世の中がコロナ前に戻ることは望み薄なようです。その前提で各社は知恵を絞りビジネスを継続しなければなりません。フィンエアは2021年を好調な輸送実績で締めくくったようです。Simple Flying記事からのご紹介です。
フィンランドのナショナルフラッグキャリアたるフィンエアの2021年12月輸送実績は550%増となった。航空業界がパンデミックの影響から抜けきれない中、2022年1月5日付の同社発表には12月の同社旅客増が明白になったとあり、投資家が注目すべきニュースだ。
Photo: Finnair
12月実績は602千名と前年同月比551.4%になった。2021年11月との比較でも23.8%増だった。ただし同社からは月間比較では11月は一日少ないためデータを誤解するリスクがあると指摘している。
オミクロン株の旅行業界への影響
利用旅客数は増えたものの、フィンエアによればオミクロン株流行を抑えるべく渡航制限が始まっており、旅行需要に影響が出ているという。北米路線、アジア路線でこれが顕著だという。なお、米国路線、タイ路線はともに11月に運航再開している。
貨物便も含め12月は一日平均230便を運航し、前年同月比で206%増となり、同年11月からも15.6%増だった。旅客数の変化との差について大型機を長距離路線に多く投入したためと同社は説明している。
悪天候とCOVID-19が定時運行に影響を生んでいる
フィンエアーの輸送実績は、収益旅客キロ(RPK)ベースで、前年同期比1,081.5%、前月比49.8%増加した。旅客負荷率(PLF)は、前年同期比24.3%ポイント増の54.4%、前月比8.4%ポイント増となった。貨物については、前年同期比109.2%増、前月比1.2%増となった。同航空会社によれば、12月は2019年にパンデミックがはじまってから、過去最高を記録を更新した月になった。
Photo: Finnair
12月に、フィンエアー全体の56.3%が予定通りに到着したが、厳しい天候や、追加書類作成やチェック多数を含む制限など、COVID-19関連の課題によって定時性が影響を受けた。また、感染力の強いオミクロン株の蔓延でフィンエアー社員の病欠が平均より多くなった。
国内線で17:00以降のアルコール販売を中止
フィンエアー関連のその他のニュースとして、国内線で17時以降のアルコール販売を止めている。休暇シーズンにCOVID-19の新規感染者が急増したことを受け、フィンランド政府はウイルス蔓延を阻止するために「安全停止メカニズム」を実施している。
オミクロン株は、アルファやデルタの染色体より致死率が低いと判明しているものの、艦船スピードが速い。フィンランドではCOVID-19感染者は、10日間自宅待機を求められる。このため、フィンランドの病院では医療人員が圧迫され、フィンランド航空でもフライトのキャンセルを余儀なくされている。
Finnair Flew 550% More Passengers In December 2021 - Simple Flying
by
January 9, 2022
Journalist - Mark is an experienced travel journalist having published work in the industry for more than seven years. His enthusiasm for aviation news and wealth of experience lends itself to some excellent insight, with his work cited in Forbes amongst other publications. Based in Alicante, Spain.
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