シンガポールエアラインズの業績は9月も横ばいとなり、Scootが知名度が高く安定した航空会社であるシンガポール航空をしのいだ格好となった。
シンガポールエアラインズとスクートで構成されるシンガポール航空グループは、3ヶ月連続で横ばいとなった。明るい話題は、スクートが前月比8%の旅客数増を達成したことで、一方でシンガポール航空にはほとんど動きがなかった。
シンガポール航空グループの9月の搭乗者数は、8月の208万3,000人に対し、213万5,000人だった。シンガポール航空(SIA)が146万人(68%)、スクートが67万4900人(32%)で、ロードファクターは合わせて87%だった。2021年9月は15万9700人を輸送し、ロードファクターは68.5%だった。
LCCスクートが好調
2022年6月のグループ旅客数は193万8000人だったが、9月の213万5000人から10%伸びた。旅客数増加の73%がスクートによるもので、6月の53万1500人から先月は67万4000人になった。この伸びを見るには、過去4ヶ月の地域別ロードファクターが最も有効な指針となる。東アジアのロードファクターは6月の72.6%から9月は77.9%、西アジアは76.9%から88.7%、その他地域は76.8%から98%という驚異的な数字になっている。ロードファクターも75.2%から87.1%にアップしている。
東アジアで成長が見られないのは、中国、香港、台湾、日本、韓国といった重要市場でCOVID規制が長引いたことが直接の原因だ。そのため、程度の差こそあれ、4つの市場がオープンしたことで、スクートは今後数カ月の間に東アジアで目覚ましい成長を遂げそうだ。6月以来、同社は約12%輸送力を追加しているが、ch-aviation.comのデータによると、需要の高まりに十分な予力がある。
スクートは保有60機のうち、16機を休止中とし、エアバスA320-200が13機と駐機中機材の大部分を占めてる。ボーイング787は20機中18機、エアバスA321neoは8機、A320neoは6機、A320-200は12機を運航中。また、ボーイング787が5機、A321neosが6機、A320neosが12機を発注している。ポケモン787が日本に頻繁に乗り入れられるようになったので、来月には東アジアからの利用率の上昇もあるかもしれない。
シンガポール航空は、レベルをひとつ見つけ、その両側で浮いているような感じだ。6月以降、旅客数を4%伸ばしたのに対し、スクートは27%、ここ3ヶ月はやや減少している。6月のSIA全体のロードファクターは87.8%で、9月も87%とほぼ横ばいだった。6月と比較すると、東アジア、南北アメリカ、西アフリカとアジアでロードファクターが低下した。増加したのはヨーロッパと南西太平洋で、オーストラリアの伸びを反映して89.3%から94.8%に急上昇した。
貨物輸送に陰り
貨物ロードファクターは8月と同様に低下しており、原因は積載量の減少と旅客便増便によるベリーホールドの余裕度だった。2021年9月の貨物ロードファクターは87.4%だったが、今年の同月は56.4%となり、積載量は前年比14%減となった。この下落は全地域に広がっており、特に世界各地で旅客機が急速に通常運行に戻っているため、貨物バブルが圧迫されていることを示唆している。
9月には、SIAがシンガポール北京線の運航を再開し、スクートも中国の福州および大阪への運航を再開した。同グループのネットワークは現在107都市をカバーし、うちSIAは74都市、スクートは48都市に就航しています。
中国が大量輸送に国境を開くまで、シンガポール航空は現在の状況を甘受するだろうか?■
Singapore Airlines
IATA/ICAO Code: SQ/SIA
Airline Type: Full Service Carrier
Hub(s): Singapore Changi Airport
Year Founded: 1972
Alliance: Star Alliance
CEO: Goh Choon Phong
Country: Singapore
Singapore Airlines Flat In September But Scoot Still Adding Passengers
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PUBLISHED 3 HOURS AGO
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