2023年6月17日土曜日

アジア太平洋のエアラインが路線再開、追加に動き始めた。その中で気になる日本人の旅券所有率の低下。

エバーエアウェイズの動きが日本のアウトバウンド市場の課題を示唆しているものの、アジア太平洋地域の航空会社は、ネットワークで国際都市を追加している。



 カンタスエアウェイズは、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港への運航を再開し、コロナウイルス流行前のロサンゼルス経由に加えオークランド経由での運航を開始した。


Qantas 787-9

出典 カンタス航空


 同路線はボーイング787-9型機で週3便運航し、10月からは週4便に増便する。

 「国際線の再開以来、ニューヨークは、ロサンゼルスやダラスに到着するカンタスのフライトから提携航空会社に乗り継ぐお客様にとって最も人気のある目的地になっており、ニューヨーク便の販売開始以来、非常に強い需要があったことは驚くことではありません」と、カンタスCEOのアラン・ジョイスは語ります。

 中国東方航空は、ボーイング777-300ERによる上海-パリ直行便を1日1便に増便した。

同社によると、国内および国際線の航空旅行は回復している。夏のピークシーズンを迎え、中国東方航空は日本、韓国、東南アジア、ヨーロッパ、オセアニアへの国際線ネットワークを強化する。

 中国東方航空と同じ広州に拠点を置く中国南方航空は、ウルムチからパキスタンの首都イスラマバードへの既存路線に加え、西部の都市ウルムチとラホールを結ぶ週3便運航を開始した。

 台湾の航空会社も国際的なネットワークに目を向けました。チャイナエアラインは、フランクフルト、アムステルダム、ロンドン、ウィーン、ローマを含むヨーロッパのネットワークに加え、エアバスA350-900で台北-プラハ線を7月18日から開設する。


EVA JTB Pact

出典 エバー

エバー、日本のJTBと提携し、台湾を観光地としてアピール


 エバーは、台湾の日本における観光地としてのプロモーションに関する覚書を日本の旅行会社JTBと締結した。

 JTBによれば、台湾を訪れる日本人観光客数はコロナウイルスのパンデミック前の3分の1程度の水準にとどまっている。また、円安や世界的なインフレの影響もあり、日本人の旅行者の足が遠のいている。

 JTBは、パスポートを保有する日本人は2022年に17.1%と、2019年の23.8%から減少していると見ている。

 全日空は、東京成田-パース線を週3便で10月29日に再開すると発表した。また、夏の間、シンガポール便は、東京成田からのデイリーが追加され、毎日4回になる。

 韓国の格安航空会社T'Wayは、6月11日に737 Max 8でソウル・仁川-ビシュケク線を開設した。この新サービスは週3回運航される。

 東南アジアでは、インドネシア・エアアジアがジャカルタ-クチン線を週3便で運航開始した。一方、エアアジアの長距離・格安航空会社であるエアアジアX(AAX)は、クアラルンプール-アムリトサル線に週4便の就航を発表し、ニューデリーに続くインド2路線目となった。アムリトサル線は9月3日運航を開始する。

「同路線は南アジアにおけるAAXのポジションを強化する一環です。「こ手頃な運賃で中距離路線を強化するだけでなく、ビジネス全体の成長にも寄与するものと期待しています」と同社は述べている。

 インドの航空会社Vistaraも国際線ネットワークを強化し、同じスターアライアンスメンバーのルフトハンザとのコードシェア協定を拡大した。この協定でヴィスタラはルフトハンザが運航するヨーロッパ12都市(主に主要都市)でコードシェアを行う。■


North Asian carriers add international routes; Qantas returns to New York | News | Flight Global


By Greg Waldron16 June 2023

 

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