4月3日日曜日、マレーシアのクアラルンプール(KL)からタワウに向かうMH2664便は、数秒で7000フィート降下し、乗客に恐怖を与え、KLに引き返した。
Photo: Boeing
マレーシア航空のボーイング737-800型機の搭乗客は、突然7,000フィート降下したことに恐怖を覚えた。同機は方向転換してKLに戻り、航空会社はマレーシア航空安全当局に事故報告書を提出した。
突然の降下で乗客が座席から "浮いた"
The New Straits Times記事によると、マレーシア航空MH2664便の飛行開始から30分後に事件が発生した。その後、搭乗していた乗客がSNSで、飛行機が数秒で7,000フィート急降下し、数人の乗客が座席から「浮いた」状態になったと語っている。
MH2264便は、クアラルンプール(KUL)発14:30、サバ州タワウ(TWU)行きの便で機材は機齢8年のボーイング737-800型機「9M-MLS」だった。飛行追跡サイトRadarBox.comによると、同機は南シナ海上空を約3万フィートで巡航中に急降下が発生した。約10分で約17,000フィート降下した。その10分間、飛行機が「不安定」であったという乗客のオンライン・コメントと一致する。
最初の短い急降下に続き、2回目の小さな降下があった
Image: RadarBox.com
日曜日の事故に巻き込まれたボーイング737-800(写真)。写真 ボーイング
RadarBox.comは、ティオマン島とジェマジャ島の間で、飛行機が旋回する様子を映し出している。同機は首都の南で数回旋回した後、無事着陸した。マレーシア航空によると、悪天候の中、同機に技術的な問題が発生した。同航空は、パイロットが予防措置としてクアラルンプールに引き返す決定をしたと付け加えた。
「4月3日のクアラルンプール発タワウ行きMH2664便は、途中の悪天候も重なり、航空機の技術的な問題から引き返した」とマレーシア航空の声明は述べている。「同機は午後5時3分にKLIAに安全に着陸した。乗員乗客の安全は、マレーシア航空にとって最も重要なことです」
パイロットは、対処と方向転換の決断に対して、ネット上で広く賞賛を浴びた。調査は続いており、マレーシア民間航空局は、フライトデータモニタリングシステムを調査するとしているが、パイロットは正しく対応したようだと示している。
乱気流のポケットが原因か
急降下の原因のひとつは、俗に「エアポケット」と呼ばれる乱気流ポケットだと思われる。エアポケットとは、簡単に言えば、気圧の低い領域で航空機が急激に高度を下げること。現代の飛行機は激しい乱気流に耐えられる設計だが、予期せぬ落下は、シートベルトをしていない乗客にはあまり楽しいものではない。機内でけがをしたり、まれに死亡するのは、人や物が機内に投げ出されることが原因だ。New Straits Timesの記事が引用した乗客の談話では、乗客は叫び、泣き、命の危険を感じていたとある。
今回の機材9M-MLSは、マレーシア航空で比較的トラブルなく飛行している。2017年には、同機でランカウイ=クアラルンプール間を運航していたパイロットが緊急降下した。機内の与圧がうまくいかず、乗客の酸素マスクが展開できなかったためだ。日曜日の事件以来、同機はクアラルンプール空港で地上待機している。■
Inflight Scare: Malaysia Airlines 737 Drops 7,000 Feet In Seconds
Inflight Scare: Malaysia Airlines 737 Drops 7,000 Feet In Seconds
先日の中国東方航空の異常な地上激突事故のあとだけに一瞬ハラハラしながら読みましたが、今回は737NGで機種が異なり、しかも天候条件が原因のようで安心しました。
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