ボーイング777X型式認証が次の段階へ移行(Aviation Week)
クレジット:トニー・オズボーン/エイビエーション・ウィーク・ネットワーク
ドバイ発―ボーイング777-9の認証取得の遅延に「非常に、非常に失望している」と述べつつも、同プログラムは今後数日中にFAA型式検査認可FAA Type Inspection Authorization(TIA)フェーズ3を開始し、飛行試験の次段階へ進むと、ボーイング民間航空機部門社長兼CEOのステファニー・ポープStephanie Popeは語った。
「認証試験を今週中に開始する」とポープは11月16日、試験継続のFAA認可を確認してこう述べた。「(TIA)フェーズ3と4では、エイビオニクスとシステムに焦点を当てて今後数か月かけて取り組む予定だ。進捗は確実に生れている」。
ドバイ航空ショー前夜のポープ発言は、ボーイングが777-9の初号機納入が2027年まで延期されることを明らかにして1カ月も経たないタイミングだ。これで2013年のプログラム開始時に予定されていた時期より7年遅れることになる。この決定はエミレイツのティム・クラーク社長を含むエアライン企業の一部を驚かせたようで、クラークは発表を聞いて「少々不愉快な思いをした」と述べた。
ポープはクラーク発言に直接言及せず、「日々、あらゆるやり取りから学ぶべき教訓は常に存在する。顧客が驚かされる事態は許容できない。我々の焦点は可能な限り透明性を保つこと」と述べた。
第3段階の飛行試験には、現在ドバイで展示中の777-9開発機「WH001」が参加する。展示会で本誌の取材に応じたWH001主任操縦士ヘザー・ロスは「次の試験パッケージに移行する。上昇離脱試験に加え、安定性・操縦性試験を実施する」と語った。
「特定の試験セットに対応するため、機体には更新作業が必要となる」と彼女は付け加えた。更新の大半は、機体のフライ・バイ・ワイヤ飛行制御システム向け、ほぼ最終版に近いソフトウェアのアップロードに関わるものだ。
カリフォーニア州エドワーズ空軍基地で最近数週間にわたり実施された離陸性能認証試験に参加したロスは、ベースラインの777-9について「操縦性と性能は非常に優れている」と語る。
「微調整が必要な点や、さらなる分析の結果で発見されるかもしれない些細な問題はあるが、実際のところ操縦性の観点から言えば、この機体は本当に優れている」。■
ガイ・ノリス
ガイは『エイビエーション・ウィーク』誌のシニアエディターで、技術と推進システムを担当している。コロラドスプリングスを拠点とする。
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Guy Norris November 16, 2025
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