米連邦航空局(FAA)がヴェネズエラ空域を米航空機に閉鎖
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ルーク・ボデル
ルークは旅行ライター兼航空アナリストとして10年以上の経験を持つ。中東とアジアを拠点とする熱心な旅行者として、業界に関する深い洞察を提供している。東南アジア在住。
米連邦航空局(FAA)は、ヴェネズエラの首都カラカスに対する軍事攻撃の報告を受け、ヴェネズエラ上空への米国航空機の飛行禁止措置を実施した。FAAは航空関係者向け通知(NOTAM)を発出し、2026年1月3日06:00(UTC)より、米国登録航空機のヴェネズエラ領空飛行を禁止した。
低空飛行する航空機(米軍機とみられる)や米特殊部隊の活動が報告される中、カラカスでは複数の爆発が発生。攻撃は市内及び周辺地域の主要なヴェネズエラ軍施設(ラ・カルロタ空軍基地やフォート・ティウナなど)を標的としたと報じられている。
FAAがヴェネズエラ空域への緊急禁止令を発令
FAAがNOTAMを発令 米軍の活動が活発化する中、飛行安全上のリスクと判断し、ヴェネズエラ全高度域における米国航空機の運航を禁止。UTC6:00開始。カラカスでは爆発や米軍行動の速報が相次ぐ中での発令。ミサイル攻撃に加え、市内上空をヘリコプターが飛行したとの報告があり、現地メディアはヴェネズエラ国防相自宅が標的となったと主張。
このNOTAMは全米航空会社および米国登録機を対象とするが、軍用機と米国政府機は除外される。Flightradar24の追跡データによると、ヴェネズエラ空域の民間航空便は完全に消失し、航空機多数が同地域を回避するルートに変更している。FAAは過去数週間に複数回の警告を発出していたが、本日の措置は明らかなエスカレーションであり、禁止措置の継続期間は現時点で不明である。
FAAのNOTAMは次のように述べている。「継続中の軍事活動に伴う飛行安全上のリスクのため、[米国航空機]はマイケティア飛行情報区域における全高度での運航が禁止される」
米空軍がトランスポンダーを無効化
ヴェネズエラ空域でトランスポンダーをオフにした軍用機が飛行しているとの報告がここ数週間あり、民間機との衝突事故リスクが高まっている。トランスポンダーがなくても航空機はレーダーで捕捉可能だが、オフにすると航空機はTCAS(衝突回避支援装置)に表示されなくなる。
米空軍(USAF)は現在、全機体のトランスポンダーを無効化した模様だ。その結果、同軍の航空機は追跡システムに一切表示されなくなった。この措置は資産の再配置時の作戦機密性強化を目的としており、ヴェネズエラでの活動拡大計画を示唆する可能性がある。
トランプ大統領がヴェネズエラ空域の閉鎖を宣言したことで、航空会社は経路変更や運航停止を実施。地域緊張が高まり、世界の航空路が混乱している。
最も懸念される事例の一つは、2025年12月12日にキュラソー島からニューヨークJFK空港へ向かっていたジェットブルー航空のエアバスA320に発生した。同機がキュラソー島から上昇中、トランスポンダーをオフにした米軍給油機と遭遇し、ジェットブルーのパイロットは回避行動を余儀なくされた。そのわずか数日後、2度目のニアミスが発生。今回はアルバとマイアミ間を飛行中の民間ジェット機と米軍給油機が関与した。
今後数日間で米軍の活動が活発化する可能性を考慮すると、ヴェネズエラ周辺空域はさらに危険度を増すと予想され、FAAが商業運航を全面禁止する決定を下した背景にある。航空会社多数は、緊張状態を受けてここ数週間でヴェネズエラ路線の運航を縮小または停止している。■
FAA Shuts Venezuelan Airspace To US Aircraft After Explosions Near Caracas
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Published 16 hours ago
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