2025年利用客最大の航空路線の大半がアジア太平洋地域に集中
Aviaton Week
デイビッド・ケイシー
2025年12月19日
OAGスケジュールアナライザーのデータによれば2025年も香港=台北路線が世界で最も混雑する国際航空路線の座を2年連続で守った。また、世界で最も利用客が多い10路線のうち9路線がアジア太平洋地域だった。
香港=台北線の年間往復座席数は683万席で、前年の678万席から小幅増加した。しかし、座席数は2019年の797万席を大きく下回った。当時、この500マイル(434海里)区間は世界最繁忙国際路線でもあった。
現在7社が同路線を運航中で、キャセイパシフィックが39%のシェアで首位を占める。エバー航空が20.9%、チャイナエアラインが13.1%と続く。
アジア太平洋地域は国際旅客輸送量の世界ランキングで引き続き優位を保ち、2025年には世界で最も利用客の多い10路線のうち7路線を占めた。OAGのデータによれば、カイロ=ジッダ路線は570万席で世界第2位の国際路線のままで、エジプトとサウジアラビア間の宗教的・労働関連輸送の堅調さを示している。
クアラルンプール=シンガポール路線は座席数が前年比3.2%増加し、4位から3位に浮上した。一方、ソウル仁川=東京成田路線は座席数が6%減少し4位に後退した。ソウル仁川=大阪関西路線は座席数497万席でトップ5だった。
国際線トップ10でアジア太平洋・中東空港以外の唯一の路線は、ニューヨークJFK=ロンドン・ヒースローで、2年連続で10位となった。この大西洋横断路線の座席供給量は2025年に397万席となり、2024年から約1%減少した。
国際路線ではアジア太平洋市場が支配的だったが、世界で最も混雑する航空路線は全て国内線であり、再び韓国のソウル・金浦=済州区間が首位となった。2025年、この280マイル(約450km)の路線で1,470万席近くを提供した。前年比3.3%増だが、2019年の1,740万席には大きく及ばない。金浦=済州路線には7社が参入し、合計で1日あたり約97往復便を運航している。大韓航空とアシアナ航空の2社で総座席数の51%を占めた。
残りの国内線ランキング上位は日本が占めた。千歳=東京羽田線が1,210万席で世界第2位、福岡=東京羽田路線が1,150万席で第3位となった。ベトナムのハノイ=ホーチミン路線は1,120万席で世界第4位、サウジアラビアのジェッダ=リヤド路線は990万席で第5位に浮上した。
中国国内線では上海虹橋=深圳宝安路線が唯一の新規トップ10入りを果たし、広州白雲=上海虹橋路線を僅差で上回った。
2024年大半が洪水で閉鎖されたポルトアレグレ・サルガド・フィーリョ国際空港行き(サンパウロ・グアルーリョス/サンパウロ・コンゴーニャス発)を除くと、絶対的な座席数で前年比最大の増加を見せたのはジェッダ-リヤド路線で、2024年から2025年にかけて約115万席増加した。
上海浦東=大阪関西路線は2番目に大きく、約113万席の増加だった。2025年末に日中関係が再び緊張したにもかかわらずである。トルコ国内線のチュクロヴァ=イスタンブール・サビハ・ギョクチェン線が3位で、前年比約108万席の増加となった。■
デイビッド・ケイシー
デイビッド・ケイシーは、世界的な路線開発コミュニティの信頼できるニュース・情報源である『Routes』の編集長である。
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