日本航空がボーイング737 MAX8 17機とエアバスA321neo 11機を発注―うちMAX8は737-800の、A321neoは767の後継機材の位置づけだ

 JAL 737 MAX Rendering

Image: Japan Airlines



日本航空は、ボーイング737 MAX 8発注を追加し、国内線機材の近代化を支援する。今回の購入でボーイング737 MAX 8の発注は40機近くに達し、737ファミリー旧型機と置き換える。エアバスA321neoの11機とともに、日本航空の国内線機材に新鮮さを与える。


既存の発注分に追加

2023年3月、ボーイングが次世代ジェット機737 MAXの発注に関し日本航空との契約に近づいているという噂が流れ始めた。日本のフラッグ・キャリアはすでに、単通路ファミリーの一世代前のモデルである737-800を大規模かつ長期的に運航しており、MAXがその後継機であることは明らかだった。

 その時点では、JALのボーイング737 MAX 8へのコミットメントは21機発注にのぼり、就航は2026年とされていた。しかしさらに17機を購入し、同型機の総注文数を38機としたことを明らかにした。同社は「主に国内線に就航中のボーイング737-800型単通路機の後継機となる」と確認した。


 ch-aviationが発表したデータによると、同社による737 MAX 8の発注総数は38機となり、現在保有する737-800型機の45機に近づく。環境面では、日本航空は「より燃費の良い航空機にアップグレードすることで、CO2排出量をさらに削減し、より持続可能な未来に貢献することを約束します」と付け加えている。


日本航空の既存のボーイング737型機

日本航空が現在保有する45機のボーイング737-800ナローボディ・ツインジェットは、平均機齢14.9年と古い機体である。これは、日本のフラッグ・キャリアが保有するフリート全体の平均機齢10年を大きく上回っており、ボーイング737-800より平均機齢が高いのは、老朽化した767-300ER型機と777-300ER型機のワイドボディ(18.2年と17.9年)だけだ。

 日本航空の737-800は現在、主に国内線に配備されている。これは、航空分析会社であるCiriumが公開している現在のスケジューリングデータからも明らかで、2025年4月現在、同社が同型機で運行している国際線はわずか176便で、中国と台湾に就航している。一方、2025年4月にボーイング737-800で運航される国内線は、合計約6,764便にのぼる。

 aeroLOPAによると、日本航空のボーイング737-800型機の国際線は、ビジネスクラスが4列シートで12席、エコノミークラスが132席となっている。国内線では、ビジネスクラスが20席(5人掛け)、エコノミークラスが145席と、密度が高くなっている。


エアバスA321neoも導入

JALは2026年度に737 MAXの導入を開始する予定だが、JALの国内線および短距離路線の機材を近代化するナローボディはこれだけではない。JALは本日、2028年度からエアバスA321neoを11機導入すると説明した。これらは東京羽田空港(HND)で運行中のボーイング767の後継機となる。

 ボーイング737 MAX 8とエアバスA321neoの導入は、日本航空の機材近代化プログラムの一環であり、同社の説明によれば「約90機の新機材導入で成長をサポートする」ものである。同社は、エアバスA350およびボーイング787ワイドボディ機も発注中であり、「需給に見合った機材更新は収益性をさらに高める」と付け加えている。■



Japan Airlines Plans Order For 17 Boeing 737 MAX 8s & 11 Airbus A321neos

By 

Jake Hardiman


https://simpleflying.com/japan-airlines-order-17-boeing-737-max-8-11-airbus-a321neo/


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