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スカンジナビア航空(SAS)のフライトが、乗客の機内食から生きたネズミが逃げ出し、ダイバートを余儀なくされた。同機はネズミによる安全上の脅威のためコペンハーゲンに緊急着陸し、乗客は別の機材に搭乗した。
SASの機内食から生きたネズミが飛び出した異例な事件は、水曜日の午後、オスロ(OSL)発マラガ(AGP)行きSK4683便を運航するSASエアバスA320neoの機内で発生した。機内食のサービス中に乗客の機内食から密航ネズミが飛び出し、その後逃げ去ったというのだ。信じられないかもしれないが、ネズミは配線をかじる性質があるため、機内にネズミがいることは想像以上に危険である。
写真Flightradar24
Flightradar24のデータによると、飛行機は離陸後30分も経たないうちにオスロ方面へ旋回し戻っていったが、その後コペンハーゲン(CPH)へ迂回し、出発から1時間も経たないうちに着陸した。SASの広報担当者であるØystein Schmidtは、「このようなことは極めて稀に起こることです。私たちはこのような事態に備えた手順を確立しており、二度とこのようなことが起こらないよう、サプライヤーとの見直しも行っています」。
乗客のJarle Borrestadによるフェイスブックへの投稿によると、彼の隣に座っていた女性が食事のカバーを外したところ、ネズミが飛び出してきたという。乗務員は逃亡したネズミの存在に気づいており、機長は、ネズミが機内にいることによる安全上の脅威のため、コペンハーゲンにダイバートすると発表した。乗客は別のA320neo(登録SE-ROR)に乗り換え、マラガには20時22分に到着する予定である。
げっ歯類の脅威 げっ歯類が航空機の安全で脅威とされる理由がある。ネズミの尿は金属を腐食させるからだ。
先月、フランクフルト空港(FRA)で数時間にわたって停電が発生するなど、空港で問題を起こすことでも知られている。しかし、事件は空港の夜間外出禁止令の時間帯に起きたため、フライトへの影響は限定的だった。
ガーディアン紙が報じたように、ブリティッシュ・エアウェイズは2017年、ロンドン・ヒースロー空港の出発を待つフライトの機内でネズミが発見され、同様の事件に見舞われた。この遅延と代替機の必要性により、BAはおよそ250,000ポンド(333,000ドル)の損害を被ったと言われている。■
SAS Airbus A320neo Diverts To Copenhagen After Mouse Jumps Out Of Passenger's Meal
By Luke Bodell
https://simpleflying.com/sas-airbus-a320neo-diverted-mouse-cabin/
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