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北米の航空会社は3月30日より夏ダイヤに切り替える。同日、アメリカン航空はダラス・フォートワースからロンドン・ヒースローへの出発便を過去最高の1日5便に増やし、同線は、同社で最も就航便数の多い長距離路線となる。さらに重要なことに、Cirium Diioのデータを調べると、長距離路線でここまでの頻度の路線はこれまで12年間なかったことがわかる。
ワンワールド・アライアンスと大西洋路線ジョイントベンチャーを組むブリティッシュ・エアウェイズが、3月29日にテキサスへのエアバスA380運航を終了するため、1日5便に増便される。10月下旬に復帰する際には、ボーイング777-200ERを投入する予定だが、変更される可能性もある。
アメリカンで最も就航便数の多い長距離路線
Cirium Diioによると、世界最大の航空会社であるアメリカンエアラインズは、北半球の航空夏期シーズン(3月30日~10月25日)に70以上の長距離国際路線を運航する。その中には、長距離路線で世界有数の空港であるヒースロー空港への10路線も含まれている。
70以上の路線網のうち、1日の離陸回数が5回以上となるのは1路線のみ:ダラス/フォートワースからヒースローへの路線だ。2024/2025年冬、アメリカン航空は片道4,128海里(7,645km)のこの空港ペアに1日3〜4便就航していた。
これまで、この市場に1日4便以上のフライトはなかった。スケジュール分析によると、この便数が初めてあったのは、767-300ER(現在は退役)と777-200ERが投入された2012年6月であった。
3月30日よりアメリカンは初めてダラス・フォートワース-ヒースロー線を1日5便に切り替える。ただし、5月と6月の37日間は1日4便に戻る。
アメリカンは、BAがこの路線を夏期で終了することによる不足分を補うため、過去最高の便数を提供する。同社は10月25日(ヒースロー発)まで1日5便を運航するが、26日にBAが復活するため、その後は1日4便に戻る。
アメリカン航空が長距離路線で1日5便以上を運航するのは、ニューヨークJFK空港からヒースロー空港へ1日5〜6便を運航していた2013年以来となる。
スケジュールは?
アメリカンの新しい夏期スケジュールは以下の通り。追加サービスは太字で示されている。
ヨーロッパで最も忙しい空港への12時45分到着は、5番目に遅い着陸となる。次いでフェニックスが12:50、ダラス/フォートワースが14:25、ロサンゼルスが16:05、ニューヨークJFKが21:40となる。 後者はアメリカン航空唯一の昼間のヨーロッパ行きフライトである。
2025年7月に焦点を当てると、1日2便以上出発するアメリカンの長距離路線は以下のようになる。もちろん、これは他の時期にも変わる可能性がある。 機材は使用順に記載。
ダラス/フォートワース発ヒースロー行き:1日5便(777-300ER/777-200ER)
ニューヨークJFK→ヒースロー:毎日4便(777-300ER/777-200ER)
シャーロット→ヒースロー:毎日3便(777-200ER/777-300ER)
シカゴ・オヘア空港からヒースロー空港:1日3便(787-9型機)
ロサンゼルス→ヒースロー:ダブルデイリー(777-200ER/777-300ER)
ロサンゼルス~東京羽田:ダブルデイリー(787-8型機)
マイアミ〜ブエノスアイレス:ダブルデイリー(777-200ER/787-8)
マイアミ~ヒースロー:ダブルデイリー(777-300ER型機)
マイアミ~サンパウロ・グアルーリョス:ダブルデイリー(777-300ER/787-8)
フィラデルフィア~ヒースロー:ダブルデイリー(787-9)
2004年以降のアメリカの長距離路線を分析すると、ニューヨークJFK空港からヒースロー空港へはかつて1日6便の離陸があったことがわかる 最後にこれだけの便数があったのは、正確には17年前の2008年3月28日である。■
American Airlines Grows This Long-Haul Route To Record 5 Daily Flights This Weekend
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