アメリカン航空の初のA321XLR海外投入はJFK-エディンバラ線(Aviation Week)
クレジット:アメリカン航空
アメリカンエアラインズは、エアバスA321XLRの初の国際路線に投入として、2026年3月よりニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)とエディンバラ空港(EDI)間の運航を開始する。
アメリカンは、納入遅延を経てこの長距離狭胴機が自社機材に加わったと発表した。同社はA321XLRを50機発注。同社は7月、エアバスから初号機を受領したと明らかにしたが、「継続中の座席供給網の問題」を解決するため、同機は欧州に留まる必要があったと説明していた。
ダラス・フォートワースが拠点の同社は、最大航続距離4,700海里(5,400マイル)の同機を、まずJFKとロサンゼルス国際空港(LAX)間の路線で運用する。A321XLRは12月18日から2026年3月までJFK-LAX路線に投入される。
アメリカンは2026年3月8日より、JFKとスコットランドの首都エディンバラ間のA321XLR運航を開始する。距離2,800海里(3,200マイル)超の同路線では、2026年10月24日まで季節便として運航する。
「追加のA321XLR機を受領するにつれ、大陸横断路線及び国際路線に投入する」と同社は述べた。
ジェットブルーは、OAGスケジュールアナライザーのデータによれば、終了したばかりの夏季スケジュール期間中、JFKとEDI間の季節便を運航していた。デルタエアラインズは現在同路線を運航中だが、2026年1月と2月に運休し、3月に再開する予定だ。
アメリカンのA321XLRは155席構成となる。内訳はビジネスクラス20席、プレミアムエコノミー12席、エコノミー123席だ。エアバスによれば、同機は全席エコノミー構成時で最大244席を搭載可能である。
アメリカン航空は2025年夏季スケジュールで、フィラデルフィア国際空港(PHL)とEDI間の季節路線をA321neoで運航した。同社は2026年冬季スケジュールにおいて、3月28日からPHL-EDI路線の運航を再開すると発表した。
同社は9月、A321neo機でPHLとEDI間を乗客なしのパイロット訓練飛行を42回実施した。これにより、国内線用ナローボディ機に慣れた操縦室乗務員が北大西洋横断のA321XLR運航に備えている。
アメリカンはA321XLRを導入する初の米国航空会社となる。■
American Airlines’ First A321XLR Overseas Route To Be JFK-Edinburgh
Aaron Karp October 31, 2025
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