米航空業界の雇用規模は80万名とコロナ前を超えた。旅客輸送が3分の2、貨物が残りだが、貨物航空は逆に雇用を減らしている。（2023年6月）
80万人以上の雇用：米航空会社、パンデミック前より8％増の雇用を実現
2023年6月追加の約2,000人の雇用も含む
米航空業界は、5月より0.2％増、2019年6月より7.86％増となり、従業員80万人超の過去最高を記録した。
旅客航空会社は業界の66％を占め、6月に3,481人の従業員を増やし、26ヶ月連続の雇用増となった。
貨物航空会社は6月に27万人を雇用したが、フェデックスが1,504人を失う筆頭となり、1,500人近い従業員の減少を経験した。
運輸統計局（BTS）は8月11日（金）、航空業界の雇用に関する最新レポートを発表した。BTSは貨物航空会社または旅客航空会社の雇用者数を追跡し、過去数年と比較している。BTSが報告した数字は8月7日現在のもの。また、旅客航空会社、貨物航空会社、およびチャーター航空会社とは、60人以上の旅客を輸送できる航空機、または18,000ポンド以上の積載量を持つ航空機を少なくとも1機運航する航空会社を指す。
新たなレベルの雇用
BTSによると、米国の航空業界で働く従業員は80万人を超えている。これには、貨物業界または旅客業界の企業に雇用されるフルタイムおよびパートタイムの従業員を含む。
801,801人という従業員規模は過去最高で、今年の5月から1,992人、0.2％増加した。74万3370人だった2019年6月と比較すると、5万8431人増加となった具体的には、旅客航空会社の従業員数は52万5000人で、業界全体の66％を占めた。旅客航空業界は6月中に3,481人増やした。これは2021年5月まで遡り、同業界における26ヶ月連続の雇用増に追加される。
旅客航空では、ユナイテッドエアラインズが6月に1,094人の従業員を増やしリードした。デルタエアラインズは965人の従業員を増やし、アメリカンエアラインズは501人を増やし、トップ3に入った。
貨物航空会社は、6月に残る27万人を雇用した。しかし、貨物航空会社は1,500人近くの従業員を失った。大手貨物航空会社のフェデックスは、合計で1,504人の従業員を減らした。
フルタイム雇用に換算すると
フルタイム換算（FTE）はBTSが算出する指標で、パートタイム従業員数を2で割り、それをフルタイム従業員数に加えて算出される。
BTSは、6月中に690,676人のフルタイム従業員と111,127人のパートタイム従業員が働いていると報告した。これは746,238人のFTEに相当する。5月と比較すると1,797FTEの増加であり、0.24%増加となった。この好調な従業員数は、686,656 FTEを記録した2019年6月に記録されたパンデミック前の水準と比較すると、依然として9.15％の増加である。
旅客航空会社は50万人近いFTEを報告し、これは今年の5月から3,428FTE増加したことになる。
これは、アメリカンが100,000人強、デルタが99,41人、ユナイテッドが90,492人雇用していることによる。サウスウエストエアラインズが71,299人、ジェットブルーが21,438人で、旅客航空会社のトップ5を占めている。エンボイ Envoyは、6月に約15,000 FTEを報告し地域航空会社で最大の雇用主であった。
貨物航空会社の6月の雇用者数は242,964人で、5月に比べ1,638人減少した。貨物航空業界はCOVID-19パンデミック前の2019年6月に比べて13,219FTEの減少となった。■
800,000+ People Employed: US Airlines Are Providing 8% More Jobs Than Before The Pandemic
https://simpleflying.com/us-airlines-more-jobs-than-before-pandemic/
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