Credit: Rob Finlayson
キャセイパシフィック航空は、9月2日の運行取りやめ便の発生をきっかけとした予定外の点検の結果、問題のあるエンジン部品の交換が必要なエアバスA350型機を15機確認した。
同社によると、現在A350型機の点検を終え、影響を受けた15機のうち3機は交換と修理のプロセスを完了しているという。残りの機材は9月7日までに運航を再開する予定だという。
この問題は、9月2日未明にチューリッヒ行きA350-1000型機が離陸して直後に香港に戻り確認された。 キャセイは同日、保有するA350型機全48機の点検を開始し、その後、-900型機と-1000型機の両方が影響を受けていることが判明した。 キャセイはこの部品が何であるかはまだ明らかにしていないが、ブルームバーグは匿名情報筋の話として、この問題は変形または劣化したフレキシブル燃料ラインに関連していると伝えている。本誌はキャセイ航空にコメントを求めている。
キャセイ航空は、ロールス・ロイスのトレントXWB-84エンジンを搭載したA350-900型機を30機、トレントXWB-97エンジンを搭載したA350-1000型機を18機保有。
同航空は当初、9月3日までの往復便24便をキャンセルした。 最新の更新では、9月4日にさらに10便をキャンセルしたが、長距離便の運行には影響はないとしている。
キャセイ航空は、問題を航空機およびエンジンメーカー、規制当局に直ちに知らせたと強調している。 ロールス・ロイスは9月2日、この事故を認識していることを確認し、問題の機体はトレントXWB-97エンジンを搭載していたと明らかにし、キャセイ、エアバス、関係当局と協力し、調査を支援していると述べた。 9月3日の更新で同社は、「ICAO付属書13に基づき、香港の関係当局が調査を開始した。しかしながら、ロールス・ロイスは、キャセイ航空がスペアパーツを確保しており、修理のためにエンジンを換装することが可能であるとコメントしていることを強調している。
現在、世界中で526機の-900と86機の-1000が運航されている。A350を運航している他の主要航空会社は、本誌に対し、保有機を点検しているが、同様の問題はまだ見つかっていないと述べている。■
Cathay Pacific Undertakes Engine Component Replacement On 15 A350s
Adrian Schofield Jens Flottau September 03, 2024
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