アンカレッジ拠点の太平洋横断路線を目指していたノーザンパシフィックが社名変更。来年の日本路線開設はどうなるのか。

 



Source: New Pacific Airlines


ノーザン・パシフィック・エアウェイズがニュー・パシフィック航空に社名変更


国の新興航空会社ノーザン・パシフィック・エアウェイズは、商標訴訟を争うよりも、ニュー・パシフィックエアラインズに社名を変更することを計画している。


アラスカ州アンカレッジが拠点の同社は9月8日、社名変更は連邦規制当局の承認が得られ次第有効となり、「運航は中断されることなく継続する」と発表した。


「この決定は、係争中の商標訴訟に対応するものであり、当社のビジネス、顧客、当社がサービスを提供する地域社会、そして最も重要なこととして、当社の従業員400人以上にとって正しい戦略的行動」と、航空会社の最高経営責任者であるロブ・マッキニーは言う。「ニュー・パシフィックの新しい名前は、私たちのブランドの大胆かつ決定的な軸足の象徴です」。


ニューパシフィックエアラインズは、ブランド変更期間中も「中断することなく」運航を継続する。

BNSF鉄道は、1970年に他の路線と合併し、最終的にBNSFとなったノーザン・パシフィック鉄道の商標を保護するため訴訟を起こしたと伝えられている。


ニューパシフィック航空は、この商標訴訟について、それ以上のコメントはしていない。


同社はロサンゼルスのオンタリオ国際空港とラスベガスを結ぶ週3便のフライトにボーイング757を1機使用している。Ciriumのフリートデータによると、同社はこれと別に757-200を3機保有している。


当初は2023年の早い時期に就航する予定だったが、規制当局の承認がおりず、旅客便の就航開始は7月に延期された。


アイスランド航空が大西洋横断便をレイキャビクに本社を置くように、アンカレッジを経由地として太平洋を横断する便を運航する予定だった。


マッキニーは7月、FlightGlobalの取材に対し、アンカレッジから日本と韓国へのフライトを2024年に就航開始したいと考えており、チャーター便やACMI(航空機、乗務員、整備、保険)の運航も開始するつもりだと語った。■


Northern Pacific Airways to rebrand itself as New Pacific Airlines | News | Flight Global

By Howard Hardee9 September 2023


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