TSMC半導体工場の稼働開始で貨物取扱への影響を期待する鹿児島空港

 AviationWeek記事より

Credit: Kagoshima Airport

鹿児島空港(KOJ)は、隣接する熊本県にTSMCの第2半導体工場が建設される見込みであることから、同空港の貨物業務への潜在的な影響を想定している。

TSMCは2月24日に第1工場を開設し、本拠地の台湾以外で多角化を進めており、第2工場は年内に着工の予定だ。▼KOJの有村和久総務部長は、チップは主に日本国内で使用されるため、空港では半導体出荷をサポートするフライトの大きな需要は見ていないとRoutesに語った。▼しかし、鹿児島が拠点の企業もサプライチェーンでTSMCをサポートすることになるため、川下の活動が活発化すると同氏は予想している。▼半導体の倉庫は建設中だが、KOJの貨物取扱能力を拡大する当面の計画はないと同氏は述べた。▼京セラとソニーはともに鹿児島でチップ工場を操業中で、有村氏は、両社とTSMCが協力することで、貨物の流れが生まれることを期待していると述べた。▼有村氏は、主要市場の中国の回復のため、本土からのインバウンド需要が計画通りに進まなかったため、同空港の現在の優先事項はタイとベトナムからの航空会社と旅客を誘致することと述べた。■

https://aviationweek.com/air-transport/airports-networks/kagoshima-airport-assessing-impact-new-semiconductor-plants

Kagoshima Airport Assessing Impact Of New Semiconductor Plants

Chen Chuanren February 27, 2024




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