ジェットスター・ジャパンはA321LRの定期路線運用を7月1日より開始する。
Photo: Jetstar.
同社のA321LR運用方針が判明した。当面は国内路線運用とするのは同社が以前表明していたとおりだ。
ジェットスター・ジャパンが発注中の全席エコノミー238席仕様のA321LR3機は020年代中頃に全機そろう。カンタスグループで発注した18機の一部の位置づけで、ジェットスターはカンタスが部分所有している。パンデミックにより引き渡しが遅れている。
機体には新塗装が施され、特にオレンジ色の尾翼が目を引く。最初の二機はJA26LR、JA27LRの登録番号をつける。
同社設立10周年記念としてA321LRによる特別フライトが6月30日に実施される。富士山の周りを飛ぶ遊覧飛行として成田を起点とする。定期運行は翌日から開始する。
7月1日より3路線にデイリーで投入
7月1日から10月29日までジェットスター・ジャパンはA321を成田から福岡、札幌の各路線に投入する。
福岡、札幌はともに東京から遠隔地になり、新幹線との競争力が十分あり、両路線とも同社で利用率が最高になっている。ともに世界の国内線リストでも高需要路線となっている。
フライトスケジュールは以下の通り。
07:10-09:15: Tokyo Narita to Fukuoka, 1x daily, GK503
10:05-11:55: Fukuoka to Tokyo Narita, GK502
12:25-14:40: Tokyo Narita to Sapporo, 1x daily, GK111
15:30-17:05: Sapporo to Tokyo Narita, GK110
18:00-19:55: Tokyo Narita to Sapporo, 1x daily, GK119
20:45-22:20: Sapporo to Tokyo Narita, GK120
日本第6位のエアライン
OAGではジェットスター・ジャパンは今年夏時点で日本第6位のエアラインとなっている。トップのANAと比べれば13分の1だが、上位に日本航空、ピーチ、スカイマーク、JTA日本トランスオーシャン航空が控える。
同社は以前関西から香港、マニラ、台北を、名古屋からマニラ、台北、成田起点で香港、マニラ、台北、上海浦東の各路線を運行していたが、国際路線全部でもフライト全数の4%未満だった。
国際線運行は2020年上半期に終了しており、再開の兆しはない。だがA320(19機、180席)、A321LR(238席)による運行の可能性がないわけではない。
LRは高密度座席仕様だが、ジェットスター・ジャパンの国際ネットワークの範囲として東南アジア全域の目的地には問題ないだろう。■
Where Jetstar Japan Will Fly Its Airbus A321LRs
PUBLISHED 1 DAY AGO
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