Source: Airbus
エアバスのA321XLRは最大離陸重量97tで認証されたが、同社はより大きな重量仕様の承認に取り組んでいる。この97tという数値は、XLRの直前の機体であるA321LRと同じMTOWである。エアバスは2019年6月にXLRを発表した際、MTOWを101tとし、より長距離の運航が可能になると述べていた。▼エアバスは機体設計を変更し、燃料搭載量を増やすため大型の後部センタータンクを装備し、より高い重量を支えるため着陸装置を変更した。 ADVERT CFMインターナショナル・リープを搭載したXLR(正式名称はA321-253NY)の欧州連合航空安全機関の型式証明書では、承認ずみMTOWは97tと記載されている。▼エアバスは、長距離機XLRのMTOWを101tにすることを目標としている。EASAは本誌に対し、これが現在の認証値であることを確認した。「CFMのLeap-1Aは、XLRに搭載される最初のエンジン・オプションである。 最高経営責任者(CEO)のGael Meheustによると、このエンジンは、より高いMTOWを想定して35,000lb(155kN)の推力能力で「常に設計されていた」。▼エアバスは、A321neoのエンジン推力要件と離陸性能を維持するため、XLRのトレーリング・エッジ・フラップを最適化したと述べている。 500機以上のXLRが発注され、CFMによると、Leap-1Aは、11の航空会社とリース元の190機以上に採用されている。▼エアバスは、プラット・アンド・ホイットニー社製PW1100Gを搭載したバージョンの認証を今年後半に取得する予定である。▼民間航空機チーフのクリスチャン・シェーラーは、XLRの初承認はプログラムにとって「重要なマイルストーン」であると述べている。 シェーラーは、XLRを「差別化製品」であるとし、次のように付け加えている:「航続距離が長いA321XLRは、新しい直行路線開設を可能にし、当社の顧客と旅行客に成長機会を提供する。A320とA321製品群に共通する効率性を航空会社に提供し、その多目的キャビンは、まさにユニークなサービスの可能性を提供することができる」。■
Initial A321XLR certification is for 97t version with higher weights to follow | Flight Global
By David Kaminski-Morrow20 July 2024
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