
「Amazon Leo」で初期サービス開始の準備が完了した
Amazon Leo Ready For Initial Service After Final Atlas V Deployment
https://aviationweek.com/space/satellites/amazon-leo-ready-initial-service-after-final-atlas-v-deployment
アマゾンは、アトラスVロケットによる衛星29基の展開で、低軌道ブロードバンドサービスの初期サービスを開始する準備が整ったと発表した。
打ち上げサービスプロバイダーのユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)によると、アトラスVロケットは7月2日午前0時30分(米国東部時間)、ケープカナベラル宇宙軍基地(SFS)のスペース・ローンチ・コンプレックス41から打ち上げられた。これは同ロケットによるアマゾン向けの最終ミッションとなった。この打ち上げで29基の衛星が軌道に投入され、アマゾン・レオの衛星群は390基以上に拡大した。
「今年の初期サービス開始に必要な打ち上げはすべて完了し、今後のミッションは単にカバー範囲と容量を拡大するだけだ」と、同プログラムを率いるアマゾンのクリス・ウェーバー副社長はソーシャルメディアで述べた。現在軌道上にある衛星により、初期対象緯度全域で継続的なサービスが可能になると同氏は指摘している。
アマゾンは、スペースXの「スターリンク」に対抗する中で、この衛星群を展開するため各種打ち上げロケットを使用してきた。打ち上げの大部分はユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が担当しており、バルカンロケットによる38回のミッションが計画されており、各ミッションで40基以上の衛星を打ち上げる予定だ。
しかし、打ち上げロケットの供給不足がネットワーク展開の足かせとなっており、同社は衛星展開に関連する連邦通信委員会(FCC)のライセンスについて免除措置を求めることを余儀なくされた。FCCは先月、この免除を承認した。
打ち上げロケットの問題は、5月にブルーオリジンの「ニューグレン」ロケットが静的燃焼試験中に発射台で爆発したことでさらに深刻化した。同ロケットは、48基のアマゾンLEO衛星を打ち上げる準備が進められていたが、事故当時、衛星はロケットに搭載されていなかった。ULAもバルカンロケットで問題を抱えており、打ち上げを一時中断している。アマゾンは、アリアンスペースの「アリアン6」ロケットを用いて衛星の打ち上げを継続しており、スペースXの「ファルコン9」による打ち上げも行っている。■
ロバート・ウォールは、防衛・宇宙担当の編集長である。ロンドンを拠点とし、米国、欧州、アジア太平洋地域に広がる軍事・宇宙ジャーナリストのチームを統括している。
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