Photo: Northern Pacific Airways
新興格安航空会社のノーザン・パシフィック・エアウェイズは、最初の就航路線を発表した。カリフォルニア州オンタリオとラスベガスを結ぶ週末便をボーイング757で運航する。同社はメキシコとアジアの双方を検討しているようだ。
ノーザンパシフィックが初路線就航を発表
オンタリオ国際空港(ONT)とラスベガス・ハリー・リード国際空港(LAS)を週1往復で6月2日より正式に運航開始する。
ONT-LASは金曜日14:00に出発
LAS-ONTは、日曜日の14:00に出発
同社は、週末のラスベガス旅行客で、手軽な交通手段を求める向きを想定している。ロサンゼルスからラスベガスまでは車で4時間以上かかるが、フライトの所要時間はわずか1時間だ。
写真 ノーザン・パシフィック・エアウェイズ
ノーザン・パシフィック・エアウェイズのCEOロブ・マッキニーは、次のようにコメントしている。
「本日の発表は、ノーザンパシフィック航空にとって大きなマイルストーンの達成を意味します。当社はライブフライトのスケジュール、購入可能なチケット、改装された航空機を準備中で、乗客が機内で当社チームに会い、一緒に飛ぶのが待ちきれません」。
格安航空の同社は、ONT-LAS間を毎日数便運航しているサウスウエストエアウェイズや、超低価格航空会社のフロンティアエアウェイズとの競争にさらされる。
航空券販売が始まる
ノーザンパシフィック初の収益便のチケットは、一部のオンライン旅行会社で販売が始まっており、同社ウェブサイトでの直接予約も近日中に開始する。
運賃は片道69ドルからで、限定販売だ。フライトは、プレミアムエコノミーとエコノミーの座席を備えた改修済みボーイング757-200型機で運航される。エコノミークラスは3-3レイアウトで、プレミアムエコノミーは2-2のレイアウトとなる。
当面は短距離路線
ノーザンパシフィックの就航計画は、ここ12ヶ月で数回変更されている。当初は東京、大阪、ソウルを最初の路線としていたが、ロシアとウクライナの紛争による空域の複雑化により、メキシコに焦点を移すことになった。サイパンへの進出を検討したが、現在はその予定はないようだ。
ONT-LAS路線の魅力について、マッキニーはこう述べている。
「当社の週末旅行便は、世界のエンターテイメントの中心地ラスベガスへの移動で、信じられないほど便利で費用対効果の高い方法となります。世界中のチーム、特にアラスカ州アンカレッジのチームの献身と努力に感謝しています」。
48時間の乗務員待機の上に、757を週末の400マイル路線に投入すれば採算性で疑問が残る。当初の計画が頓挫し、可能な限り早く運航を開始したい同社が、利便性を考慮してこの路線を選んだ可能性がある。同社は、最終的にはテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港から、米国とアジア間の接続便を運航したい考えだ。■
Startup Northern Pacific Plans First Flight To Las Vegas In June
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PUBLISHED MAR 8, 2023
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