フライドバイがエアバスと初の購入契約でA321neo 150機を発注(Aviation Week)
イェンス・フロタウ 2025年11月18日
フライドバイ会長 シェイク・アハメド・ビン・サイード・アル・マクトゥームとエアバス商用機部門CEO クリスチャン・シェラー。
クレジット:ビリーピックス
ドバイ発―フライドバイは、ボーイング機のみの機体戦略から転換し、エアバスA321neoを150機発注する決定を下した。
この契約は覚書であり、11月18日にドバイ航空ショーで発表された。フライドバイの姉妹航空会社であるエミレイツがボーイング777-9を追加選択したものの、当面はA350の追加注文を見送った後、同首長国におけるエアバスの大きな勝利を意味する。
エイビエーション・ウィーク・ネットワークのフリート・ディスカバリー・データベースによれば、フライドバイは現在97機の737(MAXと-800の混合)を運航中だ。同航空会社は116機のMAXと30機の787-9(初のワイドボディ機)を発注済みで、これらはGEnxエンジンを搭載することが確定している。
フライドバイのシェイク・アハメド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム会長は、この発注が2008年の創業以来5度目であり、長期的な拡張計画を支えると述べた。
エアバスの営業責任者ブノワ・ド・サンテグジュペリによれば、最初のA321neoは2031年に同社へ納入される。これは2032年に予定されているドバイ・ワールド・セントラル(DWC)空港の大規模拡張の1年前にあたる。
アル・マクトゥーム会長は「今回のエアバス発注により、フライドバイは世界最大の空港を目指すドバイ・ワールド・セントラル拡張計画の成功に重要な役割を果たせる」と述べた。
A321neoのどの機種を選択するかについての交渉は、今後数週間にわたって継続されるという。フライドバイは基本型A321neo、A321LR、A321XLRの中から柔軟に選択できる。エンジンタイプはまだ選定されていない。
今回のフライドバイの発注は、アラブ首長国連邦におけるA320neoファミリーの普及をさらに促進する。アブダビを拠点とするエティハドはA321LRを受領済みだ。同社の直接発注分は合計20機のA321neoで、10月末時点でリース会社から12機を運用している。シャルジャに本拠を置くエアアラビアは、合計120機のエアバスA320neo(うち50機がA320neoおよびXLR)の受領を開始している。■
ドイツ・フランクフルトを拠点とするイェンスは、エグゼクティブエディターとして、アビエーションウィークネットワークの民間航空分野を担当するグローバル記者チームを統括している。
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Jens Flottau November 18, 2025
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