アメリカンエアラインズ、通期売上高が過去最高の530億ドルに
アメリカン航空は、運航実績の向上と2023年までの需要の持続により、当初の市場予測を上回る結果を得た
概要
四半期収益が1%減少したが、530億ドル(約7.8兆円)の収益で記録的な通年決算となった
純利益は、運航経費の急増により97.6%減の1,900万ドルとなった
アメリカン航空は2023年に負債32億ドルを削減し、2024年の第1四半期の業績は低迷するものの、通期見通しは楽観的に予測している
好調な第4四半期に続き、レガシーキャリアのアメリカンエアラインズは、売上高530億ドルという記録的な年末決算を記録した。
財務内容
四半期収益は2022年の同時期と比べ約1%縮小し、貨物が34.1%縮小したにもかかわらず、前年同期比の営業収益は2022年から2023年にかけて約8%増加した。
収入の急増にもかかわらず、第4四半期の運航経費の急増は、同航空会社の純利益を97.6%減の1,900万ドルに引き下げた。燃料価格と税金の7.7%減は、ボーナスと給与の15.3%増、整備と修理の19.1%増、賃貸料と着陸料の10%増で吸収された。アメリカンのメインライン従業員数は1.2%増の103,200人、リージョナルサービスは過去12ヶ月で4.3%増の28,900人となった。
全体的なキャパシティ、利用可能座席数、ロードファクターの増加により、年末での純利益は8億2200万ドルに増加した。運航信頼性は引き続き高く、2023年までアメリカンとパートナーにより約200万便が運航され、ロードファクターは平均83.5%であった。
運航目標数項目を達成する一方で、アメリカンは2023年までに負債を32億ドル削減し、2025年の負債削減目標の75%を達成した。
木曜日の発表で、ロバート・アイゾムRobert Isom CEOは、運航が強化される中、2023年までの業績を指摘した。アイゾムCEOは次のように説明した、
「当社のネットワークとトラベル・リワード・プログラムの強さ、若く簡素化された機材、運航の信頼性、そして卓越したチームによって支えられています。今後とも、お客様に信頼性の高い運航をお届けし、さらに効率的な航空会社を構築するために事業の再構築に注力してまいります」。
2024年以降の展望
2024年の第1四半期は低調に推移する見込みで、搭乗率は8.5%上昇する一方、1株当たりの調整後損失は0.15ドルから0.35ドルになると予想されている。だが通期の見通しは著しく楽観的で、調整後の一株当たり利益は2.25ドルから3.25ドルの間となる。旅客需要は2024年まで持続すると予想されている。
2024年に入り、ボーイング737 MAXプログラムの生産で制限となる連邦航空局(FAA)の決定を受けて、アメリカンは短・中距離路線での運航に制約を受ける可能性がある。アメリカンは現在、71機の737 MAX 8を発注しており、今年納入されるのは少なくとも20機と予想されている。ロイターの取材に応じたアメリカンのCFOデボン・メイ Devon Mayは、FAAの生産命令は納入に「ささやかな」影響を与える見込みだと述べた。
アメリカンは、将来のナローボディ機の発注先としてボーイングを候補に挙げているが、エアバスやエンブラエルの可能性も視野に入れている。
しかし、アイゾムCEOはボーイングが現在も抱えている問題に批判的だ。今週初め、イソムCEOは同社の品質管理に関する問題を「受けいれがたい」と非難し、ボーイングの責任を追及するつもりだと述べた。■
American Airlines Scores Record Full Year Revenue Of $53 Billion
BY
https://simpleflying.com/american-airlines-full-year-revenue-2023-53-billion-dollars/
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