2026年9月3日木曜日

注目のエアライン ケニアエアウェイズはアフリカで有力なエアラインのひとつ。貨物事業の拡大を目指しています

 Kenya Airways

Credit: Kenya Airways

ケニア航空が貨物輸送能力とMRO体制を拡充

Kenya Airways Expands Cargo Capacity, MRO Capabilities


ニア・エアウェイズは、2026年上半期の堅調な業績指標を報告した。旅客数は220万人に達し、搭乗率は76.3%へ改善した。

また、同社は、貨物機の輸送能力拡大と、1日あたりの貨物取扱量を250メートルトンに引き上げる計画に支えられ、貨物収入が前年同期比18%増加した。

国営の航空会社は、2026年6月までの6か月間で810億ケニア・シリング(6億2500万ドル)の収益を計上したが、運航能力は前年同期比で9%減少していた。こうした増収にもかかわらず、世界的なジェット燃料価格の乱高下やサプライチェーンの混乱が収益性に大きな重しとなった。同社は上半期に160億シリングの純損失を計上した。前年同期の損失額は120億シリングだった。

当該期間中のジェット燃料価格は1バレルあたり平均142ドルで、2026年3月から4月にかけて72%の価格急騰が見られ、コストは1バレルあたり213ドルまで跳ね上がった。同社は、損失の主な原因として、燃料価格の変動を挙げている。さらに、世界的な部品やエンジンの不足により、エンジンの整備期間が90日から120日に延び、機材の稼働率が制限されたことも損失を悪化させた。

こうした課題に対処するため、ケニア航空は長期的なボトルネックを緩和すべく、整備・修理・オーバーホール(MRO)体制の拡充に投資している。

貨物事業は同社で明るい材料となっている。ボーイング 747Fの容量購入を背景に、ケニア航空は地域貨物市場でのシェアを11%から40%に拡大することを目指している。6月、本誌の取材に対し、暫定CEOのジョージ・カマルは、現在4機の737Fを保有する同社でワイドボディ貨物機の追加導入を検討していると語った。運航の柔軟性を高めるため、エンブラエルE2リージョナルジェットの導入も検討している。

ケニア航空のネットワークは、49の空港ペア、44の空港、33カ国に及んでおり、ナイロビが主要なハブ空港となっている。OAG Schedules Analyserの最新データによると、2026年8月の往復座席予約数は436,115席で、2025年8月と比較してわずか0.4%の減少にとどまっている。ナイロビは総座席数の90.9%を占め、アフリカ全体では同社の総座席数の71.5%を占めている。

しかし、同社はアフリカ以外の地域への展開を拡大しており、欧州路線の座席数は前年比13.7%増、アジア路線の座席数は28.9%増となっている一方、国内路線の座席数は16.4%減少している。

CAPA – Centre for Aviationの機材データベースによると、ケニア航空の機材構成は、737-300F 2機、737-800 9機(うち1機は運航停止中)、737-800F 2機、777-300ER 1機、787-8 9機(うち2機は運航停止中)、E190 12機(うち5機は運航停止中)となっている。同航空会社は現在、発注中の航空機はない。■

エラ・ネザーソール

エラ・ネザーソールは、『エイビエーション・ウィーク』の発行する『Arabian & African Aerospace』誌の副編集長である。


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