ジップエア、機材とネットワークの成長で次のステージへ

 


Zipair aircraft

Zipair's long-term goal is to grow to a fleet of 20 aircraft by around 2030.






安航空会社(LCC)ジップエアーは、2025年にボーイング787型機を追加受領し、ネットワークの拡大を継続する。


日本航空グループの子会社ジップエアは、最近8機目の787-8を受領した。▼さらに2機が2025年に到着する予定で、来年末までに保有機数を10機に増やす。▼現在の8機のうち6機はJALからの移籍機だが、2機は新規納入機であり、次の2機も新規納入になる。▼ジップエアは2020年に就航し、その成長は当初の計画通りに進んでいる。全機787とする体制には利点があるが、ジップエアは他の機種も検討し、787-9も検討する可能性があると同社は説明。▼長期的な目標は、2030年頃までに20機体制にすることである。▼ジップエアーは現在、787型機にライフラットシート18席を含め290席を装備しており、次の2機も同じ構成になる予定。▼しかし、ジップエアーでは、今後納入される機体でライフラットシートを増やすかを検討するという。


ジップエアのネットワークは東南アジアとアメリカに集中しており、3月には成田国際空港をハブ空港とするバンクーバー便を追加する予定だ。▼2024年に他の就航都市を追加する可能性は低いという。▼次の2機の787が到着すれば、2025年にはさらに多くの都市に就航できるようになる。▼就航地候補は、ベトナムやマレーシアなどの東南アジア内や、北米西海岸になる可能性が高い。▼2025年以降、ジップエアーはアメリカの東部、特にニューヨーク参入を検討する予定だ。


業界関係者には、長距離低コストのビジネスモデルの財政的な可能性に懐疑的な者もいるが、同社はこのアプローチに多くの利点があると言う。▼例えば、短距離路線のLCCに比べ、長距離路線では高い稼働率を維持しやすい。▼ジップエアは「Z世代」市場をターゲットにしており、顧客の約75%は40歳以下だが、乗客の60%以上は外国人。▼これは、日本へのインバウンド旅行がアウトバウンドのレジャー旅行よりはるかに早く回復しているという事実を反映している。■


Zipair Looks Ahead To Next Stages Of Fleet And Network Growth

Adrian Schofield February 21, 2024


https://aviationweek.com/shownews/singapore-airshow/zipair-looks-ahead-next-stages-fleet-network-growth


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