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エアバス民間航空機部門の最高経営責任者クリスチャン・シェーラー Christian Schererは、中国のナローボディを使用する航空会社の運航が加速する中、COMACのC919を注視している。
シェーラーは、この新型ツインジェットが短期的にエアバスやボーイングから大きなシェアを奪うことはないとしながらも、中国メーカーが単通路機のマーケティング活動を強化する中、エアバスは「砂の中に頭を突っ込んでいてはならない(関わりたくないからと無視してはいけない)」と述べている。
C919はシンガポール国際航空ショーでデビューする。2月20日に開催されたシンガポール航空ショーでのメディアブリーフィングで、シェーラー は「コマックを見下すような態度をとるのは、我々からすれば本末転倒だ」と述べた。しかし、シェーラーはC919は、「エアバスやボーイングが現在市場に提供中の機体と非常によく似ている」と指摘する。
CFMインターナショナルのLeap-1CエンジンがC919に搭載されているが、Leap-1AはエアバスA320neoのオプションであり、-1Bはボーイング737マックスの専用パワープラントだ。
シェーラー は、この中国機は市場に「製品の差別化をもたらすものではない」と主張し、「だからこそ我々は、C919が戦略的観点から大きな揺さぶりをかけるとは予想していない」と述べた。
しかし、アジア太平洋地域の市場が急速に拡大していることから、ナローボディ三機種に販売拡大の余地があると考えている。
C919は2022年に中国の規制当局から認証を受け、2023年5月にローンチカスタマー中国東方航空で商業運航を開始した。■
Airbus commercial chief cautions against C919 complacency
By Dominic Perry20 February 2024
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