2022年10月7日金曜日

デルタがMITと共同で飛行機雲の環境負荷低減を研究中。成果は業界に公開する。

  


デルタエアラインズとマサチューセッツ工科大学航空宇宙学科が、航空機運行による環境負荷を軽減するため提携している。




デルタ航空とマサチューセッツ工科大学が提携

持続性飛行機雲persistent contriailsは、飛行機雲全体の約10%を占め、環境に深刻な影響を与えると考えられている。持続性飛行機雲は、熱を閉じ込め、地球を暖める雲を長い間作り出す。デルタとMITは、この環境への脅威をなくすため解決策を見つけようと協力している。

「航空業界の脱炭素化への道のりは未知数ですが、ネット・ゼロ目標を達成するため、短期、中期、長期のソリューションが必要であると分かっています。だからこそ、この取り組みはエキサイティングかつ重要なのです。この取り組みは、わずか数年で環境フットプリントに大きな影響を与える可能性を秘めています。データとソリューションを公開することで、世界中のクリエイター、イノベーター、業界関係者が、地球のため迅速かつ持続的な進歩への取り組みに参加するよう奨励しています」- デルタ航空、チーフ・サステナビリティ・オフィサー、パム・フレッチャーPam Fletcher


デルタMITの航空宇宙学科の共同研究が成功すれば、環境への悪影響を減らす航空業界全体の戦いに貢献できる。研究結果と技術は、オープンソースライセンスのもとで一般に公開される予定だ。


過去の研究では、飛行高度の調整によって、しつこく残る飛行機雲の8割近くを除去できることが分かっている。MITは、飛行機雲が発生しやすい高度と場所を予測するアルゴリズムを開発した。

 「飛行機雲の回避は、飛行機による環境負荷を迅速かつ低コストで大幅に低減できる可能性を秘めています。今回のコラボレーションは、持続性飛行機雲の理解、予測、さらに最終的な回避に役立つでしょう。航空会社と協力することで、飛行試験と運用の専門知識が得られ、ます。" - マサチューセッツ工科大学 航空・環境研究所所長 スティーブン・バレットSteven Barrett

 この研究は、デルタのサステナビリティへの最新の取り組みです。


デルタエアラインズの最新ニュース

 デルタは先日、シカゴ・オヘア国際空港のオペレーションを第2ターミナルから第5ターミナルに変更すると発表した。来週から、デルタは新しく拡張されたターミナル5に移転し、ターミナル2のEゲートは、ユナイテッドエアラインズとアラスカエアラインズが引き継ぐ。

 ターミナル移転以外にも、ターミナル5に新しいスカイクラブをオープンし、ターミナル2のクラブの約4倍となる400人近くを収容する。

 

今週、デルタは15億ドル以上の投資の一環として、ロサンゼルス空港のターミナル3に新しいゲートもオープンさせた。■


Delta Air Lines Partners With MIT To Tackle Contrails

BY

LUKAS SOUZA

PUBLISHED 12 HOURS AGO




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Lukas Souza (161 Articles Published)

Journalist - Lukas flew for the first time before his first birthday, and has loved aviation since his earliest memory. Combining a passion for aviation, storytelling, and


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