Photo: Delta Air Lines
8月下旬にユナイテッドエアラインズが加わるまで、中国東方航空が両都市を結ぶ唯一の航空会社となる
概要
需要低迷を理由にデルタはロサンゼルス-上海直行便を廃止した
デルタのシアトルおよびデトロイトから上海直行便に影響はない
ロサンゼルス-中国市場にその他エアラインが残るが、存在感でユナイテッドがデルタを上回る
デルタエアラインズのロサンゼルス-上海直行便利用を期待していた向きは、悲しい失望を味わうことになるだろう。イシュリオン・アビエーションIshrion Aviationによると、スカイチーム加盟のデルタは同路線の運航を正式に中止したという。しかし、デトロイトとシアトルから上海への直行便はそのままだ。
COVID-19以前、デルタはロサンゼルス国際空港(LAX)と上海浦東国際空港(PVG)を結ぶ直行便を運航していた。しかし、パンデミック後の雪解けと政治的緊張により、中米間の需要は低迷したままで、キャパシティは2019年当時の一部にとどまっている。
昨年デルタは、今年3月に同路線を再就航すると発表した。しかし、7月、10月と何度も延期され、デルタは計画を完全に断念したようだ。本誌シンプル・フライングはデルタ航空に詳細を問い合わせているが、回答は得られていない。
シアトルとデトロイトは残る
LA便が運休となる一方で、ワシントン州シアトルとミシガン州デトロイトからのデルタ直行便は引き続き運行が予定されている。デルタで最北西のハブ空港であるシアトル・タコマ国際空港(SEA)からは、エアバスA330-900neoを使用し、上海へ毎日運航している。DL281便はシアトルを11:15に出発し、上海には翌日の15:15に到着する。ブロックタイムは13時間。DL282便は上海を17:30に出発、夜行便でシアトルには同日13:55に到着。ブロックタイムは11時間25分。
シアトル便を補完するデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(DTW)便は、A350-900型機で週3便上海に就航しており、フライト時間は以下の通り:
DL389便はデトロイトを10:10に出発し、上海には翌日の13:45に到着する。ブロックタイムは15時間25分。
DL388便は15:45に上海を出発し、同日18:00にデトロイトに到着。
LAからの他の選択肢
デルタがロサンゼルス発の運行を断念したが、ロサンゼルス-中国(および香港)市場に就航する他の航空会社は豊富に残っている:
デルタがロサンゼルス=上海線を取りやめたことで、ユナイテッドはロサンゼルスで強力な存在感を示すことになった。ユナイテッドは現在、米国の大手航空会社3社の中で最も多くの長距離国際路線を運航しており、現在、香港、ロンドン・ヒースロー空港、メルボルン、シドニー、東京(羽田と成田)に通年運航しており、ロサンゼルス空港からはオークランドとブリスベンにも季節運航している。
一方、デルタはパリ、シドニー、東京(羽田)に通年運航している。オークランド、ブリスベン、パペーテは季節運航。
Delta Air Lines Drops Los Angeles-Shanghai Route From Its Schedule
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