クレジット：タイ国際航空
タイエアウェイズの機材更新第一弾のエアバスA321neoが納入された
シンプル・フライング
アーロン・ベイリー
タイ国際航空は、エアバスのハンブルク・フィンケンヴェルダー空港からドバイ経由でフェリー飛行した初のエアバスA321neoを迎えた。この機体はクリスマス前夜（12月24日）にバンコクに着陸し、早いクリスマスプレゼントとなった。この機体は、タイの国営航空会社の機材近代化で次の段階を象徴するものである。
登録記号HS-TOA（製造番号12942）のエアバスA321neoは、アイルランドの航空機リース会社エアキャップとのリース契約により、タイ国際航空が運航する同型機10機で最初の1機となる。残る9機は2028年まで段階的に納入される予定で、2号機は新年早々に到着する見込みだ。
温かい歓迎
初号機はドイツからアラブ首長国連邦経由でタイへ到着後、バンコク・スワンナプーム空港（BKK）に着陸。伝統的なウォーターカーペットで歓迎された。エアキャップ経由のリース機は、同社の機材近代化計画を支えると同時に、国内競合他社に対する競争力強化にも寄与する。
新型機材は、同社が保有する旧型A320-200型機（ch-aviationによれば20機を運航）の代替となる見込みだ。タイ国際航空はエアバスと直接発注契約は結んでいないが、リース会社経由の契約により最大32機の新規航空機を導入予定で、その中にはエアキャップ経由のA321neo10機も含まれる。
1月から路線投入
タイ国際航空は、この新機体を1月中旬に路線運航に投入する見込みだ。同社のFacebook投稿によると、最初の路線は2026年1月22日にバンコク＝シンガポール・チャンギ空港線となる予定だという。この機体が就航するその他の路線としては、プーケット国際空港やデリー・インディラ・ガンディー国際空港などが予定されている。
同機には、タイ王室から「Boworrangsee」という名が付与された。「伝統的な色」あるいは「王室の色」を意味する。命名式には、タイ航空のラヴァロン・センニット会長をはじめ経営陣が出席した。
この新しい航空機は、航空会社の燃料効率を改善し、CO2排出量を20%削減すると見込まれている。この新型機は、航空会社の収益向上に貢献するだけでなく、地域路線や短距離国際路線における乗客の体験も向上させるだろう。
機内での体験
クレジット：タイ国際航空
新型A321neoの乗客は、フルフラット式ビジネスクラスとモダンなRECAROエコノミークラス座席を備えた機内で、より上質な体験を楽しめる。ワイドボディ機並みの客室仕様がナローボディ機にも導入される。最新のLED照明と現代的なインテリアデザインが、タイ国際航空のブランドイメージを一層近代的に演出する。
2クラス構成の機内では、前方16席にロイヤルシルクビジネスクラスが配置される。リクライニング可能な階段状配置の「王座スタイル」シートはプライバシーを確保し、荷物・足元・快適性のため追加スペースを提供する。エコノミークラスには最新世代のレカロシートを導入。人間工学に基づいた改良設計に加え、個人用IFEスクリーンと調整可能なヘッドレストを備える。新キャビンの追加機能として、大型化されたエアスペースXLオーバーヘッドストレージと機内全域に設置されたUSB充電ポートが挙げられる。
タイ国際航空（正式名称：Thai Airways International plc）はタイの国営航空会社であり、1961年にスカンジナビア航空（SAS）との合弁事業として設立された。同社は世界最大の航空連合スターアライアンスの創設メンバーで、バンコク（BKK）ハブを拠点に国内外の充実した路線網を運航している。同社の重点都市にはプーケットとチェンマイが含まれる。
現在約80機の航空機を保有し、51の国際線と10の国内線就航地を運航している。2020年代末までに最大143機まで機材を増強する計画だ。現在運航中の機体には、A320-200、A330-300、A350-900、ボーイング777-200ER、777-300ER、787-8、787-9が含まれる。発注済みの機体にはA321neo、787-9、787-10が含まれる。
This Southeast Asian Airline Just Celebrated Its First Airbus A321neo Delivery
Simple Flying
Aaron Bailey
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Published 1 day ago
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