台湾のスターラックスが台北ハブを活用すべく積極的な機材調達を進めている。貨物機も導入し、台湾等からのIT製品の北米輸送市場へ参入を図る。(シンガポール航空ショー)

 


Starlux

Credit: Airbus


湾のスターラックスエアラインズはA330neoを追加発注し、旅客機材の強化を図り、同時にA350Fも導入し、貨物便の運行を立ち上げる。

2月21日のシンガポール・エアショー会場で発表された発注には、3機のA330neosと5機のA350Fが含まれる。A330neosは2025年から2026年に引き渡される予定で、貨物機はそれ以降となる。A350Fはまだ開発中である。

同社は現在、A330neoを4機、A350-900を4機、A321neoを13機保有しており、さらに8機のA350を発注中である。

スターラックスの張国偉Chang Kuo-wei会長は、A330neoは主に太平洋内路線、主要都市から台北への路線に投入されると述べた。これは、アジアと北米市場を結ぶ接続ハブとして台北を利用する戦略を後押しするねらいがある。

同様に、貨物機の導入で、スターラックスは台湾の地理的優位性を生かす。同社は、中国やアジア市場から北米へIT製品輸送で有利な市場を開拓できると考えている。

スターラックスは現在、アメリカ市場のロサンゼルスとサンフランシスコに就航しており、今年半ばにはシアトル路線を開設する予定だとチャン氏は語った。同航空会社はまた、主要なグローバル・アライアンスに加盟する意向があるという。

またチャン会長は、エアバスのナローボディ5-6機の追加発注も検討中と語った。■


Starlux Seals Airbus Widebody Order At Singapore Airshow | Aviation Week Network

Adrian Schofield February 21, 2024


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