Credit: Mark Mercer/Alamy Stock Photo
ANAは、増大する需要に対応するためにキャパシティを拡大syる中で、エンジン関連で機材の稼働率の問題に取り組み続けている。
同社は、ボーイング787の多くに搭載されているロールス・ロイス製トレント1000エンジンのメンテナンスの遅れによる影響を受けている。
11月13日に開催されたアジア太平洋航空協会年次総会でのブリーフィングで、ANAのアライアンス・国際業務・施設・デジタルトランスフォーメーション担当EVP後藤克也は、この影響で一部欠航していることを認めた。
ANAは、影響を受ける787の正確な機数を確認していないが、複数あると見られている。後藤EVPは、ANAは可能な限り多くのエンジンを調達することを検討していると述べた。
Aviation Week Network Fleet Discoveryのデータベースによると、ANAはトレント1000エンジンを搭載した787を78機保有している。また、GEエアロスペースのGEnxエンジンを搭載した機体も7機保有している。
787エンジンの状況は、ANAの2024年度(2025年3月31日まで)の国際線キャパシティには影響を与えない見込みだ。ANAは、予備機を使用し、一部路線で他機種を使用することで、影響を最小限に抑えるよう管理しているという。ただし、2025年度のキャパシティに何らかの影響が出るかどうかは未定である。
ANAはまた、エアバスのナローボディ12機のプラット・アンド・ホイットニーGTFエンジンの長期にわたる稼働率の問題により、地上待機としている。運休中のナローボディーは減少しており、今後も減少する見込みだが、エンジン稼働率の問題が完全に解決するまでには、あと1~2年かかるだろうと後藤EVPは述べた。
一方、ANAは787とA320neoファミリーの引き渡しを継続している。 これらの納入に大きな遅れはないと後藤EVPは述べた。
また、737-8型機を20機、777-9型機を18機発注している。これらの航空機の納入スケジュールに関する最新の情報では、2025年度以降に納入が開始される予定であるとANAは述べた。
ANAは以前、機材要件の包括的な評価を行っていると発表しており、その結果、後継機や増便のためナローボディやワイドボディの追加発注が行われる可能性がある。
後藤EVPは、そのような動きはまだ検討中であると述べた。
ANAは、中長期的にどのような規模の機材が必要かを検討している が、国際市場の成長に対応するため、より多くのキャパシティを追加したいと考えている。■
ANA Navigates Trent 1000, GTF Engine Challenges
Adrian Schofield November 14, 2024
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