インドが入国時の制限を大幅緩和したのは朗報。(が、条件をよく読む必要があります)

 


次回インド入国時に検査も隔離も不要となっている(はず)。


Photo: Getty



ミクロン変種が勢いを失い、各国政府は国境を超えた移動の制限撤廃に向かっている。先週はヨーロッパでワクチンの完全摂取者に隔離措置を撤廃する前向きな姿勢が見えた。今度はインド政府が入国時の各種制限を撤廃し、また一歩正常に近づく姿勢を示している。




現行のルールではインド入国に際し乗客全員が出発72時間以内の陰性検査記録を求められる。更に「リスクあり」各国からの到着客は別途検査を空港で行い、その後7日間の自宅隔離期間をした後に、8日目に再度検査を行う。


インド健康家庭福祉省の新ガイドラインでは、国際線到着客への出国前陰性証明は不要となる。さらに「リスクあり」国リストは廃止し、到着時の検査も不要となった。とはいえ、到着時に2%を無作為でサンプル採取の協力を空港で求める。


7日間の隔離義務扱いにかわり、インド入国後14日間の「自己記録」を求める。インド渡航に先立ち、インド政府のAir Suvidhaオンラインポータルで自己申告が必要で、個人情報の詳細を求め、乗客に陽性感染者がその後見つかった場合の追跡連絡用に活用する。


新しい措置で利用客はインド入国が楽になる。新措置の発効は2月14日インド標準時の00:01 以降となる。


新措置は航空業界にとって歓迎すべき内容だが、一つ問題が残る。「ワクチン接種を予定通り完全に終えた」場合に限りの例外措置となっていることだ。言い換えれば、承認済みコロナウィルスワクチンの接種を2回終えているものを指す。ここにややこしい問題がある。


インドは各国のワクチン接種済み証明を承認していない。またインドの証明書も各国で承認を受けていない。このため、インド政府が認める証明書はインドが相互認証している国のものに限られるか、インド政府が隔離措置は不要と認める国のものに限られる。この証明書承認扱いはUSA、UK、オーストラリア、カナダ、カタール、サウジアラビアなど82カ国に及ぶリストとなっている。


他方でインドの民間航空当局、民間航空総局 (DGCA)は国際民間航空の定期運行禁止措置を2月28日まで延長しており、インドがバブル協定を結んだ25カ国には運行を許可している。■


India Scraps Quarantine And Testing Rules For The Vaccinated


BY DEVANSH MEHTA

PUBLISHED 4 HOURS AGO

Planning on travelling to India soon? Chances are you may not have to take a test or even undergo a government mandated quarantine.



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