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2025年11月28日金曜日

エアバスA320の飛行制御ソフトウェア変更を欧州航空安全機関(EASA)が11月28日に即時命令(Aviation Week)― neoも対象

 

日本ではANA、スターフライヤー、ジェットスター、ピーチが運行中です
ショーン・ブロデリック 2025年11月28日

A321XLRクレジット:エアバス

6,000機にのぼるエアバスA320ファミリー機を運航する事業者は、飛行制御入力でメーカーが「強烈な」太陽放射solar radiationによる意図しないリスクを軽減するため、直ちにソフトウェア改修を迫られている。

欧州航空安全機関(EASA)が11月28日に発令し、11月29日発効の緊急耐空性指令(EAD)は、運航者に飛行前に航空機のエレベーター・エルロン制御コンピュータ(ELAC)が「使用可能」であることを確認するよう命じている。このEADは、エアバスが11月28日に全運航者へ発出した通知に基づく。米連邦航空局(FAA)を含む他の規制当局もEASAの指示を採用すると見込まれる。

A320の運用機体数が膨大で影響規模も大きいため、この問題により運航の混乱が予想される。

影響を受けるのはA320および新型A320neo(A319・A321を含む)だ。エアバスによれば、ELACは最近更新されたソフトウェアを以前のバージョンに戻すことで修復可能となるのが大半だという。

しかし、最も古い約1,000機の対象機体は、新ソフトウェアに対応するためハードウェア変更が必要となる。これらの機体には旧ハードウェアの再設置が必要であり、作業には長い時間を要する。

エアバスは、10月30日に発生したジェットブルーA320の事故調査中にこの問題を特定した。カンクンからニューアークへ向かう同機は、巡航中に突然高度を失った。

欧州航空安全機関(EASA)の緊急安全勧告(EAD)は、具体的な便名を明かさず「A320が最近、意図しない限定的な機首下げ現象を経験した」と述べた。「自動操縦装置は現象中作動したままだった。高度低下は短時間かつ限定的であり、その後の飛行は問題なく続いた。エアバスによる予備的な技術評価では、影響を受けたELACの故障が要因の一つである可能性が特定された」。

当該機には最新版のELACソフトウェアが搭載されていた。エアバスは旧バージョンへの回帰でリスクが解消されると判断した。

「A320ファミリー機における最近の事象分析により、強い太陽放射が飛行制御機能に不可欠なデータを破損する可能性が判明した」とメーカーは声明で説明した。「エアバスは航空当局と積極的に連携し、利用可能なソフトウェア及び/又はハードウェア保護策を実施し、機体の安全な運航を確保するため、運航事業者に対し緊急予防措置を要請する『運航事業者向け緊急通報(AOT)』を発出した」と付け加えた。

一部の運航事業者は、エアバスがAOTを発出すると直ちに機体の改修を開始した。

アメリカンエアラインズは、保有するA320ファミリー480機のうち約340機が影響を受けると発表した。同社は11月30日までに「大部分」の修正を完了する見込みだ。

「エアバスのソフトウェア問題に対処し、影響を受ける便の顧客対応にあたっている」と同社は述べ、「予備的安全審査」では自社機で同様の事象は確認されていないと付け加えた。

英国の民間航空局は、日曜日から一部の便が運航停止になる可能性があると発表した。格安航空会社イージージェットは「これにより一部混乱が生じる見込み」と述べた。同社はその後、ソフトウェア更新を開始し、機体多数で完了済みであり、土曜日の便は予定通り運航する計画だと付け加えた。乗客にはフライトプランの確認を呼びかけている。

太陽放射は宇宙天気の影響で急増することがある。これは通常、太陽からのコロナ質量放出と関連している。米国海洋大気庁(NOAA)によれば、強力な太陽嵐は電力網や衛星航法システムなどの障害を引き起こす可能性がある。この活動は周期的で、NOAAは現在の太陽活動周期において2025年が活動ピークだと指摘している。

エイビエーション・ウィーク・フリート・ディスカバリーによると、世界中の稼働中のA320機は保管中の約900機を除き、計約9,900機である。この指令は稼働中の機体の約60%をカバーする。

ショーン・ブロデリック

上級航空輸送・安全編集者ショーン・ブロデリックは、アビエーション・ウィーク・ネットワークのワシントンD.C.事務所から、航空安全、MRO、航空会社ビジネスを担当している。


EASA Orders Immediate Airbus A320 Flight Control Software Changes

Sean Broderick November 28, 2025

https://aviationweek.com/air-transport/safety-ops-regulation/easa-orders-immediate-airbus-a320-flight-control-software





2025年2月2日日曜日

エアバスがA321XLRの第2生産施設として旧A380組立ラインを転用―320neoファミリーの受注残は1万機と好調で、321neoが中心だ

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Photo: Photofex_AUT | Shutterstock


エアバスはフランスのトゥールーズにある最終組立ライン(FAL)でA321XLRの組立てを開始した


フランスでのA321XLRの組み立て

トゥールーズを拠点とするLa Dépêche紙記事によると、エアバスはジャン・リュック・ラガルデール工場で、イベリア航空に納入されるA321XLRの組立てを開始した。

 この作業は2024年12月に開始され、最終的に機内装備が取り付けられ、エンジンが機体に搭載される。イベリア航空のA321XLRは、CFMインターナショナルのLEAP-1Aを2基搭載する。


トゥールーズで組み立てられたA321neo初号機の引き渡し

2023年12月、エアバスはフランスのトゥールーズにあるA320neo用FALが、最初の機体を完成させたと発表した。ペガサス航空が2023年12月28日、TC-RDKとして登録された同機をイスタンブールのハブ空港であるサビハ・ギョクチェン国際空港(SAW)に迎え入れ、2024年1月2日より運航を開始した。

Ch-aviationのデータによると、ペガサス航空への納入以来、エアバスはさらに33機のA321neoを世界中の航空会社に納入しており、その中にはHKエクスプレスへ6機、IndiGoへ2機、大韓航空へ4機、ペガサス航空へ10機(TC-RDKを除く)、ユナイテッド航空へ5機が含まれている。

 一方、2023年12月1日から1月31日までの間に、エアバスはドイツのハンブルク・フィンケンヴェルダー空港(XFW)から294機、アラバマ州のモービル国際空港(BFM)から54機のA321neoを引き渡した。

 また、77機は中国の天津濱海国際空港(TSN)で組み立てられ、顧客に引き渡された。この空港には、エアバスがA320neoファミリーのFALと、ワイドボディの完成・引き渡しセンター(C&DC)がある。


A380の跡地を転用

2020年1月、エアバスはA380のFALラガルデール施設を、A321LRやA321XLR含むA321neo航空機ファミリーの生産に転用する決定を発表した。エアバスは2021年12月にA380生産を終了し、エミレーツ航空に最後の2階建て機を引き渡した。

当時、エアバスはトゥールーズにあるA320の生産システムを近代化するため、この施設に「デジタル対応」のA321neo組立ラインを収容すると述べていた。「新設備は、トゥールーズにおける単通路機全体の生産能力を横ばいに保ちつつ、A321の生産により柔軟性を提供する」。

 エアバスの前最高執行責任者(COO)であり、現在はエアバス・ディフェンス・アンド・スペースを率いるミヒャエル・シェルホルンは、同社がA320neoファミリー、特にA321neoとその派生機に対する空前の需要を享受しているため、産業フローを最適化するためA321neoの生産能力を増強する決定をしたと説明した。

 エアバスの納入実績報告書によると、2024年12月31日現在、A320neoファミリーの受注は10,969機で、内訳はA319neoが57機、A320neoが4,083機、A321neo(A321LRとA321XLRを含む)が6,829機となっている。■


Airbus Picks Former A380 Assembly Line As The 2nd A321XLR Production Facility

By 

Rytis Beresnevičius


2022年9月23日金曜日

エアバスの機関投資家向け説明会が久しぶりに開催。A220ストレッチ版開発、COVID-19で手持ち資金枯渇、ワイドボディ攻略、中国でボーイングからシェア奪うなど。

 


エアバスの最高経営責任者ジローム・フォーリGuillaume  Fauryはエアバスに適切な時期にA220の大型版を作る計画があると明らかにした。


エアバスA220の拡大版?

エアバスA220はエアバスが開発した航空機ではなく、カナダのボンバルディアが作ったもので、2018年にエアバスがこのプロジェクトを購入した。当時、ボンバルディアはエアバスやボーイングに挑戦し旅客機市場に参入するのが困難な状況になっていた。ボンバルディアCシリーズプロジェクトは、エアバスの予想をはるかに上回るコストがかかる赤字プログラムとなった。エアバスの最高財務責任者ドミニク・アサムDominik Asamによると、同メーカーは2025年までに収支を均衡させるという。A220-500型の可能性は、エアバス最大の稼ぎ頭であるA320neo型機に取って代わる可能性がある。


2

 アサムはA320neoの生産予測を再確認した。水曜日にエアバスは、2025年までに月産75機体制を求めるサプライヤーへの圧力を撤回すると報告していた。

 A320neoファミリーの成長により、エアバスはナローボディ市場で絶好のポジションにつけている。

 本日、エアバスは4年ぶりにCapital Markets Dayを開催し、フォーリ、アサム両名が出席した。フォーリは、エアバスの手持ち資金はCOVID-19パンデミックで枯渇したと述べ、自社株買いの可能性を否定しなかった。

 イベントで、フォーリは、エアバスが大型旅客機の市場シェアの拡大をほのめかした。エアバスはナローボディでかなりの成功を収めているが、ワイドボディ機で足場を強めたいと考えている。まず、A350貨物型をテコ入れする。同期はまだ実機が完成していない777X貨物型に比べ劣勢のままだからだ。

 エアバスは、単通路機の市場で大きな成功を収め、最近では急成長して市場の主導権を握っている。その成長を牽引してきたのがA321neo型機だが、A321XLRは開発が遅れており、エアバスの想定より時間がかかっている。

エアバスのA312XLRの2号機が今週初飛行した。写真:エアバス 


 エアバスは、A300をはじめとするワイドボディ機メーカーとして誕生したが、単通路機で最も成功を収めている。A321neoの効率と航続距離改善により、エアバスは長年ボーイングが独占してきたワイドボディ市場の下限で競争できるようになった。


中国におけるエアバスの成長ぶり

ナローボディ市場におけるエアバスの成功の完璧な例として、中国の厦門航空があり、同社はA320neoファミリー機40機を最近発注した。厦門航空はすべてボーイング機材を使用しているが、これは間もなく変更される。 ロイター通信によると、厦門航空は昨日、45億ドル相当の発注を発表し。8月には、厦門航空の過半数を所有する中国南方航空が、A320neoファミリー機96機の発注を発表している。ボーイング737MAXが中国で運行停止が続く中、エアバスが中国の航空市場で地歩を固めつつある。今週、ボーイングは、中国の航空会社向けに製造済み航空機の再割当てを開始すると発表した。

 エアバスの受注ぶりとボーイングのトラブルで、エアバスは中国で急成長のチャンスを得ている。■


Airbus CEO: Larger A220 Will Make Sense At The Right Time

BY LUKAS SOUZA

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Lukas Souza (140 Articles Published)

Journalist - Lukas flew for the first time before his first birthday, and has loved aviation since his earliest memory. Combining a passion for aviation, storytelling, and photography, Lukas joins the Simple Flying team from Colorado Springs in the United States.

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