2023年8月11日金曜日

中国が海外団体旅行禁止措置を撤廃。国慶節連休を前に一気に海外渡航が拡大するかで旅行業界が注目。

 



アメリカ、イギリス、日本、インド、韓国など主要国を含む70カ国以上への団体旅行の禁止措置を中国が撤廃した。

スウェーデン、ドイツなどのヨーロッパ諸国、メキシコ、ペルー、カタール、トルコ、イスラエルなどのアジア・中東諸国が含まれる。

これは、1月と3月に行われた同様の決定に続き、北京が対外団体旅行の禁止を緩和する3回目となる。


中国は2020年、コロナウィルスのパンデミックの中、厳しい「ゼロコロナ」の渡航制限の一環として、国外への団体旅行をすべて中止した。2022年後半、中国はようやく規制の大半を撤廃し、国境再開への道を開いた。


1月には、中国からタイ、シンガポール、ロシアを含む20カ国への団体旅行を許可した。そして3月には、フランス、ネパール、ブラジルなど、さらに40カ国をリストに加えた。


今回の発表は、中国と西側諸国との間の緊張の高まりや、経済情勢の低迷を背景にしている。


中国の航空会社は、「ゼロコロナ」が廃止されて以来、国際線の回復が予想より遅れていると報告している。主な課題として、人手不足に加え、中国人旅行者の旅行意欲の減退が挙げられる。中国人旅行者は、日本やヨーロッパの一部、そしてオーストラリアへの到着の主要な供給源となっている。


それでも、規制緩和は、国際的なエクスポージャーが大きい中国の航空会社を含め、中国の旅行業界に活力を与えると予想される。8月11日発行のHSBCグローバルリサーチのレポートによると、9月下旬の国慶節(建国記念日)の連休に近づくにつれ、中国人旅行者からの旅行予約検索が増加していることを理由に、団体旅行禁止措置の緩和は「海外旅行に大きな弾み」を与えるはずだという。■


China eases group travel ban to Australia, UK, USA, Japan | News | Flight Global


By Alfred Chua11 August 2023


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