(この措置はイランによるイスラエル攻撃実施の前であることに注目してください)
概要
カンタスはイランとイスラエルの紛争のため、パース=ロンドン線をシンガポール経由に変更する。
ジェット気流で燃料消費が抑えられるため、南回り直行便は引き続き運行される
緊張が続く中、旅行者はイスラエルを避けるよう勧告が出ている
西オーストラリアとイギリスの首都を結ぶカンタス航空の直行便は、ガザとイスラエルで紛争が続いている中、イラン領空を避けるためシンガポール経由に変更となる。これは、イランによるイスラエルへの差し迫った攻撃が計画されているとの懸念があるためである。これまで、カンタスのパース国際空港(PER)からロンドン・ヒースロー国際空港(LHR)への直行便は、両都市間をノンストップで運航しており、平均飛行時間は約17時間半であった。
超長距離路線が存続するためには、パース=ロンドン路線はイラン上空を通過しなければならない。しかし、イスラエルに対するイランの報復の可能性が高まったため、同社は急遽シンガポール経由に変更し、乗客、乗員、航空機の安全を確保することになった。
ヒースロー発パース行きのQF10便は、フライトマップを少し変更するだけで、直行便として運航される。これは、イランを避けながら、燃料消費量が少なく、追加燃料のために途中で立ち寄る必要のない東風ジェット気流が利用できるためである。
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QF9からQF209へ
QF9便は給油のためシンガポール経由となり、QF209便に変更となる。カンタスの広報は次のようなアドバイスを発表した:「中東の情勢により、パース-ロンドン間のフライト経路を一時的に調整しています。予約に変更がある場合は、顧客に直接連絡いたします」。
出典 GCMap
カンタスは、中東上空を通過しない主力路線QF1やQF2など、現在運航している他の路線について、イラン領空の回避による飛行経路への影響はないことを確認している。
イスラエルを避ける
オーストラリア政府もまた、緊張が続くイスラエルへの「渡航の必要性を再考する」よう国民に呼びかけている。これはその他多数の国でも同様で、イギリスの外務・英連邦・開発局はイスラエルへのすべての渡航を控えるよう、またニュージーランドのSafe Travelは "予断を許さない治安状況のため、イスラエルへの渡航は控えるように "と繰り返し勧告している。
今回の西オーストラリアとヨーロッパ間の直行便運休が、7月12日に就航が予定されているパース=パリ・シャルル・ド・ゴール間や、北半球で夏に運行が予定されているローマ-フイミチーノ間の季節便に影響を及ぼすかはまだ不明だ。
カンタス航空
IATA/ICAOコード QF/QFA
航空会社の種類 フルサービスキャリア
ハブ空港 ブリスベン、メルボルン、シドニー・キングスフォード・スミス
設立年 1920
アライアンス ワンワールド
CEO ヴァネッサ・ハドソン
国 オーストラリア
ロンドン・ヒースロー空港
IATA/ICAOコード LHR-EGLL
国名 イギリス
CEO ジョン・ホランド=ケイ
旅客数: 19,392,178 (2021)
滑走路 : 09L/27R - 3,902メートル(12,802フィート)|09R/27L - 3,660メートル(12,008フィート)
ターミナル ターミナル2|ターミナル3|ターミナル4|ターミナル5
Qantas Pauses Perth-London Service Due To Tensions Between Israel & Iran
BY
PUBLISHED 3 HOURS AGO
Only its northbound service is affected.
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