キャンセルされたフライトの数が2番目に少なかった。デルタ航空は、定時到着便が最も多く、欠航便がほとんどなかったため、僅差で2位となった。しかし、高いキャンセル率に阻まれた。


定時運行による比較

米国運輸省が公表した最新情報によると、5便中4便以上が予定到着時刻から15分以内に到着した航空会社は1社のみであった。デルタ航空は、今年1月から8月にかけて、定刻に到着したフライトの80.8%を記録した。

 アラスカ航空が79.91%で僅差の2位、アメリカンエアラインズが76.44%で続いた。

 一方、スピリット航空とジェットブルーは65%強の定時到着率を記録した。フロンティアは最下位で、62%だった。


キャンセル

アラスカ航空は、欠航率でも2位につけている。ワンワールド加盟航空会社であるアラスカの欠航率は100便に1便未満で、出発から1週間以内の欠航率は0.86%であった。他社では、キャンセルの1%未満を記録したのはアレジアント航空のみで、直前キャンセルに直面したフライトのわずか0.84%で1位となった。


今年第1四半期から第3四半期にかけて、4社が1%から2%のフライトキャンセルを記録した。ハワイアン航空とサウスウエスト航空はそれぞれ1.31%で3位タイ、アメリカンとデルタは1.5%以上だった。


残りの航空会社4社は、出発から1週間以内の定期便50便に1便以上をキャンセルした。最下位のフロンティアは35便に1便が直前キャンセルとなり、次いでジェットブルーが40便に1便となった。


到着地変更

今年8月までに約1万便が迂回した。サウスウエストが最も多く、2,293便が予定と異なる空港に着陸した。しかし、これは全スケジュールの0.24%に過ぎず、デルタ航空、スピリット航空と並んで第3位となった。


予定フライト数と比較すると、ジェットブルーは迂回を余儀なくされたフライトの割合が最も高かった(0.45%)。これは、追跡期間中に同航空会社が運航した200便に1便以上に相当する。


ハワイアンとフロンティアを利用した乗客が目的地に到着する可能性が最も高かった。ハワイアンのダイバージョンはわずか53便、スケジュールの0.09%、フロンティアのダイバージョンは0.19%で2位だった。

その他の要因

NerdWalletのアナリストは、総合的に最も信頼できる航空会社を決定する際、他の要因も考慮した。乗客の搭乗拒否では、2社が際立っていた。アメリカンは、今年最初の6ヶ月間に5,000人強の搭乗を拒否した。当初予約したフライトに5,782人の乗客を乗せることができなかったフロンティアよりわずかに少ない。


他のすべてのアメリカの航空会社を合わせると、合計2,929人の乗客の搭乗が拒否された。乗客の搭乗拒否を報告しなかったのはハワイアンとアレジアントだけだった。■


Alaska Airlines Named America's 'Most Reliable' For 2023


BY

JONATHAN E. HENDRY

 

2023年4月6日木曜日

日本航空がアラスカエアラインズとコードシェア提携を強化へ。

日本航空とアラスカエアラインズのコードシェア強化をAviationweekが伝えています。



ワンワールド・アライアンス・パートナーの日本航空(JAL)とアラスカエアラインズがコードシェア協定の拡大を米国運輸省に申請した。

両社は2016年にコードシェア協定とマイレージ提携を結び、2018年2月にはサンフランシスコからボストン、デンバー、ニューアークといった旧ヴァージン・アメリカ路線の一部をカバーするよう協定を拡大した。

これまでの承認でアラスカに、米国国内の地点間およびカナダとメキシコの国際線へのフライトでJALのJLコードを表示する権限を与えている。

今回の申請により、アラスカ航空はJALの日米路線にASコードを表示できるようになる。このコードシェアは、東京の羽田空港および成田空港と米国西海岸の4地点(ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトル)を結ぶJAL運航便が対象となる。

両社は、5月中旬までにコードシェア便運航を開始するための認可を取得する。JALは、「日米間の旅客に新たな旅行オプションを提供することで、消費者に利益をもたらす」と述べている。

OAG Schedules Analyserが提供するデータによると、JALは羽田と成田の両空港からロサンゼルス国際空港とサンフランシスコ国際空港に毎日就航している。また、シアトル・タコマ国際線は成田から毎日、サンディエゴ国際線は成田から週4便が運航されている。

JALとアラスカは、アラスカがヴァージン・アメリカとの合併を進めていた2016年6月にコードシェア・パートナーとなった。その後、アラスカがグローバルアライアンスに正式加盟した2021年3月に、両者はワンワールドパートナーとなった。■


Japan Airlines, Alaska Airlines Seek To Expand Codeshare | Aviation Week Network

David Casey April 05, 2023