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2023年8月5日土曜日

空港保安検査でノートブックPCをいちいち取り出す理由。新型スキャナー普及で保安検査が変われば、過去の話になるのだろうか。

 空港の保安検査で手荷物からノートパソコンをなぜ取り出すのか?

バッテリーと空港のスキャナーが答えだ。

空港の保安検査で手荷物からノートパソコンをなぜ取り出す必要があるのか?

バッテリーと空港のスキャナーが答えだ。

9.11以降、自作自演の爆発物を防ぐため空港の保安規制が変更され、液体物の持ち込み制限や、機内持ち込み手荷物からノートパソコンや電子機器を取り出す必要性が出てきた。

ノートパソコンをバッグから取り出すことで、保安担当者は内部の部品を確認でき、危険な物品を発見すできる。また、X線の遮断を防げる。場合によってはパソコンの作動を求めることもある。

だが一部空港が導入中の次世代スキャナーでは、機内持ち込み手荷物を複数の角度から見ることができるので、ノートパソコンの個別チェックが不要となるのだ。

9.11以前は、空港の保安検査は、ナイフ、液体物、電子機器などあらゆるものが入ったバッグを持つ休暇客を通過させていた。9.11テロ事件以降、爆発物を通さないよう空港の保安規制が変更された。

液体は100ミリリットル以下であれば機内持ち込みが緩和されている(ただし、新型スキャナーの導入に伴い、このルールは主要空港で廃止されつつある)。また、ノートパソコンなど電子機器は、手荷物から取り出し検査を受けなければならない。これらのルールの背後にある理由を説明しよう。

説明

ノートパソコンを手荷物から出す主な理由は、バッテリーや機械部品が高密度であるため、特に古いスキャンシステムではX線が通りにくいからだ。電源コードやタブレット、カメラなどの他の機器も同様だ。

ノートパソコンをバッグの中に入れておくと、その他アイテムがスキャンから遮られることもある。別々にスキャンすることで、警備員はその内部コンポーネントをスクリーンではっきり見ることができる。状況によっては、ノートパソコンが機能していることを証明するため電源を入れるよう求められることもある。

さらに、ノートパソコンのバッテリーは、非常に可燃性の高いリチウムイオンで作られていることを理解することが極めて重要だ。米国連邦航空局(FAA)は、ノートパソコンのバッテリーを機内貨物室に保管すると、過熱の可能性があると警告を発している。リチウムバッテリーを含む機器に関するFAAのコメントは以下の通り:

「リチウム金属またはリチウムイオン電池を搭載した機器(ノートパソコン、スマートフォン、タブレットなど)は、機内持ち込み手荷物にしてください。客室乗務員は、機内でのリチウム電池の火災を認識し、対応できるよう訓練されています。リチウム電池や機器が過熱、膨張、発煙、燃焼している場合は、直ちに乗務員にお知らせください」。

次世代スキャナー

世界各地の空港で、機内持ち込み手荷物を多角的に検査できる次世代スキャナーが導入されれば、ノートパソコンをいちいち取り出す不便さは過去のものになる。実際、多くの乗客が喜ぶなか、すでに導入している空港もある。ミラノ・リナーテ空港(LIN)、アムステルダム・スキポール空港(AMS)、ローマ・フィウミチーノ空港(FCO)、アイントホーフェン空港(EIN)などである。

高性能スキャナーは、何かが隠されているかを判断でき、ノートパソコンやその他の電子機器のチェックを別途行う必要がなくなる。脅威検知とセキュリティ・スクリーニング技術を専門とするSmiths Detectionによると、電子機器を取り出す必要性をなくすだけでなく、トレイを扱う割合を減らし、乗客一人当たりのスクリーニング時間を大幅短縮する。

新しいセキュリティ・スキャナーは、空港での行列解消に役立っている。行列は、多くの空港が人員不足に直面したパンデミック後に大きな問題となっていた。■

Why Do Laptops Need To Be Removed From Hand Luggage At Airport Security?

BY

VYTE KLISAUSKAITE


9.11以降、自作自演の爆発物を防ぐため空港の保安規制が変更され、液体物の持ち込み制限や、機内持ち込み手荷物からノートパソコンや電子機器を取り出す必要性が出てきた。

ノートパソコンをバッグから取り出すことで、保安担当者は内部の部品を確認でき、危険な物品を発見すできる。また、X線の遮断を防げる。場合によってはパソコンの作動を求めることもある。

だが一部空港が導入中の次世代スキャナーでは、機内持ち込み手荷物を複数の角度から見ることができるので、ノートパソコンの個別チェックが不要となるのだ。

9.11以前は、空港の保安検査は、ナイフ、液体物、電子機器などあらゆるものが入ったバッグを持つ休暇客を通過させていた。9.11テロ事件以降、爆発物を通さないよう空港の保安規制が変更された。

液体は100ミリリットル以下であれば機内持ち込みが緩和されている(ただし、新型スキャナーの導入に伴い、このルールは主要空港で廃止されつつある)。また、ノートパソコンなど電子機器は、手荷物から取り出し検査を受けなければならない。これらのルールの背後にある理由を説明しよう。

説明

ノートパソコンを手荷物から出す主な理由は、バッテリーや機械部品が高密度であるため、特に古いスキャンシステムではX線が通りにくいからだ。電源コードやタブレット、カメラなどの他の機器も同様だ。

ノートパソコンをバッグの中に入れておくと、その他アイテムがスキャンから遮られることもある。別々にスキャンすることで、警備員はその内部コンポーネントをスクリーンではっきり見ることができる。状況によっては、ノートパソコンが機能していることを証明するため電源を入れるよう求められることもある。

さらに、ノートパソコンのバッテリーは、非常に可燃性の高いリチウムイオンで作られていることを理解することが極めて重要だ。米国連邦航空局(FAA)は、ノートパソコンのバッテリーを機内貨物室に保管すると、過熱の可能性があると警告を発している。リチウムバッテリーを含む機器に関するFAAのコメントは以下の通り:

「リチウム金属またはリチウムイオン電池を搭載した機器(ノートパソコン、スマートフォン、タブレットなど)は、機内持ち込み手荷物にしてください。客室乗務員は、機内でのリチウム電池の火災を認識し、対応できるよう訓練されています。リチウム電池や機器が過熱、膨張、発煙、燃焼している場合は、直ちに乗務員にお知らせください」。

次世代スキャナーの導入

世界各地の空港で、機内持ち込み手荷物を多角的に検査できる次世代スキャナーが導入されれば、ノートパソコンをいちいち取り出す不便さは過去のものになる。実際、多くの乗客が喜ぶなか、すでに導入している空港もある。ミラノ・リナーテ空港(LIN)、アムステルダム・スキポール空港(AMS)、ローマ・フィウミチーノ空港(FCO)、アイントホーフェン空港(EIN)などである。

高性能スキャナーは、何かが隠されているかを判断でき、ノートパソコンやその他の電子機器のチェックを別途行う必要がなくなる。脅威検知とセキュリティ・スクリーニング技術を専門とするSmiths Detectionによると、電子機器を取り出す必要性をなくすだけでなく、トレイを扱う割合を減らし、乗客一人当たりのスクリーニング時間を大幅短縮する。

新しいセキュリティ・スキャナーは、空港での行列解消に役立っている。行列は、多くの空港が人員不足に直面したパンデミック後に大きな問題となっていた。■

Why Do Laptops Need To Be Removed From Hand Luggage At Airport Security?

BY

VYTE KLISAUSKAITE


2022年12月24日土曜日

米国ではエアタクシー、リージョナル機から空港の電動対応が喫緊の課題に。一律の対応は不要だが、日本の動きの遅さが気になる....

AviationWeek記事からです

2025年から開始の計画があるeVTOLの運航に必要なインフラの整備が空港の課題になってきた。



 アーチャーエイビエーションArcher AviationやジョビーエイビエーションJoby AviationのようなeVTOLメーカーが、早ければ2025年もにエアタクシーサービスを空港で開始する計画で、電気航空機インフラを整備する空港運営会社の課題は、現実味を増してきている。

 エンジニアリング会社WSPの副社長補佐ガエル・ルブリスGaël Le Brisは、「新型航空機は実用化が近づいていますが、運用ではまだ不確実性が残っています。空港幹部は革新を話題にしていますが、最初に尋ねるのは、『電気および水素をどうすべきか』です」という。

 WSPは、米国科学・工学・医学アカデミーの運輸研究委員会の委託で、空港の実務担当者向けに、電気航空機や水素技術、先進的な航空モビリティに関するガイダンス文書二点を作成し、まず1つを今年初めに発表しており、1月に2つ目を発表する。

 ル・ブリスは報告書について、「空港における先進的な航空モビリティについて、初期の計画段階から運用まで総合的なアプローチを提供します」と述べている。電気飛行機だけでなく、地上の電気自動車、空港内の暖房システムなど、「あらゆるものの電化」に対応するため空港に何メガワット設置する必要があるか、といったユーティリティ計画のツールも提供しています。

 WSPの結論の中に 2035年までには、バッテリー駆動航空機が米国内の航空機の1~5%を占めるようになるかもしれないとある。「しかし、すべての航空施設が同じように電気航空機需要を経験するわけではありません」とル・ブリスは述べ、空港ごとに予想される格差は、オペレーターの好みの違い、地域差、小規模空港での追加輸送の機会によるものだとしている。

 一例として、マサチューセッツ州ハイアニスを拠点に小型飛行機を運航するケープエアは、4月にイービエーションEviationの9人乗り電動機を最大75機購入すると合意した。「ケープ・エアはおそらく10年以内に電動機への移行を実現するでしょう」。

「ボストン・ローガン空港のような重点空港では、電動航空機の集中運用が実現し、適切なインフラでサポートする必要があります」とル・ブリスは付け加える。「電動航空機の採用率は、地域や、州や地域が採用する政策により変ります」。

 WSPは現在、ダラスのケイ・ベイリー・ハッチソン・コンベンション・センターのマスタープランを主導しており、既存のダラスCBDバーティポートVertiportを電動VTOL航空機に対応させる再開発案が含まれている。同施設の世界最大級のヘリポートは、当初V-22オスプレイの民間版を収容するため設計されたが、コンベンションセンターの再開発で最上階に移設される案が出ている。「このバーティポートが航空サービスのゲートウェイにするなら、FATO/TLOFエリア2つとeVTOLスタンド6つを備え、地上へ素早くアクセスできる大型施設が必要です」とル・ブリスは述べた。

 一方、WSPはフィラデルフィア国際空港では、進行中の空港マスタープラン更新の一環として、バーティポート施設の追加について空港管理者を支援している。このバーティポートは、ターミナルに直接アクセス可能な駐車場とレンタカー施設の屋上に設置される可能性があり、eVTOLの運用に「最適」な場所となる。

「屋上の広さと形状から、各種レベルの需要に対応できる拡張性のあるバーティポートを設置できる余地があります」とル・ブリスは言う。「また、従来型航空機の運航から可能な限り独立したアプローチと出発経路を提供することも重要です」。

 将来的には、空港は、電気航空を可能にするだけでなく、既存のライドシェアと統合し、大量輸送網に接続できるインフラの構築に注力するよう、ル・ブリスは助言している。

「電動航空機の飛行は素晴らしいことですが、先進的な航空モビリティを活用し、他の交通手段と統合し、一般市民の航空モビリティへのアクセスをどう向上させるのべきでしょうか」とル・ブリスは言う。「どうすれば、玄関先から最終目的地まで素晴らしいモビリティサービスを実現できるでしょうか?私たちがAAMを考えるとき、これらを問いかけています」。■

 

AAM Viewpoint: How Should Airports Prepare for Electric Aircraft?

Ben Goldstein December 23, 2022

https://aviationweek.com/aerospace/advanced-air-mobility/aam-viewpoint-how-should-airports-prepare-electric-aircraft

 

 

Ben Goldstein

Based in Washington, Ben covers Congress, regulatory agencies, the Departments of Justice and Transportation and lobby groups.