20カ月にわたり国境を封鎖していたベトナムが1月1日より入庫を再開しました。当初は特定国のワクチン接種済み旅行客からはじめ段階的に開放していく方針です。ベトナム国内のエアライン各社も国際線営業を再開しています。
Simple Flying記事からのご紹介です。
ベトナムのエアライン各社は国際線運航再開に慎重姿勢
ベトナム当局が認めたのは米国、日本、台湾、シンガポール、カンボジアの5か国を結ぶ路線で1月1日からとしている。ベトナム国内のエアライン各社は対象国に一日上限4便の運航をまず認める。南朝鮮、中国、ラオス、タイもその後ベトナムへの入国が可能となる。
ヴィエトジェット(本社ハノイ)は2022年1月1日より定期国際線運航を再開する。ハノイ、ホーチミンシティ=東京(成田)、ソウル、台北、シンガポール、バンコクの運行を予定。
当初、同社は上記路線で週一の運行とする。需要をにらみその後フライトを増やすとしており、新たに調達したエアバスA330-300を国際線に投入する。
バンブーエアウェイズ、ベトナムエアラインズも運航再開へ
バンブーエアウェイズはハノイ=東京/台北の定期運航を行う。このうち東京線は1月中は火曜日のみ、台北は水曜日の運行とする。
フラッグキャリアのベトナムエアラインズは1月より東京路線を再開し、その他ホーチミン=プノンペン、ホーチミン=サンフランシスコ線も運航する。
同社はパンデミック中も一部国際線運航を続けていた。必要物資の貨物輸送が中心だが、同社タイムテーブルには1月1日よりホーチミン=成田線を土曜日、ハノイ=成田線を木・土曜日運航するとある。
ハノイ=ソウル線は木曜日運航都市、ハノイ=バンコク及びホーチミン=バンコク線は各週二便とするほか、フランクフルト、ロンドン、プノンペンへ特別便を1月に運航する。
ベトナム北米路線に期待
ただし、米国路線の行方が関心を呼んでいる。ベトナムエアラインズ、バンブーエアウェイズからはこれまでも北米路線開設の動きがあった。米国へのノンストップ便がないベトナムはアジアで珍しい例になっている。その背景にはベトナムがFAAのカテゴリー1認定を2019年初頭まで受けていなかったこともある。
両社とも2019年の国境封鎖措置で予定が狂ったものの、太平洋路線開設に両社が前向きになっている。■
Vietnam’s Airlines Put International Flights On Sale Ahead Of Reopening
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December 30, 2021
https://simpleflying.com/vietnam-international-ticket-sales/