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2022年4月6日水曜日

今度はマレーシアで737が急降下するインシデントが発生。しかし....

 



4月3日日曜日、マレーシアのクアラルンプール(KL)からタワウに向かうMH2664便は、数秒で7000フィート降下し、乗客に恐怖を与え、KLに引き返した。


Photo: Boeing



マレーシア航空のボーイング737-800型機の搭乗客は、突然7,000フィート降下したことに恐怖を覚えた。同機は方向転換してKLに戻り、航空会社はマレーシア航空安全当局に事故報告書を提出した。


突然の降下で乗客が座席から "浮いた"

The New Straits Times記事によると、マレーシア航空MH2664便の飛行開始から30分後に事件が発生した。その後、搭乗していた乗客がSNSで、飛行機が数秒で7,000フィート急降下し、数人の乗客が座席から「浮いた」状態になったと語っている。

 MH2264便は、クアラルンプール(KUL)発14:30、サバ州タワウ(TWU)行きの便で機材は機齢8年のボーイング737-800型機「9M-MLS」だった。飛行追跡サイトRadarBox.comによると、同機は南シナ海上空を約3万フィートで巡航中に急降下が発生した。約10分で約17,000フィート降下した。その10分間、飛行機が「不安定」であったという乗客のオンライン・コメントと一致する。

 最初の短い急降下に続き、2回目の小さな降下があった


Image: RadarBox.com



日曜日の事故に巻き込まれたボーイング737-800(写真)。写真 ボーイング


 RadarBox.comは、ティオマン島とジェマジャ島の間で、飛行機が旋回する様子を映し出している。同機は首都の南で数回旋回した後、無事着陸した。マレーシア航空によると、悪天候の中、同機に技術的な問題が発生した。同航空は、パイロットが予防措置としてクアラルンプールに引き返す決定をしたと付け加えた。

 「4月3日のクアラルンプール発タワウ行きMH2664便は、途中の悪天候も重なり、航空機の技術的な問題から引き返した」とマレーシア航空の声明は述べている。「同機は午後5時3分にKLIAに安全に着陸した。乗員乗客の安全は、マレーシア航空にとって最も重要なことです」

 パイロットは、対処と方向転換の決断に対して、ネット上で広く賞賛を浴びた。調査は続いており、マレーシア民間航空局は、フライトデータモニタリングシステムを調査するとしているが、パイロットは正しく対応したようだと示している。


乱気流のポケットが原因か

急降下の原因のひとつは、俗に「エアポケット」と呼ばれる乱気流ポケットだと思われる。エアポケットとは、簡単に言えば、気圧の低い領域で航空機が急激に高度を下げること。現代の飛行機は激しい乱気流に耐えられる設計だが、予期せぬ落下は、シートベルトをしていない乗客にはあまり楽しいものではない。機内でけがをしたり、まれに死亡するのは、人や物が機内に投げ出されることが原因だ。New Straits Timesの記事が引用した乗客の談話では、乗客は叫び、泣き、命の危険を感じていたとある。

 今回の機材9M-MLSは、マレーシア航空で比較的トラブルなく飛行している。2017年には、同機でランカウイ=クアラルンプール間を運航していたパイロットが緊急降下した。機内の与圧がうまくいかず、乗客の酸素マスクが展開できなかったためだ。日曜日の事件以来、同機はクアラルンプール空港で地上待機している。■


Inflight Scare: Malaysia Airlines 737 Drops 7,000 Feet In Seconds

Inflight Scare: Malaysia Airlines 737 Drops 7,000 Feet In Seconds

BY ANDREW CURRAN


先日の中国東方航空の異常な地上激突事故のあとだけに一瞬ハラハラしながら読みましたが、今回は737NGで機種が異なり、しかも天候条件が原因のようで安心しました。


2022年3月22日火曜日

3月21日の中国東方航空MU5735便の墜落は通常では考えられない事故の様相。

  

China Eastern Boeing 737-800 that crashed on March 21, 2022

今回の事故機B-1791登録番号のボーイング737-800。2015年ワシントン州シアトルで同社引渡しの直前の姿。Credit: Joe Walker

 

 

中国東方航空のボーイング737-800(機体番号41474、登録番号B-1791)が中国南部広西省 梧州近くの山地に墜落したのを中国航空当局CAACが認めた。

 

ターミナル4航空事故専門サイトもご覧ください。

https://airaccidentsdisaster.blogspot.com/

 

 

MU5735便には乗客123名、乗員9名が乗り昆明から広州へ向かっていた。広西省緊急事態管理局は英字紙China Dailyに墜落で「山火事」が発生したが捜索救難チームが現地に向かったと述べた。死傷者数は不明だ。CAACは「緊急措置」を発動させた。

 

国営放送CCTVでは中国東方航空は保有する737-800全機を3月22日より飛行停止措置とすると伝えた。同社の737-800は75機あり、機材の8割に相当する。

 

CAACは737NGになにもアクションを示していないが、安全問題が発覚すれば躊躇なく全機を飛行停止にするとしている。ちなみに2019年3月に737MAXファミリーで人身事故が発生しCAACが世界ではじめて飛行停止措置を決めた。

 

「通常の状況なら、墜落事故発生後に共通問題を疑い737全機の飛行を停止するようなことはない」とCowen & Co. 社のアナリストが書いている。「ただボーイングが737MAXで問題を抱えていることを考えれば、今回の中国東方機の事故原因が判明するまで利用客も737利用を敬遠するのではないか。設計、製造いずれの問題でないとわかれば話は別だが。そうなると墜落原因の究明が待たれる」。

 

飛行追跡サイトFlightradar24で同機は高度30千フィートから急降下し3分で地表に激突している。同機は昆明を現地時間午後1時11分ごろ離陸し、午後2時25分頃に広州空港からおよそ170マイル地点に墜落した。Flightradar24では同じ機体が重慶から昆明に飛んでおり、最後の同区間飛行は3月18日だった。

 

未確認CCTV映像は近隣の建物の監視カメラと車載カメラ双方からの撮影と思われるものがオンラインに出回っており、737が急角度で地面に激突している。

 

中国消防当局の無人機の映像では墜落地点のクレーターが写っており、周囲に破片が散乱している。中国東方のロゴがつくウィングレットがかろうじて視認できる。

 

Aviation Week Network Fleet Discoveryデータベースによれば事故機は製造後6.8年で2015年6月に中国東方へ引き渡され、延べ8,734回合計17,708時間を飛行している。

 

今回の事故は中国では2010年以来の深刻な案件となった。2010年には河南航空のエンブラエルE190が黒龍江省伊春Yichun 空港への着陸に失敗し、機内96名中44名が死亡していた。

 

中国の737-800では2018年8月に厦門エアの機体がマニラ国際空港で雨天で滑走路を逸脱し、全損している。この際に死亡重傷者はなかった。■

 

 

China Eastern 737-800 Crashes With 132 Onboard | Aviation Week Network

Chen Chuanren March 21, 2022