アメリカンエアラインズがニューヨーク-東京羽田線を独占直行便として運航する認可を取得し、米国と日本の接続性が高まる。
アメリカンの東京-羽田線は、日本航空との提携により、旅行者に便利なスケジュールオプションを提供する。
アメリカンがユナイテッドエアラインズを抑え東京羽田空港に就航し、競争が激化する。
アメリカンは先週、米国運輸省(DOT)からニューヨーク-羽田空港(HND)間の直行便導入の認可を受けた。DOTは、アメリカンとユナイテッドが羽田空港の発着枠をめぐり争う中、ニューヨーク市場を「過剰サービス」とするユナイテッドの反論を聞いた後の発表となった。
ニューヨークを結ぶ
テキサス州フォートワースを拠点とするアメリカンは、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)と羽田を結ぶ唯一の米国航空会社となる。さらに、この新路線の就航により、アメリカンはアメリカ-羽田間の昼間枠を4組獲得することになる。
6月28日に就航予定のニューヨーク発東京羽田行きの初便は、ニューヨークを現地時間11時25分に出発し、翌日の14時30分に到着する。復路便は東京を現地時間16:30に出発し、ニューヨークには現地時間16:35に到着する。航空券は2月26日より販売される。
日本航空との共同事業提携の一環として、アメリカンの顧客は、JFK-HND路線で都合の良い時間帯に運航する便を1日最大3便から選べる。
アメリカンのネットワーク・スケジュールプランニング担当上級副社長ブライアン・ズノティンスは、計画中の新路線の運航開始について次のようにコメントした:
「アメリカンエアラインズはこの夏、JFK-HND線に就航できることを楽しみにしています。この新路線は、我々の共同事業パートナーである日本航空のフライトを補完し、お客様に日米間でより多くの移動手段を提供するものです」。
日本航空がボーイング777-200型機で運航中の同路線は、ニューヨークと東京を結び、大阪関西国際空港(KIX)、札幌新千歳空港(CTS)、福岡空港(FUK)など、日本航空の広範な日本・東アジアネットワークへの乗り継ぎを可能にしている。
日米間ネットワーク
アメリカン航空が6月に新路線を就航すると、ダラス・フォートワース国際空港(DFW)からのデイリー、ロサンゼルス国際空港(LAX)からのダブルデイリーに続き、羽田直行便は4便目となる。同社によると、この新路線により、日米市場において年間約20万席の路線旅客が増加することになる。アメリカンは、デルタ(6便)、ユナイテッド(4便)に次いで、米国-羽田線の昼間枠で3番目に多いペアを有している。ハワイアン航空が2組でアメリカン航空に次ぐ。
2023年11月、デルタがポートランド国際空港(PDX)からのフライトで利益を上げられず、東京羽田での1日1便の発着枠を手放した後、アメリカンとユナイテッドの間で発着枠をめぐる競争が直後に発生した。どちらの航空会社も、新しい国際便を就航させるために、この枠を手に入れたかったのだ。そのため、DOTはこの1日1便の発着枠をどの航空会社に割り当てるか、選定手続きを開始した。先週、アメリカンがユナイテッドに勝利し、この枠を獲得したことが発表された。
当初、ユナイテッド航空は昨年、ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(IAH)から羽田への就航を提案していた。ユナイテッド航空はさらに、ニューヨーク地区にはすでにニューアーク・リバティー空港(EWR)からの運航便と、JFK空港からの日本航空および全日空の運航便があり、空港間の便数は十分だと主張した。DOTはユナイテッドの提案を検討したが、最終的にアメリカンを選んだ。■
New York JFK-Tokyo: American Airlines Will Become The Only US Carrier Flying Nonstop
BY
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