Photo: ADB Safegate
スリランカでは深刻な燃料不足のため、外国航空会社にあらかじめ準備するよう通知している。
スリランカの経済危機は、燃料供給に深刻な打撃を与え、同国はすべての外国航空会社に対し、復路分の燃料を搭載するよう要請している。航空業界以外にも、同国の他のほぼあらゆる分野に燃料不足の影響が出ていることを受けての通告だ。
スリランカ民間航空局は、国際線運航各社に対し、コロンボに出発する前に燃料を満タンにするよう要請した。復路分の燃料を確保するためだ。
Simple Flyingは最近、国営航空会社スリランカ航空が、ヨーロッパとオーストラリアへの長距離便の一部で、燃料の必要量を満たすために南インドへ迂回を余儀なくされている様子を報じた。他の航空会社も、今後は独自に手配しなければならないようだ。
スリランカ民間航空局のレイハン・ワニアッパ局長はブルームバーグ取材に応じ、このような状況を説明した。
「航空燃料が不足しており、状況を管理する必要があるため、航空会社にスリランカへの運航時に必要な燃料を携行するよう要請した。航空会社は一定の追加物資を持ち込んでいるが、こちらも在庫から供給している」。
スリランカに就航する航空会社には選択肢は2つある。復路分の燃料をタンクに入れて出発するか、第3国に立ち寄り燃料補給するかだ。ブルームバーグの報道によると、エミレイツはドバイから燃料をタンカー輸送し、シンガポール航空もスリランカへのフライトで必要量以上の燃料を搭載している。
残念ながらスリランカ航空には、その選択肢はない。長距離便の一部では、ティルヴァナンタプラムやチェンナイといった南インドの都市、あるいはドバイを給油先に選択している。
情報筋によると、スリランカ航空はチェンナイよりもティルヴァナンタプラムの方がフライト時間が短く、燃料費も若干安いため、同地を好んで利用している。スリランカ航空はメルボルン便とフランクフル便の給油に同市を使用しており、さらに4便が同市に立ち寄る。
スリランカは、石油製品を購入する資金繰りに苦労している。同国では、電力など基本的な生活必需品が不足し、大規模インフレに直面している。航空機燃料は優先順位が低いようだ。
しかし、コロンボ空港を運営するAirport and Aviation ServicesのG.A. Chandrasiri会長は、「空港や航空会社のオペレーションに影響はない」「単なる予防措置だ」と言い切っている。
それでも航空会社には、コロンボでの燃料関連の遅延を避けるため、慎重な行動が勧告されている。■
Airlines Flying To Sri Lanka Asked To Carry Extra Fuel
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